ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

ふたたび再度山へ 4

2014年11月18日 21時32分20秒 | ウォーキング

大竜寺を折り返して下山を始めてから
最初に到着するのが、
善助茶屋跡にあるという





「毎日登山発祥の地」の石碑です。



六甲は最初にも書いたように、
都会の裏山がすぐに深い山になっているので、
昔神戸に居留していた外国人達が
ハイキングやレクリエーションをよく楽しんでいて、
それを見た日本人たちが
毎日登るようになり、
ここにあったという善助茶屋に集ったそうです。

そんなところから、
再度山は毎日登山の発祥の地といわれ、
先ほど訪ねた大竜寺には、
1万回の登山を達成した人の名前を刻んだ
石碑などもありました。



大阪でいうところの「金剛登山」のように
親しまれている山というわけですね。

と、このあたりで、知り合いから電話が入りました。
見るとアンテナがわずかにひとつ灯っている状況なので
かけ直してもなかなかつながらず、
仕方なくメールを送ることにしたのですが、
危うく右の急斜面に落ちるところでした。



街中に限らず、山中のがけ道での
歩きスマホはやめましょう。

木陰の気持ちいい道や



木の根っこ道をルンルンと歩いていると、



後から突然「すみませ~ん」と抜いていく若人がいました。

見ると、自転車を担いでいました。



瞬間的でしたが、チェックしましたぜ。
ドロップハンドルのロードタイプで
フロントフォークはやけにまっすぐ。
ペダルにビンディングはついてなさそうでした。
タイヤも若干太く、30mm程度あるようでした。
マウンテンでもなくロードでもなく、
どんな名前のカテゴリーに入るのか、
その辺の動向は良く知りません。

さすがに木の根道は乗りにくいと見え、
コル部に降りたところで
さっそうとまたがって走り去っていきました。



う~ん楽しそうですねえ。

道はドライブウェイを横切って
縫うように続きます。



登山地図で見ても、このあたりは
道が網の目のように敷かれているので
かえって迷いやしないかと
少々不安でしたが、
標識がしっかりしているので
地名の位置関係さえ把握しておけば
まず迷うことはないでしょう。

あ、そうそうここまで書き忘れましたが、
道の両側は登り始めから
下りきる直前までずっと
イノシシの痕跡がありました。



神於山よりイノシシ密度は濃いようです。

最近、神戸ではイノシシ被害が増えている
ということも聞きます。

注意しましょう。

それにしても、道の両側は見事なヌタ場。
歩くところが硬いから掘り起こさないのか、
それとも人が歩いて固まるのか、
トレースまでは破壊されていないようだったのは
どっちなのでしょう?



イノシシの親戚のジダンが教えてくれるでしょう。

山道を下っていたら、
目の前の森の向こうを
何か大きなものが横切っていきました。



敵機襲来・・・ではありません。

布引のロープウェイでした。

そんなゴンドラの下をくぐり、



なおもどんどん下りていくと
いつの間にか、さっきまで眼下に見えていた
ビルの方が高くなっていました。

こんな都会と自然が隣接するのも珍しい光景です。
他にはあまりないと思います。

下りきってから再び布引渓谷をさかのぼり、



折角なので布引の滝を見に行きました。

そこで見たものは「滝に挑むカマキリ」。



ちょっと面白い写真が撮れました。


この滝も親父に連れられてきた記憶が
うっすらと残っています。
半世紀前かもしれません。

このあたりで雨がぱらつき始めたので
慌てて街へ下山し、
あらかじめジダン情報で仕入れておいた
銭湯で汗を流し、



三宮の駅前でちょっと一杯ひっかけて
帰路についたdoiron一行なのでした。
そのコースがこれ



今回、あらためて神戸と六甲の関係が、
都会のすぐ脇の深い自然という関係にあることを
強く感じました。
それだけに整備された道も多く、
歩きやすい山やなあというのが感想です。

親父と歩いた頃とは
ずいぶん変わったんだと思いますが、
親父の痕跡との出会いに期待して、
また出かけてみようと思った山行でした。

終り


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なーるほど (doiron)
2014-11-20 21:29:56
食パンの耳は食べずに
中だけ食べるみたいなもんやな
返信する
イノシシの親戚 (ジダン)
2014-11-20 13:42:22
単純に、硬いところを掘り返すより、軟らかい土を掘る方が楽で、効率がよいからだと思います。
返信する

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