雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

多摩湖畔殺人事件

2013-10-18 19:26:25 | 
著者 : 内田康夫
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日 : 2011-09-23

内田康夫著"多摩湖畔殺人事件"を読みました。
初版が1984年ですからずいぶん前のものです。
商事会社の社長の橋本圭一が多摩湖畔で死体で発見
されました。
仕事で丹波笹山へ行くといっていましたのにぜんぜん
別の場所で発見されました。
ポケットには「221588」「寺」と書かれた紙の
切れ端がありました。
橋本には千晶という病気でほとんで寝たっきりの娘が
います。
川内刑事が捜査にあたります。
胃の病気を抱えていますが、病院へ行くのを延ばして
捜査しています。
千晶はするどい頭脳をもっています。
父を殺した犯人を見つけるために非常な努力をします。
数字を電話番号だとし、全国の局番違いの同一の番号に
電話をかけそこが寺であるところを見つけ出します。
そこは山形の酒田です。
千晶に懇願され川内は酒田へ出かけます。
そこで圭一の痕跡を見つけます。

彼が別の男に「まるでハリのないハチみたい」ということを
話していたのを地元の人が聞いています。
またしても千晶の活躍でハリのないハチがなんであるか
調べます。

圭一は商事会社はまともな仕事をしていますが裏で
危ない別の仕事をしていたようです。
そちらの嘘の儲け話にのせられて命を落としました。

最後は川内が血を吐きながらの活躍です。
千晶の頭脳と川内の努力で事件が解決しました。
川内は千晶に父親みたいに慕われています。
彼は妻と娘を亡くしていますからどちらも引き合うものが
あるのでしょうね。
体より仕事で、血を吐くまでは仕事というのはやりすぎです。

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