ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

初夏の京都

2007年05月28日 22時00分55秒 | 最近の出来事

京都に行ってきた。
やや汗ばむ陽気。
明るい日差し。
新緑もすっかり濃くなって
京都は初夏の風情でした。

三条あたりは
京都の中でも賑やかな方やね。
でも一歩中に入ると
白川の川幅一杯に
流れる水音と、
風に揺れる柳の葉ずれが
ささやきあっているのが聞こえてくる。



裏通りをこうして歩いていると、
観光都市ではない
京都の素顔に触れる気がするな。

白川からさらに東
山沿いに南下すると
知恩院が現われる。
大きな山門の前の
大石段は
あのブラピが
映画撮影した場所ではないか。



それともこのさらに奥の
石段やったかな。



まあ、とにかくこの石段で構成される
男坂を登りきると
左手に
大きな御影堂が姿を現す。



靴を脱いで
この御影道の周りの回廊を
ぐるっと歩いてみた。
折りしも、堂内では
読経の真っ最中。
心に沁みるような
お香のかおりが外まで漂ってくる中
人の足で磨り減って
節くれた廊下を歩いて
真裏に行くと
そこから集会堂に続く
渡り廊下が続いている。
その廊下は途中から通行止めに
なっているが
その突き当たりに
知恩院の七不思議のことが
書かれてあった。

狩野信正が描いた襖絵には
あまりにリアルに書かれていたスズメが
絵から抜け出た痕跡が残っているとか、
御影堂の軒裏に
左甚五郎が置いていったとも言われる傘が
置かれてあることなどが書かれてあった。
中でも
その七不思議のひとつで
それが書かれてある、
御影堂と集会堂を繋ぐ渡り廊下の床が
「鴬張り」という技法で組まれていることが
とても興味深かった。
確かに、そこで聞いていると
人々の足音に混ざって
ウグイスの鳴き声のような
軋み音が聞こえてくる。
これは侵入者を防ぐために
わざと音が出るように
作ってあるかららしいのだ。

しかしそんなウグイス張りなら
我が家にもあるよ。
通るといつもキーキー軋む床。
さしずめ我が家は
ヒヨドリ張りとでも名付けますかね。

修学旅行生も散見される知恩院を後にして
隣接する丸山公園を散策。
東山を借景にした
なかなか立派な公園やな。

そこから東大路通りに続く道は
参道なのか境内なのか
よく分からない。
お堂と出店が混在する
道を行く。
そして
工事中の山門をくぐるといきなりそこが、
車のビュンビュン走る東大路通りだ。

歩道をたくさんの修学旅行生たちと
すれ違いながら
再び三条方面へ北上した。

途中にあったのが
このお店。



一澤帆布

道を挟んで向かいにある
信三郎帆布と
兄弟間でいわく因縁があるらしいが
ま、わしらにゃ関わりのねえこっちゃ。

ここでカバンを買った。


結構ええ値しましたな。

「わさび」と名付けられた渋い色。
カメラも入るくらいの大きさやから
仕事にも使えるかな。
ま、荷物の少し多い遊びの時にも
使えるな。

え?
ところで京都に何しに行ったんかって?

大きな声では言えませんが
仕事のついでということで・・へへ