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東京大学教授・高橋典幸氏に捧ぐ「隠岐にて実朝を偲ぶ歌(後鳥羽院)」

2021-10-01 | 長村祥知『中世公武関係と承久の乱』

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年10月 1日(金)10時01分11秒

隠岐にて実朝を偲ぶ歌(後鳥羽院)

これ以上何を失えば 朝幕関係は一変するの
どれ程の痛みならば 幕府の従属下と言われないの
One more time 季節よ 移ろわないで
One more time ふざけあった時間よ

くいちがう時はいつも 君が先に折れたね
我が儘な性格を 最近少し反省中
One more chance 記憶に足を取られて
One more chance 次の場所を選べない

いつでも捜しているよ どこかに君の姿を
隠岐の海の 荒い波風
こんなところに いるはずもないのに
願いがもしも叶うなら 今すぐ君のもとへ
できないことは もう何もない
すべてかけて抱きしめてみせるよ

寂しさ紛らすだけなら
誰でもいいはずなのに
星が落ちそうな夜だから
自分を偽れない
One more time 季節よ 移ろわないで
One more time ふざけあった時間よ

いつでも捜しているよ どこかに君の姿を
呉竹の葉末 山の端の雲
こんなところにいるはずもないのに
奇跡がもしも起こるなら 今すぐ君に見せたい
新しい朝 これからの僕
言えなかった「好き」という言葉も

夏の想い出が廻る
ふいに消えた鼓動

いつでも捜しているよ どこかに君の姿を
明け方の街 海士町で
こんなとこに来るはずもないのに
願いがもしも叶うなら 今すぐ君のもとへ
できないことはもう何もない
すべてかけて抱きしめてみせるよ

作曲 山崎まさよし
https://www.youtube.com/watch?v=BqFftJDXii0

「朝幕関係が一変したとか、幕府が朝廷を従属下に置こうとしたというわけではない」(by 高橋典幸氏)
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/8fc879a7e15b24002c5aa3efd256d232

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