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雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

忘れな草

2010-08-16 22:49:19 | 映画
1枚だけカンツォーネのCDを持っています。
パバロッティが歌っています。
何か音楽を聴こうとしてたまたまこのCDを手に
したので聴きました。
このCDを聴いていて昔のことを思い出しました。

中学の時に年に数回学校から映画鑑賞で映画館に映画を
見に行きました。
そのうちのひとつに「忘れな草」があります。
この映画の中でふんだんにカンツォーネが歌われていました。
ろうろうと歌われる歌にひきつけられました。
それとかわいい坊やが出てきたことを覚えています。
忘れな草というのは歌の題名で映画の中で何回も歌われて
いたはずです。
あの時に歌っていた人の忘れな草を聴いてみたいと
インターネットで検索してみました。
映画の原題は"Vento Di Primavera" 歌っていたのは
テナー歌手 Tagliavini(タビアビーニ) です。
YouTubu で数件この映画で歌われている歌がヒット
しました。
なつかしいです。もう一度聴いてみたかったのです。
映画ももう一度見てみたいですが無理でしょうね。
その一部分だけでも見ることができてうれしいです。

マイケル・ジャクソン "THIS IS IT"

2010-07-04 20:12:04 | 映画
マイケル・ジャクソンの"THIS IS IT" IMAX版 を
見てきました。
行うはずだったコンサートのリハーサルの映像です。
109 シネマ名古屋で2週間だけのアンコール
上映だそうです。
マイケルのことはほとんど知りません。
すごい人ですね。
50歳だそうです。そんなふうには全然見えません。
歌にダンス、すばらしいです。
死なないで実演して欲しかったですね。
いっしょに舞台に出ているダンサーやミュージシャンの
人たちがマイケルの側にいられることがうれしくて
しょうがないというのが伝わってきます。
作っている側の人がまず楽しそうです。
マイケルがリハーサルしていて出番のないダンサーの
人たちはファンとなって見ていて喜んじゃってます。
本番用の衣装ではないと思うけどいくつものきれいな
衣装でそれがよく似合ってます。

IMAX版ということで料金は2000円です。
画面が大きくて音響もいいということです。
普通のものがどんなだったか知らないのでどれぐらい
いいものかは較べられませんが、たしかに大きくて
いい音でした。
大きめの劇場ですが観客はほんとに少なくて
寂しい感じでした。

環境問題もテーマに上げられていました。
森林がなくなっていくのを憂いてましたが昨日の
ムツゴロウさんの話と関連しています。
映像として見せられた方がインパクトが強いです。

シャーロック・ホームズ

2010-03-27 20:38:39 | 映画
映画"シャーロック・ホームズ"を見てきました。
本とは関係のない映画のために作られた内容です。
テレビドラマのシャーロック・ホームズとワトスンの
イメージが本と合っていてその印象が強く残っている
ため映画のホームズとワトスンはピンときません。
ホームズと聞いたら見にいかないわけにいかないので
行きましたがちょっとがっかりの映画です。
ホームズは普通の人とは別の次元の人という感じを
持っていますが、映画のホームズは筋骨たくましく
強いですが普通の人です。

ホームズってアクション物だったかしら?
殴りあう場面は盛りだくさんです。
はでな爆発場面もあります。
ワトスンもホームズと同様強くてイメージが狂って
しまいます。
ワトスンが結婚して同居を解消しようとしているのを
ホームズがじゃましてなんとか結婚をぶち壊そうとする
のがおかしいです。
普通友達の結婚のじゃまをしたりするかな?

黒魔術が主題の話です。
こういうものは嫌いで避けたい話です。
いろんな不思議な出来事の解説が最後でされます。
聞いてしまうとなあんだというものです。
本の中のホームズも人は種明かしされるとなあんだと
思うもんだと言っていますからこんなものなんでしょう。

アイリーン・アドラー が出てきます。
唯一ホームズが認めた女性です。
ホームズの味方なのか裏切ってばかりなのか不思議な
存在です。どこかで見た感じだと思っていて、あぁと
わかったのはルパン三世に出てくる峰不二子を思わせる
女性なんです。
ホームズの宿敵モリアティ教授もちらちら見えて続編が
あるような雰囲気です。

千年の祈り

2010-01-24 20:07:34 | 映画
映画"千年の祈り"を見てきました。
中国映画です。あらすじ書いてしまいます。
場所はアメリカ。どこか地方の大学のある静かな町です。
北京からやって来たお父さんを空港で出迎えるところから
始まります。
背を丸めた年老いたお父さんと迎える30代ぐらいの
娘のお話です。
会うのは12年ぶり。離婚した娘を気遣ってやってきた
お父さんです。
久しぶりに会うのに喜び合うわけでもなく淡々と普段
通りの生活が始まります。
娘は仕事に出かけ夕方に帰ってきます。
お父さんが夕食を準備して待ちます。
不幸せそうな顔をしている娘を気遣うお父さんですが
娘は迷惑そうです。

お父さんは公園で年配のイラン出身の女性と友達になります。
中国語とイラン語と片言の英語で会話をします。
片言の英語なのに言いたいことはちゃんと相手に伝わって
います。
娘とよりも心が通い合っているかもしれません。

やがて離婚したのは妻子があるロシア人男性との不倫のため
とわかります。
それを許せないお父さんは娘をなじります。
お父さんはロケット技術者だったと言ってきましたが実は
助手と不倫したと疑われ事務職に追いやられ30年を
過ごしてきたと知れます。
文化革命のころのことでそんな無茶なこともまかり
通っていたのでしょうね。
娘はそれを知らないでずっとうらんできました。

アメリカを見て回ってきたらと言われて出発する
ところでおわりです。

理解しあったというわけではないでしょうが、お父さんが
娘を思う気持ちは充分娘には伝わっているでしょう。
最後の方で二人でベンチに座って微笑み会っている
場面が印象的です。

静かで淡々としていてこれといった起伏のない映画ですが
なんかいい映画です。
片言の英語で意思を通じ合わせたり行きたい所へ出かけて
行ったりそんなことを自然に出来るのはすごいと思いました。
私には出来そうもないです。


映画とぜんぜん関係ありません。
ノリタケの森から見た名古屋駅前ルーセントタワーです。

笑う警官

2009-11-23 23:39:10 | 映画
3日間の休みもあっという間に終了です。
体が弱ってきてあまり出歩かない母が1年ぶりぐらいに
泊りがけで遊びに来てくれました。
何をするわけでもなく家でのんびりと過ごしました。
一人で帰すのは心配だったの送って行こうかと思って
いた所たまたま下の弟が来て送って行ってくれました。

今日の夕方映画を見てきました。
"笑う警官"です。見る気がまったくなかった映画を
見るはめになりました。
ある映画が見たかったのです。109で上映している
と確かめてありました。
金券ショップでたまたま109の券があったので
買いました。1枚700円の激安です。
それは株主への招待券で何枚か連りで切り離し無効
のものです。
一旦全枚数買って使ったら残りを店に返し、残りの分の
金額を払い戻してくれるというものでした。
何でも見られるようなことをお店の人は言っていたし
その券にも何の断りも書いてありませんでした。
109のチケット売り場へいったら"笑う警官"しか
見られないと言います。
しょうがないので見てきました。
券は見終わった後早々に返しました。もう二度と
買いません。

"笑う警官"なんだかなぁ、見ていて悲しくなるなぁ。
これほど警察が腐敗しているのならそんな警察を
持っている国自体がだめな国ということになると
思う。なんでこんなふうに救いようのない悪な
警察というものを描くのだろう。

映画 "風が強く吹いている"

2009-11-03 19:16:25 | 映画
映画"風が強く吹いている"を見てきました。
は以前読みました。
どんなふうになるのか興味しんしんでした。
歩(カケル)役の林遣都さんの走るフォームは特に
美しいものでした。川原を走るシーンなど気持ち
よさそうであんなふうに走ってみたいと思わせます。
寛政大の10人みんなよく走りました。
灰二(ハイジ)役は小出恵介さん。
みんなのリーダとして引っ張っていきます。

本と映画がある場合、二つが別物になったりしますが
この映画は本から離れずに映像に移したものと思います。
ハイジが寮全員分の食事から掃除、勉強の面倒まで
みてお母さん役を引き受けています。
そしてカケルに出合って、箱根駅伝を走るという
自分の夢にみんなを引きずりこんでいきます。
マラソンのコーチとして練習メニューを作成し
皆の気持ちを箱根駅伝へと導いていきます。
駅伝のシーンがいいです。本ではこのシーンを自分の
頭の中で思い描くことは私にはできません。
迫力ある駅伝の様子が実際に見られてよかったです。
10人でたすきを渡して走っていく、みんなといっしょに
成し遂げていく喜びは大きいでしょうね。

さわやかな青春スポーツ映画です。

プール

2009-09-23 19:56:27 | 映画
映画を見てきました。"プール"です。
小林聡美、伽奈、もたいまさこ、加瀬亮、シッティチャイ・
コンピラ の5人が主要な出演者です。
"かもめ食堂"、"めがね"と同一路線の映画です。

一応ストーリーはあるのですがただぼんやり
見ていれば楽しい映画です。
風景に溶け込んでその場にいるような感覚に
なります。
"めがね"よりこっちの方が好きかな。

映画が終わってから、ちらしやホームページで
映画の内容を読んでこんなストーリーだったのかと
わかりました。ぼんやり見てたんですね。
4年前娘を祖母に預けてタイのチェンマイのゲスト
ハウスへ働きに行ってしまったお母さんを訪ねて
大学の卒業旅行にやってきた娘との6日間を
描いたものです。
でも私はお母さんがタイに家を買って移住した
ように思っていました。
ゲストハウスといっても誰も6日間お客さん来な
かったようです。

やりたいことをすればいいと娘を置いて外国へ
行ってしまったお母さんをちょっとお金持ちの
身勝手みたいに思いました。
でも住みたい場所があるからそこで働く、だから
そこへ行くというのはわかるような気がします。

ごはん食べて洗濯して市場へ行って、そんな生活が
ゆったりと流れていきます。
その家のキッチンは"めがね" とよく似ていて
屋根はあるけど囲われていません。
ちょうど大きな傘を開いた感じです。
とても気持ち良さそうなキッチンです。
キッチンが二ヶ所あります。
一階と、階段を上がった所にある二階のキッチン、
なぜ二つもあるのかなと不思議に思いますけど二階も
開放されたキッチンです。

娘が泊まった部屋も白でリネン類も真っ白、
部屋の戸を開け放すと庭と一体になって
素敵でした。

題名が"プール"ですので泳いだり水遊びする場面が
あるのかと思ってましたがありませんでした。
プールのまわりで仕事したり、本読んだり、会話
したりとそんな風にすごす場所として描かれて
いました。うーん、贅沢。

時にはこんな風に、ただ自然の中でゆったり過ごす
映画もいいです。

幸せはシャンソニア劇場から

2009-09-05 21:21:10 | 映画
ずいぶん映画を見ていません。
今日は久しぶりに見に行こうかと新聞の映画館の
案内を見たら今"あいち国際女性映画祭"で2~6日は
女性は映画料金が千円だと載っていました。
それならなおさらいかなくちゃ。
"幸せはシャンソニア劇場から"というフランス映画を
見てきました。
時代が1939年の設定です。ヨーロッパは政治的にも
労使関係でもゆれている時代のようです。
一度はつぶれた劇場を再興しようとがんばる
芸人さんたちを描いた映画です。
古めかしい感じの映画ですがなんだかなつかしい
感じがします。
1939年は生まれる前で知りませんけどね。
なかなかいい映画でした。

帰りにアロマキャンドルのお土産をくれました。
マグカップほどの大きさがあります。
映画館でお土産くれるということは皆無では
ないけどずいぶん大きな物をくれるものです。
あ、今日だけかもしれません。明日行って
くれなかったとしても怒らないでください。
これすごく臭います。だいたいが臭いに
鈍感でまわりでいい匂いといっている時でも
気が付かない方なのに、芳香剤の匂いは鼻に
つきます。
もらって文句を言ってはいけませんね。


ROOKIES

2009-07-04 21:10:04 | 映画
映画を見てきました。"ROOKIES ルーキーズ"です。
去年の年末にテレビで放映されていたのを
見ました。それで映画も見てみたいという
気になりました。
よかったです。まあ2時間ですから内容が
限られてしまいますからテレビで見ていなければ
物足りないかもしれません。
でも仲間で夢に向かって突き進んでいく姿を
見るのはいいものです。
先生は元気で檄を飛ばしています。
夢中で同じものに向かった仲間は一生の仲間ですね。

夕方に行きました。600名入れる大きな映画館
なのに観客はまばらでちょっとさみしいです。
最終回はもっと少ないようでした。
映画ってあまり見られないのかな。

コナン

2009-05-03 22:15:56 | 映画
映画を見てきました。
"名探偵コナン 漆黒の追跡者"です。
コナンの映画の全部を見ているわけでは
ないのですが、ここ数年は見ています。
大人のくせにアニメを見て、なんて言わないで
ください。結構おもしろいですから。
それでも年によってあんまりおもしろくなかった
なぁということがあります。
今年のはいいです。話が単純過ぎず、それでいて
こみいって理解できないということもなく
楽しい作品です。
子供から大人まで楽しめる映画です。

鑑識・米沢守の事件簿

2009-04-02 20:58:36 | 映画
映画を見てきました。
今日は女性は千円で見られる日ですから。
「相棒」から生まれたスピンオフ映画
「鑑識・米沢守の事件簿」です。
テレビの「相棒」は好きです。
映画の「相棒」は見ましたがつまらなかった。
でもなんとなく「鑑識・米沢守の事件簿」は
おもしろいのではないかと感が働きました。
そう、こちらの方がおもしろいです。
単純な内容だから物語にすんなり入り込めて
ただ楽しいと思えるものでした。
米沢守役の六角さん、いい感じでした。
テレビに出てくるいつものメンバーも出演
していてなじみのあるものでした。
仕事帰りに2時間楽しむのにいい映画でした。

ホルテンさんのはじめての冒険

2009-03-15 17:09:28 | 映画
映画"ホルテンさんのはじめての冒険"を
見てきました。
新聞やちらしの宣伝文をみておもしろそうと
思って見に行こうと思いました。
でもなんか宣伝と違うなぁ。
ホルテンさんは67歳の電車の運転手です。
小鳥が家族の静かで真面目な人です。
そして定年を迎えることになりました。
最後の乗務の前の日に職場のみんなが開いて
くれた歓送会で思わぬことが起きて翌日の
勤務に遅れて仕事をさぼってしまいます。
飲み会の建物から締め出されて、足場が組んで
あったその足場から1階下の家の窓から入り
こんでよその家を通り抜けようとします。

飛行場で知り合いをさがしてうろうろして
麻薬犬にあやしまれたり、サウナに入って
うとうとしているうちに閉店時間が過ぎて
取り残され靴がなくなって女性のハイヒールの
靴を履いて街を歩くことになります。

道で酔っ払って寝込んでいた人と知り合います。
目隠しをして車を運転できるというその人、
朝早く実際にやろうと車で出発します。
その人は途中で病死してしまいます。
彼の犬を連れて車を離れるホルテンさんです。

最後は犬を連れ運転手時代に泊まっていた
ホテルの女性オーナーのところへ向かいます。

なんか感想の言いようがない映画です。
映画を見ている限りホルテンさんがそう
真面目でいい人という印象をうけないんです。
普通の常識ある人が人の家に無断で入ったり
するとは思えません。ホルテンさんは2度も
人の家に入っています。
映画なんだから細かいことをつついてても
しょうがない、とは言ってもなんか非常識です。
定年になって急に人が変わって別の生き方を
しようとしている人を描いているというふうに
私には見えませんでした。
共感はしませんけどそう悪い映画ではありません。
こんな静かな映画もいいです。

ロシュフォールの恋人たち

2009-03-01 20:56:30 | 映画
昨日映画を見てきました。先週見た
"シェルブールの雨傘"と同じ監督、同じ音楽
の"ロシュフォールの恋人たち"です。
この映画も40年以上前のものです。
そんな古さを全然感じさせませせん。
出演者が着ている洋服はどれも現在でも
斬新なデザインですてきです。
この映画は歌とダンスがいっぱい盛り込ま
れていてただただ楽しいものです。
カトリーヌ・ドヌーブ、フランソワーズ・
ドルアレックが双子姉妹を演じています。
この二人は実の姉妹だそうです。
"雨に唄えば"のジーン・ケリー、"ウエスト・
サイド・ストーリー"のジョージ・チャキリス、
ジャック・ペラン、ミシェル・ピコリなど
豪華キャストです。

お祭りの催し物を行うイベント屋のキャラバンが
金曜の朝に広場に到着し、土曜に準備、
日曜はお祭り、月曜のお昼にキャラバンがパリに
出発するまでの4日間の出来事です。

双子姉妹がそれそれの恋人に巡り合い、
そのお母さんは姉妹の年の離れた弟のお父さんに
あたる昔の恋人に巡り合うといった内容の話です。

とにかく楽しい映画です。
音楽はCMに使われたり、ラジオから流れて
きたりして映画を知らない人でも1曲ぐらいは
聞いたことがあると思います。
"キャラバンの到着"、"双子姉妹の歌"、"夏の思い出"
等々あります。

そうそうデシタルリマスター版だというのに
途中でプッと映像が切れてしまいました。
明かりがついて10分ほど中断しました。
こんなこと今まで映画見てきてまずありません。
テープが切れるなんてないわけだからどうした
のでしょうね。

シェルブールの雨傘 その2

2009-02-23 21:27:00 | 映画
映画「おくりびと」がアカデミー賞外国語映画賞
を取りました。おめでとうございます。
去年見た映画の中で一番いい映画でした。
外国の人々にもわかってもらえたのですね。

昨日見た"シェルブールの雨傘"の続きです。
最後の場面は二人が偶然出あって会話を交わして
分かれていくというものでした。
前に見た時、といっても20年ほど前だと思います。
まだ続きがあったような気がするのです。
ギイの家族が楽しそうに夕食のテーブルを囲む
のを、家庭がうまくいっていないジェヌビエーブが
雪が降っている窓辺で車の中から、寂しそうな
悲しそうな、うらやましそうな顔でしばらく
見つめてから走り去る、こういう場面です。

昨日の映画にはありませんでした。
カットされたのか、それとも私が頭の中で付け
加えてさも見たような錯覚に陥っているのか
どちらなのでしょう。
もし私が作り出したのなら、たいした想像力だと
思います。
この場面があったとしたら映画がまるで別物に
なってしまいます。
人生には踏ん張りどころがあるのにそれをせず
楽な選択をしてしまったジェヌビエーブ。
たとえ未来がどんなものになるとしても
自分の人生は自分で切り開かないと後悔が
待っているというメッセージのものになります。

シェルブールの雨傘

2009-02-22 21:15:23 | 映画
映画を見てきました。

45年も前のフランス映画"シェルブールの雨傘"です。
全編せりふがすべて歌です。普通にしゃべるところが
ありません。ダンスはありません。
あらすじです。

シェルブルールという港町の傘屋の娘、17歳の
ジェヌビエーブと20歳の整備工のギイが恋に落ちます。
結婚の約束をしますが、ギイに2年間の兵役の招集が
きます。待っていてくれるよう訴えるギイ、離れたく
ない、待っていられるかわからないと辛そうなジェヌビエーブ。
駅での切ない別れになります。
しばらくして妊娠していることがわかります。
離れていて、手紙もあまり届かず、ギイの顔が描けない
気持ちが離れていくジェヌビエーブです。
傘屋の経営が苦しく、母娘で宝石を売りに行った時に
出会ったカサールがジェヌビエーブに結婚を申し込みます。
かなり年上でお金持ちの実業家です。
お腹の子を自分たちの子として育てようと言ってくれます。
その申し出を受けて結婚してパリに生活の場を移します。
2年後兵役を終えギイは帰ってきます。ジェヌビエーブが
結婚したことを知って荒れた生活を送るようになります。
育ててくれた叔母が死にます。
ギイは叔母の面倒を看てくれていたマドレーヌと
結婚します。
叔母の残してくれたお金でガソリンスタンドを
経営し、息子も生まれ幸せに暮らしています。
ある日ジェヌビエーブが娘を乗せて偶然スタンドへ
ガソリンを入れに立ち寄ります。短い会話を交わす
二人。そして分かれていきます。

待っていてくれ、というのになんであっさりと心変わり
するのが少々理解できません。
付き合った日々が短かったようですし、何しろ若い。
持ちこたえられるほどの心のつながりがなかった
ということでしょうね。
借金に追われている家庭ですし、お金持ちで、
安心して生活できるとなれば気持ちも変るものです。
男の方は幸せな家庭を築きます。
女の方はわかりません。幸せに暮らしている
のだろうなという雰囲気はあります。
子供の名前がどちらも同じフランソワ。
子供が出来たら付けようと話し合っていた名前です。
前に見た時には女の不誠実に憤慨したものですが
今回見てみたら、人の気持ちは変るし
こういうふうに別れて別々な人生を歩むという
ことがあってもしょうがないと思えました。