ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

痒い~

2009年09月14日 23時07分07秒 | 生活
虫へんに「文」とかいて「蚊」。
その羽音から出来た漢字なのだろうか。

この虫へんの漢字は面白い。
虫がつくくらいだから、
昆虫関係者の呼び名についていると思いきや、
およそ虫とは思えないような生き物にも
虫へんがついている。

蛙はまだしも
蛤、蛸なんてのは
どう見たって虫とは思えない。

虹というきれいな言葉も
なぜ虫なのかよくわからんところだ。

ま、それはさておき、
冒頭に述べた「蚊」。
このにっくき生き物の話だ。
「蚊」と一口に言っても、
日本には10種類以上の蚊がいるらしい。
(もっといるかも)
写真なんかでも
見ているだけで痒くなってくるから、
調べるのもイヤなんだな。
実はこれを書いているだけでも、
後頭部に蚊がとまってるんじゃないか、
とか
脚のふくらはぎで
血をチューチュー吸っているんではないか
という被害妄想に襲われたりして、
やたら頭や足を
ペチペチたたきながら
これを書いている次第である。

doironの知る限りでは、
身の回りにいる蚊は二種類だ。
黒白のシマシマのあるやぶ蚊と
普通の蚊。

近所の神社にいくと、
前者のやぶ蚊の大群が
おそろしく襲ってくる。
どうしても行くときには
虫除けをばっちり
かけていかないといけない。

家の周りに多いのは、
普通の蚊。
アカイエカたら
なんたら言う名前だったように思うのだが、
何もこんな奴に
名前なんぞつけてやる必要などないのである。

たった一文字

「か」

もうこれだけで十分なのだ。

なぜ、こんなに、
「か」を目の敵にしているかというと、
ここ二日間連続で、
夜中にめいっぱい刺されたのである。

その一日目。

夜中に脚が痒くて痒くて目が覚めた。
しかもよりによって膝の裏側などという
感じやすい場所だ。
患部を触ると、ぷっくり膨れてる。
もうこうなったら、
やっつけなくちゃ気がすまないってもんだ。

人の血を奪っておいて
のうのうと暮らしている
蚊など許しておいてはなるものか。

ましてや、人の血は
メスの蚊の圧倒的な栄養源となり、
卵となって
世の中に数十倍の数となって蘇るのだ。

未来の子孫たちに、
負の遺産を残してはいけない。
電気を点けて部屋を明るくし、
行方を探してみた。

doironの目も
このときばかりは
皿のように見開かれる。

そして、見~つけた!
障子紙の隅っこに、
おなかを真っ赤に膨らませて
とまっている。
そ~っと近づいて叩き潰してやろう
と思ったが、思いとどまった。
このまま叩けば
まるで時代劇のワンシーンのように、
障子にわしの血が飛び散るではないか。
仕方なく両手でパンとしてやろうと
そーっと近づいていたら、
敵も去るもの、
いち早く感づいて飛び立った。

普通ならもう見逃してしまうところだが、
悲しいかな
お腹が張り裂けんばかりに
血を吸った蚊はよたよたとしか飛べず、
いとも簡単に、
しとめることが出来た。
両手のひらが
返り血を浴びて血だらけになったぜ。
やれやれと
すぐさま電気を消して
眠りについたdoironだったが、
一度気合を込めた後だし、
まだまだ刺された部位がめちゃ痒いから、
寝付くのに一分近くもかかってしまった。

そして、二晩目。
昨夜の教訓から、
寝る前に部屋中を点検し、
寝床へ。
ところが夜中、
手の甲が痒くなって、
うわー湿疹がいよいよ症状を
表し始めたのかと思っていたら、
耳元で

「ぷ~ん」

がばっと飛び起き、
昨夜の再現だ。
しかも、同じところに、
同じようにお腹を
真っ赤に膨らませた蚊がとまっていた。
きっと昨日の蚊と、
よく似たDNAを持った蚊だったんだろう。
今度は、要領も心得ているから、
そーっとではなく
大胆に近づいていき、
よたよたと飛び立ったところを、

パン!

またしても返り血を浴びてしまった。
それにしても、
夜中に何をやってるんだか。
自分の姿を想像するとおかしくて、
二晩目には寝付くのに
2分もかかってしまったdoironだったよ。

蚊は刺したときに
血が固まらないように、
まず唾液を注入するらしい。
その唾液の残っている量で
痒さの度合いが変わるらしいが、
最後まで吸わせると、
血と一緒にその唾液も
ある程度吸い取ってしまうので、
痒みはましなんだそうだ。

途中で、やめられるのが
一番痒いパターンなんですね。
なので、吸血の最中にやっつけるときは、
手で叩き潰すと、唾液が残ってしまうので、
指で弾き飛ばすのがいいらしいのだが、
それは無理やな。

ほっぺたにたかっているとわかったときでも、
思いっきり自分にビンタをかましてしまう
doironなのだ。
まるで、取り組み前の高見盛みたいにね。

それにしても、
蚊もあんなに人を痒くしなければ、
血くらい
いくらでも吸わせてあげるし、
ましてや叩き潰されることもないだろうに、
なんて考えると、
蚊も人も因果な生き物じゃな。

二晩続きで襲われたので、
今夜は寝る前に、
キンチョ-ルで部屋の前処理を
しようと考えているdoironでした。

ん、でも、あれ?
足の指が痒いぞ~。
またしても刺されたのねん。