ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

四国巡礼八十一番白峯寺

2016年09月14日 21時04分26秒 | ウォーキング

この一寺お参りが終わるころには、
雨もすっかり上がるどころか、
時折薄日もさしてくる始末。

気温もぐんぐん上がってきます。

この先長靴でブカブカ音を
立てながらお寺を歩き回るのも
不細工ですが、
ほかの靴は持ってなかったので
仕方がありません。



これもまたお参りの一つです。

他人にどう思われようが自分は自分。
しっかりとお参りしていきましょう。

でもまあバスの中では、
輪袈裟を外し
長靴をスリッパみたいな
草履に履き替えますけどね。

次のお寺は、第81番白峯寺です。

先ほどのお寺は5色台の
青峰にありましたが、
今回の白峯寺は、「白峰」にあります。
文字通りですねえ。

空海がこの白峰に
堂宇を建立したのが
この寺の始まりとされています。

その後、
この寺がよく知られるようになったのが、
智証大使が瀬戸内海の霊木で
掘った千手観世音を本尊としています。

うひゃー、大津川の霊木で
千足観世音を作らなきゃ

バスで白峰を登っていきますと、
途中に右手に、二基の
十三重の石塔があります。

これが、保元の乱で敗れ
この地にやってきて、
その後、都に帰ることなく
この白峰山で荼毘に付された
崇徳上皇の供養碑です。

この天皇に関するお寺は
この後にも出てきますが、
ここはその終末の地ということで、
こんな石塔がたてられているようです。

写真に撮りたかったけどね~。
バスの止まったのは
その少し先なので
近寄ることができませんでした。

まあ、こういう目はこうしてツアーで
行動しているとこれから先も
よくあるでしょうねえ。
我慢しなければ、他の乗客に
迷惑をかけてしまいます。

でも、バスの止まったところには
こういう道の案内板がありました。



この道は「西行の道」と言われています。
入口からこの出口までの間に
崇徳上皇の悲しみをうたった、
いろんな人の歌で
飾られているようです。

上からちらっと撮影しただけでも、



なんとなく言われ深そうな道に
見えましたね。

で、お寺に近づいていきますと、
屋根の5つある変わった山門が現れます。

これがこの寺の名物ということなので、
ここはこれを絵にしてみました。



古い瓦屋根が段々になった
高麗門形式の山門でした。
この絵を描くことで、
今回は屋根瓦の描き方を勉強しましたね。

でもなかなか絵は思うようになりませんね。

それに例えば、色の作り方、
平面の塗り方、緑のイキイキ感、
絵の略し方なんかも、
これから先もっと勉強しないと
いけませんねえ。

お寺に入っていく人の絵は、
あの背中に「南無大師遍照混合」の
白衣があるので助かります。

お寺参りは八十八カ所。
僕の写真詣でも八十八枚。
いやあ、いろんな形式の
詣でもあるもんですなあ。

本堂、太子堂でここでも
しっかりとお参りして、



いよいよお寺は八十番の
国分寺へと移っていきます。

今回もまだ二つ目のお寺ですが、
もうなんかすでに
お参り時の心の在り方が
変わってきているような気がします。

ブログを書くための観察、
絵を描くための種々検討とともに、
本堂、太子堂のお参り時には、
自然と穏やかに祈っている
という感じがしてきました。

納め札の裏に書いてある
祈願事項が無心の中に
湧き上がってくるようです。
そこにその時々のお参りごとを加えて
作法をつなげていきます。

慣れたといえば
そうなのかもしれませんが、
まあこれが数多くのお参りの
いいところなのかもしれません。

政治と宗教が重なって
様々な思いがこの寺にはこもっています。
勅額門の前のケヤキの高木は
「玉章木(たまずきのき)」
と言われています。

現在は2代目の木らしいですが、
この神社にある様々な思惑を
眺めて大きくなった木なんだそうです。

続く