学問空間

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鎌倉遺文研究会第134回例会の御案内

2007-09-22 | その他
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2007年 9月22日(土)00時37分29秒

例によって勝手に宣伝です。
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日時:9月27日(木)18:00~
場所:早稲田大学文学学術院第2研究棟(39号館)6階第7会議室
報告者:林譲氏
題目:「検討の要ありとされる源頼朝文書について
     -特に相田二郎氏分類の第一筆蹟を事例として-」
[報告者の一言]
「偽文書、検討の要あり、案などの按文のある『平安遺文』『鎌倉遺文』収載の源頼朝文書のなかには、正文と理解すべきものも少なくないように思われる。頼朝文書の筆跡分類に定評のある相田二郎氏「鎌倉時代における武家古文書の筆蹟」の問題点とともに、藤原俊兼の筆跡かとされる第一筆蹟を事例として、正文と理解すべき方法を考える機会としたい。」

http://www.f.waseda.jp/ebisawa/top.html
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荒行の様子

2007-09-22 | その他
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2007年 9月22日(土)00時31分18秒

釈さんが編集長ブログで書かれていますので、次回は参加してみようかなと思われる奇特な方は参考にしてください。
ちなみに参加7人中、完走したのは釈さんと女子大生1名の合計2人のみで、私は午前1時半に敗退し、缶ビールを飲んで布団で寝てしまいました。
午前5時に起きて会議室(和室)に偵察に行くと、2名が畳の上にうつぶせになって死んだように眠っており、釈さんたちは脱落者男子のいびきがうるさいという理由で別室に移動して修行を続行中でした。
午前11時半に終了したときには釈さんもお疲れ気味で、最後までとことん元気だったのは女子大生1名のみでしたね。
http://blog.goo.ne.jp/shaku-henshucho/

>筆綾丸さん
一部、削除されましたか。
難しかったので、じっくり調べてから、可能ならばレスしようと思っていたのですが。
今週はいきなり荒行で始まり、バタバタと雑用に追われているうちに週末になってしまいました。
『天平冥所図会』もやっと勢田大橋にたどりついたところで、周回遅れもいいところですね。
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中前勉荒行班主催「『吾妻鏡』荒行本番2007」

2007-09-16 | その他
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2007年 9月16日(日)12時25分27秒

本日午後4時から明日午前10時まで、都内某所にて、荒行大先達細川重男大行者の指導の下、中前勉荒行班による「『吾妻鏡』荒行本番2007」が敢行されます。
18時間連続で、入れ替わり立ち替わり『吾妻鏡』に関する報告と質疑を行うという、まさに前代未聞の大行事であります。
という訳で、本掲示板の投稿者のうち、かなりの人数が荒行に参加し、明日にはヘトヘト・ヘロヘロ状態となる予定ですので、レス等、遅れるものと思われますが、何とぞご容赦ください。
なお、不肖わたくしも参加いたしますが、発表者ではなく単なるオブザーバーなので、行者の方々の修行をよそに8時間熟睡しようと思っております。


>相国入道さん
いつもありがとうございます。

>その四度にわたる落城の歴史
はっきり言って、ちょっと情けない歴史ですね。
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島田大尉のマンドリン

2007-09-16 | その他
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2007年 9月16日(日)09時40分44秒

>筆綾丸さん
ちょっと調べたいことがあって、John Dowerの『Embracing Defeat』を先に読み始めていたのですが、しみったれた文章にいいかげんうんざりしていたところ、『瑠璃の翼』のきびきびした文体がちょうど良い口直しになりました。
リンク先の「自著を語る」で山之口洋氏が言われているように、戦争を知らない世代の人間が戦争を描けるはずがない、と決め付ける人たちの大半は、実際には単なる被害者として戦争の最終局面を経験しているだけであって、戦争の全体像を知りたいと思ったら、むしろその前の世代の話の方が参考になりそうですね。
ノモンハン事件についての私の乏しい知識は殆ど地上戦に限られており、当時、新聞を賑わせていたのはノモンハン空戦の「空の英雄」物語だったことも知りませんでした。朝日新聞従軍記者・入江徳郎氏の『ホロンバイルの荒鷲』も読んでみようかなと思います。

>ローラン・ギャロス
プロペラ機において機関銃をどのように発射するかという難問を最初に解決した人ですね。
もっとも、「木製のプロペラの背面に金属板を張り、プロペラブレードに当たった弾ははじき飛ばす」「当然、何度か出撃するとプロペラはぼろぼろに痛むが、そのたびに交換」するという、あまりに乱暴で面白すぎる方法ですが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%AD%E3%82%B9

>詩人肌で音楽通の撃墜王
マンドリン好きの島田大尉ですね。
作者はさまざまな人物像を実に鮮やかに描き出してますね。

>井上さん
>『板碑と石塔の祈り』
購入しました。
表紙の「真仏報恩板碑」を始めとして、掲載されている写真を見るだけでも楽しいです。
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『瑠璃の翼』

2007-09-15 | その他
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2007年 9月15日(土)01時36分40秒

>筆綾丸さん
少しずつ読んでいて、先ほどやっと読了したのですが、驚きました。
大変な才能の作家ですね。
あとがきの冒頭に、
------------
いま、この文を書いている書斎の、机に向かった私の背中を見おろすところに、祖父野口雄二郎の遺骨が安置されている。ロシア連邦イワノヴォ州の墓地から日本政府の遺骨収集団が掘り起こし、昨年わが家に帰ってきたものである。没後四十七年、最後に満洲国を発ったときから数えると、じつに六十年ぶりに祖国の土を踏んだことになる。
------------
とありますが、孫としては確かに「いつかは書かねばならない作品」ですね。
今日はもう遅いので、8歳前後の小学生の感想文程度にて失礼します。

http://www.bunshun.co.jp/jicho/samurai/samurai.htm
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石山寺・亀谷禅尼供養塔

2007-09-08 | その他
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2007年 9月 8日(土)18時11分57秒

>水戸御史太夫さん
>相輪もだいぶ太くなり
隅飾は古風だなと思ったのですが、相輪も判別のポイントなんですね。
ご教示、ありがとうございます。


宝篋印塔で検索していたら、石山寺の「亀谷禅尼供養塔」というのがちょっと気になりました。
伝承では「亀谷禅尼」は中原親能の妻で「頼朝乳母」とされているそうですが、建立時期からすれば、中原師員の後妻で、叡尊との関係が深い「亀谷禅尼」を考えるべきなんでしょうね。
などとエラソーに書いてしまいましたが、kariさんの論文「亀谷禅尼の軌跡」の単なる受け売りです。

http://www5.city.otsu.shiga.jp/kankyou/public/view.asp?piid=02030200030061&view=1
http://www2.pf-x.net/~sanraku/ohmi11/images/0011.htm
http://www5e.biglobe.ne.jp/~truffe/hokyo-into.htm
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抜けた城。

2007-09-06 | その他
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2007年 9月 6日(木)22時02分45秒

ラピュタ?

>筆綾丸さん
>山之口洋
作品の幅が広い方ですね。
『天平冥所図会』は品切れ中らしいので、先にノモンハン航空戦を扱ったという『瑠璃の翼』を読もうと思います。
主人公の「稲妻部隊」隊長・野口雄二郎は実在の人物で、著者の祖父とか。
http://yamanoguchi.cocolog-nifty.com/blog/cat7614635/index.html

>井上さん
写真見ましたが、これひとつで猫の肉球と断定していいのかなと若干不安になりました。

>釈さん
了解ざんす。
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新刊紹介:佐藤和彦・谷口榮編『吾妻鏡事典』

2007-09-05 | その他
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2007年 9月 5日(水)07時59分56秒

佐藤和彦・谷口榮編『吾妻鏡事典』 東京堂出版 2007年8月20日発行 定価5,000円+税
「吾妻鏡」がもつ、社会史や思想史の史料としての側面にアプローチ。政治と合戦、人名考証、社会史、書誌研究の四部構成よりなり、考古学の視線も加えて解説。(おびより)

内容(目次)
はじめに 【編者】
序説 『吾妻鏡』の編纂者と編纂目的を探る 【奥富敬之】
Ⅰ 政治と合戦
 (一) 治承・寿永の乱 【佐藤和彦】
 (二) 奥州合戦 【大石直正】
 (三) 比企氏の乱・和田合戦 【樋口州男】
 (四) 承久の乱 【櫻井彦】
 (五) 寛喜の飢饉 【野村育世】
 (六) 貞永式目(武家政権の自立) 【堀内寛康】
 (七) 宝治合戦 【角田朋彦】
 (八) 諸国群盗の蜂起(反権力の動向) 【渡邊浩史】
 (九) 諸国災害と飢饉(社会不安の増大) 【錦昭江】
 (十) モンゴル戦争・幕府崩壊への道 【松井吉昭】

Ⅱ 人名考証
 149名を立項(人名省略)
 【新井信子・石附敏幸・櫻井彦・佐藤和彦・鈴木隆敏・土屋伸也・錦昭江・根本隆一・
  野村育世・樋口州男・堀内寛康・松井吉昭】

Ⅲ 社会史
 頼朝と都市鎌倉の造営 【谷口榮】
 鎌倉武士と城館 【谷口榮】
 東海道を往来する情報 【谷口榮】
 鎌倉の武家儀礼 【今野慶信】
 鎌倉の故事と先例 【今野慶信】
 『吾妻鏡』に登場する様々な人々 【今野慶信】
 『吾妻鏡』を彩る女性たち 【今野慶信】
 占いとまじない 【今野慶信】
 出産をめぐる生と死の風景 【谷口榮】
 鎌倉の罪と罰 【今野慶信】
 鎌倉の信仰 【今野慶信】
 鎌倉を取り巻く生き物たち 【谷口榮】
 海を渡ってきた銅銭 【谷口榮】

Ⅳ 吾妻鏡の書誌研究
 吾妻鏡の諸本 【高橋秀樹】
 吾妻鏡研究の軌跡 【角田朋彦】

 吾妻鏡年表 【佐藤和彦】
 鎌倉概略図
 系 図(清和源氏・将軍系図、北条氏系図)
 あとがき 【谷口榮】
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びみょーに

2007-09-05 | その他
びみょーに 投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2007年 9月 5日(水)02時44分57秒

掲示板を凍らせてしまったのかも、と不安だった今日このごろ。

水戸御史太夫さんが紹介されていた逢善寺に関して、個人でホームページを作成している方がいますね。
リンク先の「逢善道人墓」という宝篋印塔は、南北朝くらいと見ていいんでしょうか。
(>亜季多さん)
http://www.ushiq.net/~ushiq/houzenji/main12.htm
http://www.ushiq.net/~ushiq/houzenji/main.htm

>釈さん
>10月に明らかになるであろう。
もう発表してもよいのでは。
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川場村・吉祥寺

2007-09-01 | その他
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2007年 9月 1日(土)01時09分44秒

再開された「クイズ・ココはどこ」第1問目は、「回転がはやくなると苦しいです」という I さんの心の叫びも空しく、はぎつきさんがあっさりと正解を出されてしまいましたね。
http://blog.goo.ne.jp/historical-mania/

正解の群馬県利根郡川場村にある吉祥寺は、上州武尊(ほたか)という険しい山の麓にあるお寺さんで、地元では「花の寺」として有名ですね。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/dahkhome/NewFiles/degikesiki9.html
http://i329805.town-web.net/04point_03/65kiti/00.html

>筆綾丸さん
リンク先から引用させていただくと、
-----------------
駿河国并びに数十ヶ所の所領は、この後詰(ごづめ)の時の恩賞なり。国々入部(=領地に入ること)し給ひし時、我等少年の初めに供して、富士浅間宮に神拝し時、神女詫して云ふ、「遠江国近くして吾氏子にほしかりしかば、赤坂の軍の時、我告げしことは知れりや知れりや」と云へり。入道殿座を退て「何事にか候けむ、覚悟せず」と申し給ひしかば「笠じるしのことを案ぜし時、我赤鳥を給(た)びし故に勝つことも得、この国を給ひき」と詫宣せしかば、故殿その時思ひ合はせて、「女の具(とも)は軍には忌まふことぞかし、いかで思ひよりせむ。誠に神の御謀」と信を取り給ひしより以来、「我等も子孫も必ずこの赤鳥を用ふべし」と仰せられき。さるは鎮西(=九州)にても大事な陣にては毎度女騎あまた我等(=私)が夢にも見、人の夢にも見えしなり。必ず此の如くの勝利有りしなり。そははや我家の武具の随一になりき。
-----------------
とのことですが、赤鳥って何かなと思ったら、女性用化粧道具のひとつなんですね。
この話の流れからは、鎮西で出てくるのも富士浅間宮のお使いということじゃないですかね。
神功皇后のような地元の女を夢見たら、富士浅間宮側から嫉妬されるのでは。
http://aal.msis-net.com/kamon/kaisetsu/bunrui/kizai/akatori.html
(「家紋百景」というサイトの一部)
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