雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

モップガール

2011-06-28 20:22:54 | 
加藤 実秋
小学館
発売日:2007-09-14


加藤実秋著"モップガール"を読みました。
桃子は清掃会社クリーニングサービス宝船のスタッフ
募集に応募してアルバイトを始めます。
社長は東で大の犬好きだけど犬アレルギーで犬に近寄れ
ない人です。
重男は現場の責任者です。演劇をやっています。
翔はバイト、未樹は事務です。
桃子は時々左耳が聞こえなくなります。何日かすると
聞こえるようになります。
宝船は普通の清掃だけでなく事件や事故の物件や
亡くなった後の部屋の片付けなども扱っています。

"おわりの町"
殺人事件のあった部屋の掃除をしました。
桃子は左耳が聞こえなくなっていました。
見たことのない風景が見えました。
時々見える風景は亡くなった人が見ていた風景では
ないかとぶあいそうな翔と調べ始めます。

"赤い衝撃"
屋上から人が落ちた後の掃除を引き受けました。
桃子はやはり左耳が聞こえません。
このあと何を食べても飲んでも同じ味しか感じなく
なります。赤いきつねの味です。

"ファンハウス"
古い洋館の掃除をすることになりました。
桃子に今度おきたのは臭いです。
ずっと同じ臭いがします。
洋館に隠された秘密は何か?

"ブラッシュボーイ"
行方不明になった人の部屋を片付けることになりました。
翔の秘密も明かされます。
桃子は今回は寒さに襲われます。
暑い季節なのに寒くてコートを着てマフラーを捲いて
人目につく異常な格好をしています。
翔のお父さんにかけられた無実の罪をはらします。

人が嫌がる後片付けの仕事です。誰かがやらなければ
いけません。でも人の目にふれない所での仕事
なので気づかずに過ぎてきました。
最近はテレビのニュースで紹介されたりドラマになったり
してちょっとは知るようになりました。
仕事と不思議な体質から起こる現象を組み合わせた
これはミステリーなんでしょうね。
死者が残していったものを感じとるという話です。
つまらないとは言いませんが話に引き込まれることも
ありません。ちょいとたいくつでした。

コメントを投稿