雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

猫の傀儡

2017-10-07 21:00:00 | 

西條奈加著"猫の傀儡"を読みました。
猫が主人公です。

ミスジは行方不明になった順松の跡を継いで傀儡師と
なりました。
傀儡とは人をうまく操って猫の生活を平穏にする
仕事をします。
傀儡となったのは二十四歳の狂言作家の阿次郎です。

植木鉢を壊したと無実の罪で責められているキジの
濡れ衣を晴らしてやります。
ミスジは阿次郎をうまく操縦して真相に行きつきます。
阿次郎もカンのいい人です。

カラスに襲われている子猫を助けました。
子猫はユキと呼ばれ阿次郎が可愛がっています。
ユキは順松と同じ名の芸者に飼われていました。
その順松は文をやり取りしていた時雨という男と
行方不明となっています。
時雨が猫の順松の飼い主でした。

風呂屋の主人が殴られて犯人として十市という
男が捕らえられました。
十市は動くことが出来なくなった老猫の赤に餌を
やっていました。
十市の無実を晴らすためミスジは阿次郎を動かします。

矢を撃たれ子供たちに捕まった雌のカラスを助けました。
このカラスはミスジの天敵の三日月の奥さんでした。
猫が吹き矢で襲われることが起きています。

行方不明の順松と時雨の行方を捜します。
順松は本名をおもとと言い、子供の時に祖父母と両親を
押し込みに殺されています。
時雨の本名は里三郎でおもととはいずれ夫婦に
しようという話がありました。
おもとが親戚に引き取られたのち、里三郎は本家筋の
大西屋の養子となりました。
里三郎は家を出て、妻だったお絹は里三郎の弟の
佐吉郎と夫婦になっています。
はたして二人は無事に戻ってくるでしょうか。

猫が人間を操っているというのがおもしろいです。
猫の順松は勇敢な奴です。
ミスジは順松を手本にがんばっています。
子猫のユキは阿太郎をすっかり虜にしています。
阿次郎はミスジに最初こそ引き込まれていますが、物事を
見る目があります。
おもしろかったです。

パソコンの音

2017-10-07 10:46:59 | コンピュータ
今年は家の中の家電のあらゆるものが壊れていく年
なのかなぁ。
今はパソコンが壊れそうでビクビクしています。
ブーン、ブーンと音がします。
心が縮こまります。
この音を聞きたくなくて、ラジオや音楽を流して
いると時々音がとびます。
壊れるのは時間の問題と言っているようです。
まだ3,4年しか使っていません。
いまはパソコンの寿命も延びたというのにあまりにも
壊れるのが早いのではと思います。