ロバート・クレイス著"容疑者"を読みました。
ロス警察のスコットはパトロールカーでパトロール中に
銃撃事件に遭遇しました。
パートナーのステファニーは銃弾に当たって亡くなりました。
スコットも数発の銃弾を受けましたが命は助かりました。
犬のマギーは軍用犬でアフガニスタンで仕事中にパートナーの
ピートを失いました。
マギーは帰国し一般家庭を経て警察へやってきました。
スコットは警察犬隊で働くことを希望しました。
パートナーを失ったスコットとマギーは新しくパートナーと
なりました。
ステファニーを失った時の事件は犯人が捕まっていません。
スコットはこの事件の犯人を追いかけます。
傷を持った人と犬がだんだんと信頼と愛情で結ばれていく
様子が描かれます。
ただこの作者は犬を飼ったことがないのではという気に
させられます。
しょっちゅう犬に人間の食べ物を与えています。
人間の食べ物は犬の体を壊すということは、犬の本を読めば
必ず書いてあると思います。
なぜそういう基本を無視しているのかなと不思議な気持ちが
します。
まあ犬と共に食事をしたいというのは人の願望にありますからね。
だんだんとストットとマギーが心を通わせていく過程は
暖かな気分になります。
全体を通して遭遇した銃撃事件を追う話です。
新しくパートナーとなったストットとマギーがその後に起きた
事件を解決していく話かと思っていましたが違っていました。