この現地審査の発表会の前日でした。
その会場の真横で、
毛織物工場が焼ける
という大事件がありました。
これは焦りましたねえ。
もし発表会のその日に
火事になってたらどうしたでしょう。
だって、安全安全とうたっている
会場の横で大火事ですよ。
幸いこのけがでけが人などは
何もなかったようですけど、
もし多くの犠牲者が出てたりしたら
シャレになりませんものねえ。
委員会の項目も
「大火事安全員会」も
作らなければなりませんでしょうて。
ま、そんな被害の少ない家事だったから、
無事に開けたんでしょうねえ。
担当課もきっとドキドキしたでしょうし、
発表する側のdoironも
あしたほんとにあるんやろなあ
と思ってしまいました。
でその準備なんですが、
doironは2日前から
念入りに準備を始めました。
段取りとしては、会長が、
これまでの取り組みの推移を説明し、
doironは我々の取り組みを
説明していくということになっているので、
まあ、この辺は事前に打ち合わせもし、
しっかりと準備もできているので
まあ何とかなるでしょう。
ただ評価してくれる委員は
外国の方なので、
報告内容はすべて英語に
通訳してもらうことになっているので
説明にはちょっとしたタイミングの
取り方が必要になるわけですね。
その辺はしっかり頭に入れて
おかねばなりません。
問題は発表後の質疑応答です。
これまで委員会の中でも
質疑応答の中身は議論していましたが、
これはなかなか何が来るかわかりません。
なのでdoironは、
もし答えるとしたらこうしよう
という応答集を二日前から
思いっきり組んでおきました。
ただ机の上に資料を広げて
じっと考えているだけではありません。
朝の散歩をしてても、
あ、こんなことを聞かれるかな。
トイレに入ってても、
これも考えておかないと、
とまあずっとこんな感じで、
気がつくことは、
一応考えて念を入れておきます。
あんまり念を入れすぎて
自分の安全がおろそかになっておりました。へへ
以前の職場でもそうでした。
そういう質疑応答のある会議に出るときには、
質疑応答集を山のように作っておきます。
で、できた応答集を活用するかというと、
実はもうその時点では
不要になっています。
作っていくうちにだいたい
頭の中に答えができてくるわけですねえ。
言っちゃいけないこと、
言わなくちゃいけないことが
自然に整理できてきて、
質疑本番にはあまり見ることも
なくなってまいります。
一応そんな質疑応答集と
取り組み説明の原稿をもって、
さあ、ではまず発表開始です。
まずは会長から始まります。
ふむふむ順調です。
約15分後にはdoironに回ってきます。
いちセンテンスごとに
通訳が手を挙げるのを待って
次に移るという作業を続け。
こちらも15分くらいで終えました。
それではここから質疑応答です。
最近の事故発生件数の質問が出ましたが、
まあこれは予想通りです。
で、結局審査員の発言は
結構あったのですが、
ほとんどがWHOからの提案
というものだったために、
ほとんど通訳を介しての
言い争いにはならずに済みましたね。
ま、だいたい向こうのほうが
正しいことを言うんですが・・・
そんな風に質問も無事に終了しました。
ホッとひと安心ですねえ。
その日は、とりあえず
緊急減量月間であるにもかかわらず、
食後にチューハイで乾杯をしてしまいました。
そして発表会二日目の夕方である
10日の日の最終に、
現地調査委員の講評が行われましたので、
そこにも顔を出してきました。
結局WHOの講師が二日間をかけて、
「各委員会の報告」を受け、
いろんなことをさらに
残していくような言葉を
発表されていました。
そして、最後に下した決断は・・・
これはまだ審査員の判断のみです。
WHO本部の判断ではありません。
なのでまだ内定だけですので
まあ結果は市のほうから
明らかにされるのを待ちましょう。
はたして金メダルをとれたのか
あるいは銀・銅メダルだったのか
それとも予選落ちなのか
また改めて報告いたしましょう。
とりあえずこちらもオリンピック同様に
メダルに挑んだ、ちょっとドキドキの
2日間の出来事でした。
さて、今日は山の日。
以前からこの日はどこかの山に登るかあ
と考えていたのですが
ちょっとかかとの様子が
いまいちなんであきらめることにしました。
山好きの友達は、北アルプスの
西穂関係に出かけたりしているようで、
10年前です
僕もどこかに行きたかったのですが
ちょっぴり残念です。
まあ、毎日が山の日といっても
いいくらいですから
ここは静かに山を眺めておきましょう。
で、先日の9日の日です。
オリンピックで体操総合が
金メダルを取った日のことです。
実はdoironもあるお仕事で
金メダルを取るべく
大きな仕事のある日だったのです。
実は二年ほど前から、
地元市の安全を作成していく
委員会のメンバーをしています。
当市の担当者がdoironの素性を知っており、
この安全委員会に対しても
かつてのお仕事で
関連が少しあったということは
周知されておりました。
なので、その後の退職後に
我が家にメンバーになってくれと
依頼まできてくれて、
「はいはい」とメンバーをすることになり、
その中で副委員長まで
務めさせていただくことになりました。
完全にボランティア仕事なんですけどね
まあ、かつてはdoironも主題者側の
組織だったのですが、
今回実際の委員会のメンバーになって、
危ないところは
修正していってくれるだろうという安心感から、
自分の思い通りに
関わっていくことができたようです。
いろんな団体の長が入ってきている中で
所属「一般市民」は気が楽ですねえ。
doironが携わったのは
「交通安全に関する対策委員会」です。
月に一度の実行委員会に
2年間参加しつつ、
一年目くらいで
「交通安全通知簿」を提案することになり、
これに基づいて当委員会が
活動を行っていくことになりました。
その通知簿とは
交差点の安全状況を測定するもので、
信号、横断歩道、カーブミラー、
見晴らしなど数十点を評価し、
安全度を確かめていくものです。
これは安全度の絶対的評価を
することが目的ではなく、
評価をすることによって
交差点でどういう安全行動をするか
ということを身につけてもらうことを
目的とするものです。
これにより、特に子供や高齢者が
一時停止や安全確認を
きちんと行えるようになってもらおう、
という取り組みです。
え~市内各地の交差点を見て回り
机の前に座って長時間かけて作成し
提案したものです。
実際にそれで評価活動もし、
その内容に基づいて
ハードの安全対策も行ってもらい、
効果を見ていますし、
これからは交通安全運動の中で
それに取り組んで
安全の意識も高めてもらおう
ということも、
これからの課題として抱えています。
こういった取り組みの内容を
これは安全にかかわる仕事だと
世界保健機構WHOが認証することで、
その自治体は安全を意識して取り組んでいる
セーフコミュニティとみとめられるわけですな。
この制度は1989年の
ストックホルムで宣言された概念です。
今回doironが委員をした地元市は、
日本で14番目に手を挙げて
この認証に取り組んでいます。
安全な市、といううたい文句は
市としても大きな宣伝になるようで
市の発展につながると
長の人たちは考えるわけですね。
一つの委員会当たり
約10名の委員がいろんな角度からの
検討を重ねて、合計六つの委員会で
ある程度の内容、実績を作り上げてきました。
9日及び10日は
WHOの外国人審査員2名及びコーディネーターが
地元市に来て視察をするとともに、
我々委員会がここまで積み上げてきた
その内容についての報告をし、
それも聞いて認証するかどうかを
決めていくための
現地審査の日だったわけです。
交通安全に関しては、
9日の夕方が出番なのですが、
まあ事前に他の委員会の報告の様子も
聞いておこうと、
召集時間の約2時間前に現地に行きました。
すると・・・なんと全国で
8番目に認証をとった
前の職場の同僚が視察に来ており、
思わぬ出会いをしました。
来ていた人はかつての
同じ職場の仲間だったのですが、
その時は全然セーフコミュニティとは
立場の違う仕事をしていました。
ところが今は立場が変わって
こんな仕事をしている
という部下との不思議な出会いでした。
「doironさん、なんでこんなところにいるんですか?」
「いやあ、実は退職後、この委員会に
呼ばれていま副会長してるねん」
「ウヒャー、どこに行っても
大変なことしてはりますねえ」
とまあそんな具合に
いろいろと話が咲いたわけです。
退職後はほとんど前の職場にも
行ってなかったので、
きっと彼は職場に帰って
「退職されたdoironさんが
こんなことしてたよ」と
話しまくってうわさが広まるんでしょうなあ。
「ま、この後僕が報告するから
聞いといてなあ」と言いおいて、
別れました。
そしてようやく時間が来て
さあ、では我々の発表です。
はたして認証という「金メダル」が取れるか、
というここが最後の頑張りです。
よーし、では行くかあと気合を入れて
壇上に向かうのでありました。
続く
さて、ここんところ仕事の方はというと、
順調に進んでいるというわけでは絶対なく、
止めたままになってしまっている。
特に旅本に投稿した写真が
一次試験を越えたというのに、
そっちの方は今回家庭の事情で
断ったままにしてあるんだよ。
もったいないといえば、
もったいなさすぎだが、
まあ、どんなことがあるのか、
ちょっと読めない部分もあったんでね。
がんばって次の機会がまたあれば、
その時にでも考えてみよう。
また、今も書き続けていた
コミュニティ新聞の方も、
しばらくは休むと言ってあるから
こちらもまあ少なくとも
年内は応答はないだろうね。
連載記事とかそういうのはないから、
病気を理由にしばらく休むと言っておけば、
何か問題があっても、
じっくりと対応していただけるだろう。
ただね、どちらかと言えば、
これから先のことを考えて、
あらたな文章書きに仕事をゆずる
と考えても問題ないのかもしれないと、
最近は思い始めている。
いやあ、なにせこんな体になってしまっているのでね。
とまあそんなこんなで、
現在は仕事に関してはあと、
モニターで絵を売ってる以外は
ほとんど影響はない。
まあ、気楽にのんびりと誰かが買ってくれるのを
待つくらいかな。
ただねえ、ひとつだけ困ったことがある。
それが、市に誘われてやってる、
市の評価委員や広報モニターなどの仕事だ。
こちらの方は、なかなか止めることはできないから
頑張ってやらざるをえないだろうな。
先日も届いた資料を見ながら、
ちょっといろいろやりとりしたところだし、
広報モニターもじつは先ほど提出したところなのだ。
まあこの辺は、
仕事の濃度を規定しておけば、
何とかこなしていけるというほどのもので、
特に大変というわけではないからまあ、
なんとか邪魔にならん程度で
お手伝いしてあげれたらと考えている。
中には仕事を兼ねて狭間で取り組んでいる人間も
たくさん仲間に入っている人も多いから、
これでもまあ立派なものなのである。
それにしても今回病院を出てからというものは、
ここ数十年で最高にのんびりとしている
といっても過言ではないだろう。
気になることと言えば、
義母と毎犬のことぐらいで、
たぶん、ここ数十年で最低の
のんびりさの中で過ごしているといえばそうだろうな。
ニュースを見ていても、
さあ、大阪府知事選はさてどうしたものかとか、
今年の新作米はどこのがいいだろうか
なんて話題に結構真剣になやんでいたりしてね。
あ、そうそう、火野正平のバイク番組も
の~んびりと楽しんだりもしている。
まあ、とにかく最近はそんな風に
気軽にのんびりと過ごしたりしている。
この夏、初めての動画取材をした。
3市1町の首長を訪ね、
カメラの前で「我が町」を語ってもらうというものだった。
取材前日にビデオカメラを買うという、
すったもんだの取材であったが、
なんとかこの取材の動画を無事に納品し、
記事にもなったことで
その仕事は完結したわけだ。
そしてその号が配布された
3日くらいあとだったろうか、
友達の家で遊んでいる時に、
市の広報担当者から携帯に電話があった。
「先日の取材をしている様子を
広報紙で紹介させてもらっていいですか?」
という電話であった。
いわゆる取材を取材されるという
逆取材だったわけだ。
それでもわが社の新聞名を出してくれれば
宣伝にもなるので、
何の問題もないと返事をしておいた。
で、結局9月号のわが市の広報に
その取材の様子が掲載された。
これ。
ひゃー、doironの平たい後頭部族
丸出しの写真じゃないか~。
これまで散々人の写真を
新聞等に載せてきた報いかねえ。
まあ、前から撮っても
平たい顔族ですけどね。
とりあえず記念になりました。
今年のお盆は格別でした。
いつもなら、13日にお迎えに行って
15日に送るという日取りで
お盆を過ごしていたのですが、
今年は7日のお迎えから
15日の送り火まで、
長い9日間をお盆構えで過ごしました。
当然ほっつきは自粛でした。
まあ、お盆じゃなくても
休みはふんだんにとれる零細自営業なので、
このあと夏の名残をしっかり楽しめばいいんだと
自分に言い聞かせつつ、
まんじりともしないお盆を過ごしていました。
発注をいただいている新聞社も、
お盆は編集員もお休みを取りますから、
毎日働きづめのマックも
この時ばかりはきっとのんびりと過ごしながら、
腹いっぱい充電したりしているのでしょう。
そんな時に、自分でフィルターなんかの
お掃除をするエアコンみたいに、
パソコンにもメモリーに詰まった不要なデータを
自分でお掃除するような機能があればいいんやけどなあ。
パートの編集員は時給で働いているので、
その間は無給になる・・・と思うんだけど違うかな。
有給休暇のようなものがあるのかもしれません。
成果品を納入していくらのdoironとは
給料体系が全然違うので、
その辺はよく知らないんです。
以前働いていた頃は、
ちゃんと有給で夏休みがあったりして
気楽な稼業ときたもんだでしたがね。
フリーライターはそうはいきません。
でもって、人の話を聞いて、
パソコンを叩いて作り上げる成果の報酬はというと、
これも全くたいしたものではありません。
ひと振り数十万といわれる
プロ野球選手のバットひと振り分を稼ぐのに、
キーボードを100万回はたたかねばならんでしょうな。
バットでは叩かんけど・・・
こちらの方が肉体労働だろうて。
それでも自分の書いた文章が世間に出て、
それによって一人でも知りたいことを知ることができたり、
謎のひとつも解くことができたのなら、
いいんじゃないかという
満足感は捨てがたいものがあります。
そのへんはまあ選んだライター稼業の
醍醐味ではありますがね。
編集の方には先日の動画取材に対する
読者のお手紙も、ドンドン届いていることでしょう。
今度ゆっくり読ませていただこうと思っています。
でも最近はYouTubeなんかで
読者の目は肥えているから、
きっと露出の設定が良くないとか、
撮影角度が悪いとか、
余計なものが写って目障りだとか
あまり意味は分からんけど
ホワイトバランスが悪いとか
そんな感想もきてるんやろなあ
とちょっとドキドキしています。
初心者なんだから大目に見てほしいなあ
とか思う一方で、
そういう意見を参考に、
動画の取材者としていっそう撮影技術を
高めて行かねばなるまいて。
考えたらこんな仕事も
両親の介護をしながらできるということで
始めた仕事だったのだから
今の充実&満足している日々を
与えてくれたのも両親だった
ということなんですな。
と、お供えのせんべいをポリポリいただきながら
そんなこともつらつら考えていた
初盆の日々だった。
今回の取材の相手は
4つの自治体の首長である。
したがって取材は四回あり、
その皮切りとなるひとつの仕事が
機械を買った翌日であった。
駐車場で車を降りる前に、
その自治体の基本的なところを
おさらいするとともに、
機械の設定もチェック。
そして段取りというか作戦も確認して、
乗りこんだdoironなのであった。
今回の取材目的は、
最終的には動画をゲットすること。
当然アポは事前にとってあるので
そのことは理解いただいているはずである。
欲しい動画は、
カメラに向かって2~3分話をしていただくというもの。
まずはこちらの意図も十分伝えつつ、
緊張をほぐしていただくためにも
世間話などをしながらペースを作っていく。
インタビューをしつつ、
あらかじめ仕込んだその自治体の取組なんかを
織り交ぜながら、動画の中で話す内容を
自ら確認していってもらったりと気を遣う。
今回の一発目の撮影に当たっては
2,3分の動画をいただくために
1時間近くもお相手をさせていただいた。
そして機は熟したというところで、
てきぱきとビデオをセットしながら
「PRボードはおかなくていいんですか?
あれば置いてもらって結構ですよ」
と指示したり、
立ち会ってる職員に
「携帯はマナーモードにしてくださいね」
とか
「庁内放送のボリュームはゼロにしておいてください」
と、さも慣れたふりで説明をする。
まあ、これらは以前取材される側として
気を付けていたことではある。
「はい。では、ここから鳩が出ます」
ではなく
「最初に私が前説明をしますので、
合図をしたらご自分のプロフィールから話し始めてください。
そして私が1分ごとにカメラの後ろで合図しますので、
二分経過の合図があれば、
まとめにかかってください。
あ、合図のあった時も目線はずっとカメラにお願いします。
では普段の調子ではりきって行きましょう」
なんていいながらも、
機械がちゃんと撮ってくれるのか、
心配で心配で。
スタートの合図つまりキューはdoironが入れます。
なんでもやります。
実はこのキューの出し方も勉強していったのだ。
「3.2.1、キュー」ていうあれね。
まず「3」は親指と人差し指と中指の3本を伸ばします。
そして「2」は親指と人差し指
「1」の時は人差し指を出す。
そしてキューの時はというと・・・
これが悩んだんだ。
手刀で大根を切るように
軽く振り下ろすか、
あるいは親指と人差し指で丸を作って、
ゼロとマルの意味を表して合図するかとかね。
で、結局選んだのが、
ツールドフランスで
個人タイムトライアルのスタートの際に
「GO!」を表すしぐさ。
どんなのかというと、
右手で手刀を作って
てのひらを下に向ける。
そしてそれを自分の胸の辺りで
右にスライドさせるのだ。
え~、わかりにくいやん。
て言わないでくだされ。
一度やってみたかったのじゃ~。
え~っと、そんなひそかな遊びも入れながらも、
撮影は時間が短かったり長かったり、
アクシデントがあったりで
テイク2、テイク3と続き、
結局テイク4でようやく双方満足のいく内容になったようだ。
これで録れてなかったらシャレにならんぞー
と思いながら冷や汗をおさえつつ
早速再生して確認。
このときも間違って消してしまってはいかんと、
めちゃ気を遣いました。
なにせ前日に買ったばかりの機械なので、
操作に慣れていないからね。
まあ、なんとか録れていたようでひと安心です。
時間をいただいたことのお礼と、
今後のますますの活躍をご期待もうしあげ
その場を去ったのであった。
そしてその足で編集に戻り、
録画した動画をパソコンにコピーして
確認をしてもらってようやくホッと胸をなでおろしたdoironでした。
それにしても手に汗握る取材で、
手にあせもができるんじゃないかと心配したわい。
まあ、これでライター仕事の幅が少し広がり、
マルチライターからスーパーマルチライターになったかな。
今度は遠く離れて暮らす息子に
ビデオレターでも作ってやるか
とひそかに目論んでもいるのです。
よしよしと終わり。
仕事で取材に行ったときに、
先方によく驚いたように
「インタビューして記事も書いて、
その上写真まで自分で撮るんですか?」
と言われたりする。
「はあ、まあ小さな新聞ですので何でもやるんです。
記事の作成はもちろん編集もしますし、
場合によっては営業もします」
なんていうと、たいてい「大変ですねえ」と言ってくれる。
まあ、はたから見れば大変なんでしょうが、
大新聞のようにいくつも取材対象を抱えているわけではないので、
そんなふうに全部自分でやった方が、
イメージにあった写真撮影もできるし、
編集もできるからある意味やりやすい
という面もある。
そういう意味で、
取材方針もすべて任せてもらった方が
ある意味創作意欲をかきたてられて
楽しかったりするのだ。
そんなローカルなミニミニ新聞にも
デジタル化の波は押し寄せてきている。
限られた紙面で掲載できる内容は限られてくる。
最近は5大紙でも新聞のデジタル化に力を入れており、
紙の上じゃ見れない内容や写真、
あるいは動画も配信していたりする。
我が編集でもその辺のところは
乗り遅れてはいかんと危機感を感じていたところで、
このたび記事とホームページの連動だけでなく、
QRコードを用いてニュースの映像化
にもつなげて行こうという試みを始めている。
ついては、これまで何でもやっていた
マルチライターなんですが、
このたびは動画撮影もしなくてはならない
ということになりました。
むむ~動画ねえ。
これまでiPhoneの動画撮影機能で
友達のランニングフォームをチェックしたり、
ゴルフのスイングを録画してみたりしたことは
何度かあったけど、
取材仕事の中で
本格的にビデオムービーの機械を使って
動画は撮影したことがない。
かといって「やったことないのでやれません」
じゃマルチライターの名がすたるもんね。
依頼がある以上、
できるだけ応えて行かなくてはならない。
そこで、前からも少なからず興味のあった分野なので、
この際チャレンジしてみることにした。
そのためにも自分の機材は持っておかなくてはと、
動画取材の前日に
慌てて電気屋さんに機械を買いに走ったのだ。
そして買ったのがこれ。
手にいれてからはまず充電。
しかる後に取説を読む。
最近は取説のない機械も多いが
これはある程度添付されていた。
やれやれ。
特に「ビデオを録る」という項目は
何をさておいてもしっかり読んだ。
だって取材は翌日だ。
録画のための基本操作はマスターしておかねばならない。
いざ撮影という時にもたもたしてたら、
信頼を損ないかねないからね。
そして、今回のように
録り直しの許されない動画取材の場合だと、
一撮入魂で気合を入れて録らないといけないから、
機械操作の面で余計な気を遣いたくない
ということもある。
ひととおり、動かし方をマスターした段階で、
次に自分で自分の仕事部屋で
試し撮りをしてみた。
すると・・・
さすがに最近の機種は
露出、ピントとも完ぺきで
その辺の心配はいらないことがわかった。
さすがに日本の技術はすごくてありがたい。
しかし、問題は音声である。
再生してみたら
どうも声が小さくゴニョゴニョしていて聞きづらい。
そこで、取説を見てみると、
なあんや、マイクの設定
なんて項目もちゃんとあるではないか。
マイクに指向性を持たせて、
入力レベルをあげて再度自撮りをしてみた。
おお~、ようやくテイク7で
仕事で使えるレベルにまでなって来たではないか。
前日に機械を買うという
付け焼刃もいいとこのええ加減さで、
あとはぶっつけ本番
気合一発!と取材に臨むことになったのであった。
ハラハラと続く。
寒い日が続きます。
こんな時は仕事にいそしむのが一番。
とはいえ、いつ来るかわからない仕事なので
オファーのない
そんなときはせっせと絵を描いてます。
机周りで今威力を発揮しているのが
足温器
親父が使っていたものを活用しています。
もっと寒くなると
この仕事に就いた時に
祝いでいただいた電気毛布を膝にかけます。
部屋をあまり暖め過ぎますと
パソコン同様
脳みその活動が鈍くなるのであまり使いません。
無い知恵を絞るので
すぐにオーバーヒートするのでね。
で、今日はそんな仕事の話を少し。
あ、クリエイターではありません。
フリーライターの仕事です。
たまにテーマを与えられて、
文章を書くという仕事があります。
これがねえ、色々と制約があって面倒なんです。
どういう制約かというと、
まず文字数。
書いていて文字数が明らかに越えるとなると、
何を削ればいいのか
その辺に神経を取られます。
逆に、文字数が足りないとなると、
何とかして増やそうとするのですが、
結果この場合最悪の文章になってきます。
ブログはねえ、文字数などは全く意識しなくていいので楽ちんですね。
出版物となると内容についても
もちろん制約があります。
使ってはいけない言葉、表現とかは絶対排除です。
そして、なんといってもわかりやすいことが求められます。
もともとあまり難しい文章は書けません。
しかし、自分がこれまでやってきたこと、
例えば行政のお仕事であるとか、
介護とか運動や植物のことになると
ついつい専門用語が出てきたりしてしまいます。
これらを書き終えた後は、
ミセスがチェックします。
「ここはかたい!」とか「ふざけすぎ」
とか言ってくれるのがまた憎らしくてね~。
「ここはどうしてもこの表現以外ないやろ」
と言い返したりして、
チェックをお願いしているにもかかわらず、
腹を立ててしまうのはまだまだ未熟ですわ。
次の制約はやっぱり締切があること。
「OO日までに原稿をお願いします」
と言われるのは、結構プレッシャーです。
それが翌日だったりするともう大変。
変な汗をかきながらパソコンに向かうことになります。
何とか今まで遅れたことはなく、
原稿は必ず締切前には入稿しています。
問題は依頼を受けた時に
締め切りまでにかなりの
遊びの計画が入っているときです。
気になったまま遊ぶのは嫌なので
さっさと仕上げようととりかかって、
最初の出だしでつまづいてしまうと、
迷路にはまってしまうことがたまにあり、
朝からパソコンに向かって、
あれやこれやと組み立て始めると、
何度も同じ思考を繰り返している時があります。
堂々巡りというやつです。
結局、夕方までかかって書いたのが3行だけ
だったりすると、自分の才能の無さを痛感して
落ち込んでしまいます。
だいたい、今のパソコンは文章作成が簡単すぎます。
言葉が足りなければ、
付け加えて挿入すればいいし、
削るのも選択してキー操作ひとつです。
文の前後入れ替えなんてのも
チョチョイのチョイと自由自在。
逆に推敲が簡単すぎて、
しっかり組み立てもないのに
適当に書き始めてしまったりします。
そうすると、推敲が重なって
出来上がった文章が、
塗りすぎた水彩画みたいに
どことなくゴテゴテしてしまいがちです。
それに、推敲の跡が残らないから、
あれ?なんでこうしたんだろう
と思ってしまうと、
もうわけがわからなくなってしまいます。
もし激しい推敲魔であった宮沢賢治が
今の世にいたら、
簡単に文章の差し替えなんかできるので
きっと小躍りするでしょうね。
しかし、逆にあんな味のある文章は
書けなかったかもしれませんが・・・。
いよいよ行き詰ってしまうと、
散歩に出るのですが、
これもちょっと公園を歩くだけでは
なかなか気分転換にはなりません。
歩きながらもいろいろ考えてしまうからです。
そこで、そんな時は翌日に山歩き、街道歩き、
友達と食事など思い切って遊びに行きます。
出来るだけ仕事のことは考えないようにし
遊びに専念します。
そうして次にパソコンに向かったときに、
すらすら言葉が出てきたりすると
「ああ、やっぱり人間は気分転換が必要なんだな」
と実感する次第です。
文章作成には自分の心のありようも大きく影響します。
マラソンをしている頃は
自分の体調がよくわかったように、
こんな仕事をしていると心の状態がよくわかります。
近頃はあまりよくありません。
とまあ仕事に関して、ここでは
こんな愚痴や嘆きがスラスラ出てくるのは
ブログという気楽さのおかげなのかな。
もっと気楽に仕事しますかね~
こんな自由な身分ですが、
一応5日が仕事始めです。
編集に行き、皆さんに挨拶をした。
と、ここで問題が、
みなさんdoironが喪中であることを知っているので、
どうも決まりの悪い挨拶になりがちなのだよ。
なのでこちらから普通に
「おめでとうございます」と挨拶すると、
皆さんちょっとほっとしたような顔になったりする。
いっそ、
「開けまして、おめでとうございません」
と笑いをとればもっとよかったかもしれません。
ひととおり挨拶を済ますと、
編集長に「doironさんちょっと」と呼ばれた。
隅のテーブルの前に腰かけると、
「はい、これ」といって手渡されたのが、
解雇通知・・・
ではなく「原稿料」の入った封筒でした。
うう心臓に悪い。
12月の記事の原稿料を
まだいただいておりませんでした。
年末はお互いにバタバタしていたからね。
しかしここはやはり文筆業のプロとしてはけじめの時である。
「別にいつでもかまわんよ」というそぶりは絶対見せず、
「はは~」と両手でおしいただき、
「これでやっと正月を迎えられます」・・・
とは言わんかったけどね。
この日の皆さんもクライアントへの
挨拶回りの準備で忙しく
またもやバタバタしていたので、
午前中で早々に退散してきた。
実は昨年から、シリーズものになる記事の
提案を求められており、
帰ってその作業を進めるためだ。
年末から家に居ることが多かったので、
それに関してこれまでおおよその構想は練ってあった。
まず考えているテーマは2種類。
ひとつは、やはりdoironにとっても身近だし、
読者の皆さんにも身近な人が多いだろうと思われる
「介護」
そしてもう一つは、
ちょっと紙面を明るくしたいという思いを込めて
「旅」
をテーマに連載記事を書けたらと考えている。
前者は、クライアントにもつなげやすいのでということからも、
歓迎されるだろうし、書く材料にも事欠かない。
問題は後者である。
こればかりは頭の中で考えているだけでなく、
実際に現地を訪ねることも
頻繁に行わないと説得力のある記事は書けない。
しかし、弱小コミュニティ新聞社の新米ライターとしては
旅費をくれとは言えないしなあ。
となると、自分の趣味で旅をして、
それをルポするというやり方に
ならざるを得ないわけである。
でもまあ、それでいいのだ。
書きためたものも幾分はあるし、
ほうっておいてもあちこち行くのが好きなdoironだから、
その趣味に少しの実益が伴えばいいか
と開き直ることにしている。
それにそういう経験も貴重なライター財産になることだしね。
友達にそのことを言ったら
「安売りするから値打ちがないように思われるんだよ。
自信があるなら旅費もふっかけたらええねん」
と厳しいお言葉をいただいたけど、
まあまあ、ものには段階というものがある。
心の奥底で、評判良ければなんとか考えてくれるかもしれない
という淡い期待は捨てずに、
下積み時代だと思ってやることにしますわ。
そもそもその企画が通らなければ、
他社への投稿原稿にも使うつもりだから、
無駄にはならないだろうて。
ミセスが近頃笑ってよく言うのが、
「いつブレイクするん?」て言う言葉だ。
「そのうちね」とこちらも笑って返している。
果たして、ライターdoironのさらなるブレイクは
あるのやら、ないのやら。
その日は午後からミセスが
お寺の世話人として、
住職と共に檀家回りの付き添いに出かけた。
お客さんが来ることにもなっていたので
留守番を兼ねてせっせと提案原稿の骨格つくりを行った。
それが、今年の仕事始め。
早いもので、この一月で
そろそろライター生活1年半を迎える。
この稼業としてはまだまだ始まったばかり
といえばそうかもしれない。
夢は大きく、経費は少なく、
人にもまれて自分を磨く。
まあそんな感じで今年もぼちぼちやっていきます。
本日は仕事。
歩くブログがついつい長くなるので
歩いてばかりしているように見えますが
仕事もやっているんです。
ただ、あまり仕事のことは書けないのでね。
今日は、ライターとして記者会見出席時に
どんなことを考えて仕事に臨んでいるのか
その辺の自分自身のことを中心に書いてみます。
もうすぐオープンとなる大型商業施設の
プレス発表に出席をしてきた。
ライターという仕事についてから最も大規模な
プレス発表の取材である。
なので、どんな服装で臨めばいいのだろう、
とそこから悩んでしまった。
そこでかつての仕事で見ていた
新聞記者たちのいでたちを思い出してみた。
記者は大体、フォーマルすぎない程度に正装である。
中にはジャンパーのようなものを
はおる者もいたが、
プレス発表となるとたいてい
正装をしてこられていたように記憶している。
もう何せ、2年半以上前なので
記憶が薄れかけているけどね。
ところが、カメラマンや音声さん達はというと、
ジーンズにラフなシャツと、
これは全くのカジュアルを絵に描いたような服装だ。
ま、動きやすいということを重視しているのだろう。
で、doironはというと、
ローカル社なので、
記者でもありカメラマンでもあるわけだから、
悩みどころである。
結局、綿パンに柄物のワイシャツ、
その上に若干カジュアルなジャケットと
ちゅーと半端ないでたちで出席をすることになった。
そしてバッグは、
これも昔を思い出してリュックにしたのだが、
最近は黒い大きめのショルダーを
持っている記者が多いようです。
パソコンを持ち運びしたりするからかもしれません。
そうして会場で全体を見渡すと、
全体的にみなさんスマート(体型ではないよ)ないでたちで
doironはかなりレトロな雰囲気をかもして、
少し浮いていたかもしれません。
ま、いいや。
記事は誰にも負けず今どき風に書いてやるからさ。
その辺は大新聞社に比べてかなり自由だからね。
そして写真は、施設の空気まで焼きこんでやる、
そんな気持ちで渾身のシャッターを押したよ。
今はデジカメだからすぐに確認できるから
その点とても助かりますな。
そうしてかれこれ3時間、カメラを装着した三脚を持って
会見後
施設内をウロウロしてきたのでありました。
帰宅して写真を見ながら早速記事を作成。
この辺はブログと手順は同じだな。
ただ気楽に書いてるブログと違うのは、
絶対間違いがあってはならないことと、
憶測も入れてはならないということ。
それを肝に銘じて夕方までに記事を完成させ、
編集へメールでポチッと送っときました。
明日の各社の新聞が楽しみやな。
(わが社の新聞が出るのはもう少し先です)
さあ、会見であの質問をしたあの社は
どんな記事に仕上げるつもりだろう。
doironは負けずにしっかり書けているだろうか。
そして写真はどこをどう撮影しているのだろう。
記事の大きさはいかほどか。
ライター目線で新聞を読むのも面白いもんなんだ。