竹下文子著"ドルフィン・エクスプレス"を読みました。
前に読んだ"黒ねこサンゴロウ"シリーズの姉妹シリーズです。
主人公はドルフィン・エクスプレス、海の特急貨物便の
配達員のテールです。
黒ねこサンゴロウが登場してなつかしくてうれしいです。
サンゴロウの名前はフルヤ・サンゴロウというのですね。
テールは荷物をヒスイ島に荷物を届ける仕事を請けました。
荷物を配達先に届けたところ受け取りを拒否されました。
その荷物を送ったのはサンゴロウでした。
船乗りサンゴロウにあこがれているテールは会社には
無断でサンゴロウに荷物を返しに行きました。
サンゴロウに出あって荷物を返します。
荷物の中身は石です。サンゴロウは事情がありそうな
人から石を買ったのですがこの石はコンパスを狂わせます。
自分で返しにいけなくてドルフィン・エクスプレスに
依頼したのです。
この石は長いこと持っているとその人の体温と鼓動を
感じて孵ってしまう海の竜ネオ・ラプストの卵では
ないかとサンゴロウはいいます。
石は海に捨てられました。
テールが荷物を配達中に竜があらわれテールは気を
失ってしまいます。
ネオ・ラプストが孵ったのです。
他にも竜をみたものが現れます。
人々は鯨退治に出かけます。
テールはネオ・ラプストを呼び出して深い海に潜る様
伝えます。
子供向きの本です。
ちょっと物足りない気がしないではありませんが
海やヨットやボートが描かれた雰囲気、猫が主人公
なのも、サンゴロウにまた会えたのもうれしいです。