ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

初秋の日曜日

2009年09月27日 21時12分51秒 | 最近の出来事

道具屋という落語がある。
ちょっと間の抜けた主人公が
古道具の露天販売の留守番を
任されるのだが、
店の主がその留守番に
あらかじめ
商品の説明をする。
その時にある品物を指して
「これは全然役に立たんものやけど
並べておいたらどこぞのアホが
買うていくやろ」と説明をする。
そんな説明をひととおり聞いて
店番を始めた、間抜け君。
まもなくその商品を買おうとしてる客に
「どこぞのアホが買うていくやろ
と思って並べてまんねん」と
主の言葉どおりに説明し、
客を怒らせる、みたいな話だ。

今日、午前中、地域の自治会で
チャリティで開いたフリーマーケットは
その「道具屋」の話を
地で行くような光景であった。

村の人が趣味で作っている
ひょうたんを並べ
「どこぞの物好きが買っていくやろ」
といってたら
本当に物好きな人が多く、
結構飛ぶように売れた。

その店に、知り合いが遊びにきて
「こんなひょうたん売れるか?」
と聞くので、
「世の中物好きな人が多いわ」と
誰かが答えていたら
まだそれを買って持ってる人が
店の周りにいたのだが
いっさいお構いなしだ。

まるで落語の「道具屋」やんけと
あとで、大笑いをしたぜ。

フリーマーケットではそのほか
村で植物園を営む
D井さんから提供していただいた
野菜苗も並べた。
「ブロッコリー」、「レタス」、「ミズナ」
「ムラサキキャベツ」、「カリフラワー」等々。
お客さんに、「これはどんな土で植えるの」と
聞かれたら、「畑の土みたいなやつで」と答えたり
「水はどれくらいあげたらいいの?」
という問いには
「毎日あげんでもいけまっせ」などと答える。

適当である

何の知識もない会社員が
さも百姓屋さんのような顔をして
答えてる様を見ながら
みんな必死で笑いをこらえたぜ。

陽気なフリーマーケットなのである。

そんな、明るさのおかげで
お店は結構にぎわったよ。
苗各種4つ100円の
小さな商売でも
半日で、3万円くらいの
チャリティ募金を集めることが出来ました。
お買い上げの皆さん
ありがとうごぜえました。

現代の「道具屋」大盛況でした。



午後イチには
来週の試験曳き
さ来週の本祭りを控えて
最終チェックともいうべき
だんじりのブレーキテスト。



だんじり新調以来
8年間ブレーキを踏み続けたが
2年前くらいから後輩に引継ぎ
最近はこのテストも
下から見ているのだ。
ちょっとサビシイ

うう

などと、感傷に浸ってはいられない。
ブレーキ制動時の
だんじりの挙動をじっくり確認。
よしよし、片効きはないようだ。
地面に残った、こまの削り跡のわだちで
こまの乾き具合、
ブレーキの効き具合も確認。

よしよし完璧だ。

そんな、今年のブレーキテスト。
講評すると、
ブレーキの調子は良かったが
曳き手の青年団の
スタミナに問題があることが
浮き彫りとなったぜ。
祭りまであと2週間。
しっかり走りこんで
いただかねばなるまいて。

そんな村の用事を
すべて終えたのが、午後二時。
すぐさまdoironは
チクリスタに変身だ。

昨日まで、腫れていた足が



今日は不思議にうそのように
痛みもすっかり消えている。
自分で言うのもなんだが
驚異の回復力だ。
(その割りに腰が治らんが・・・

この時期までバイクに乗るのは
あまり記憶がない。
初秋の山をガシガシ漕ぎながら
コオロギの合唱を聞く。
doironが巻き起こす風は
ススキの穂をなびかせ、
萩の花を揺らせた。

へへへ


晴れ渡る秋空の下の
初秋の日曜日。
今日もしっかり
動き回ったdoironであった。