レモンアイスを食べた後、
高台からの尾道の景色を楽しみます。
真ん中に見えているのがJRの線路で、
これより海側が埋め立てられた
エリアで住宅が並んでいます。
こういう狭い地域にいろんな
役割が振り分けられ、
尾道は元気に生きているわけですねえ。
少し上の方には
尾道市立美術館がありますね。
調べてみるとコレクションの中に
平田玉薀の絵なんかもあるようですが、
ここまで回っていく時間はなさそうです。
あ、ここにこういう
ハートマークの恋人の聖地
なんてありましたよ。
写真をとっておきましょう。
こういうシーンでシャッターを頼むのは
ちょっと恥ずかしいですなあ。
さあではここから千光寺の方に
向けて下って行きましょう。
途中の山道には「文学の小道」
なんてのがありますよ。
あちこちにある岩場に
文学者の歌なんかが刻まれています。
まああまり知らない人も多かったですけど、
林芙美子の石なんかもありましたよ。
とまあそうしているうちに、
千光寺の上部にたどりつきます。
ここへきて最初に目立つのが
こういう大きな岩で、
てっぺんに丸い石の玉が
置かれています。
実は昔この石に光る丸い球があり、
それが尾道の町の上に
輝いていたのですが、
その石が何者かに盗まれたので
今はこんな風に人口の玉が
置かれています。
そういう石をまねたのか、
山を下りてくるときに、
石に丸を彫ったこんな石も
ありましたねえ。
尾道の町をしたから見上げると、
山手にこんな石が
あちこちに露出しており
修行も盛んでありましたし、
ここ尾道には海の他、中国地方内地の
「太田の庄」の物品を取り扱い
豪商といわれる人が多くいました。
その人らが多くの神社仏閣を
作っていったという
過去があるからここの山には
神社仏閣が多いのです。
尾道は今も、山陽道としまなみ海道
という交通路の要衝であり、
今も「瀬戸内の十字路」と
いわれているように、
物の流れ、多くの豪商の存在が
こういう町にしていったのですねえ。
千光寺は、先ほど行った岩にある
丸い石の光が千年も続くように
という感じでこの名前になったそうです。
大きな岩の根元には
お守りなどを扱っているところがあり、
そこのおばさんがとても元気でしたねえ。
「ブラタモリでも岩のことを
言ってました」みたいなセリフを
大声で唱えてはりましたねえ。
お参りをしつつ、
徐々に下がっていきますと、
ここに「奇岩三重岩」というのがあり、
そこに鎖でのぼる道がありました。
「石鎚山鎖修行」と
書かれてあります。
登る人は自己責任で
修行料100円を入れて登ってください。
と書かれてあります。
スポーツクライミングの原点ですな。
みている限り、じゃあ登っていってみよう
という人はいませんでしたねえ。
doironもちょっとねえ、
置いときましょう。
ケガしてもシャレになりませんし。
この千光寺でもう一つみたいなあ
と思っていたのが「ポンポン岩」です。
この岩は千光寺周辺の
第2の巨岩といわれており、
「鼓岩」と名付けられています。
岩の上にゴムの槌が置かれており
それで岩をたたくと「ポンポン」と
音がするそうです。
ここに行きたいなあと思いつつ
降りていきましたが、
場所がわからなくなりました。
掃除のおっちゃんに聞くと、
「ああここへ来たら降りすぎやなあ。
よっしゃあ、そしたら近道を開けてやろう」
と言って、小さなお堂の裏に行き
そこにあるフェンスの鍵を
開けてくれました。
「ここをずっと上がっていったら早いで」
と案内してくれましたねえ。
doironの学者風雰囲気が
彼を圧倒したようですねえ。
草だらけの道をエッチらおっちら
上がっていき、広い道に出て
しばらく行くと、おお~ありました。
ここがポンポン岩です。
では石の上で音を鳴らしているところを、
観光客に依頼して撮影です。
続く