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0147 亀田俊和氏「佐藤進一の将軍権力二元論再論」を読む。(その2)

2024-08-20 | 鈴木小太郎チャンネル「学問空間」
第147回配信です。


一、前回配信の補足

安富歩(1963生)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E5%86%A8%E6%AD%A9

「東大=ショッカー」説〔2012-01-27〕
http://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/8b4813511410cb1dca32ce970e93e5f3
いささか恥ずかしい思い出〔2012-01-28〕
http://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/dc6535cadc527e9cd92c9194dfe6af2d
「twitterと下部意識」考〔2012-01-29〕
http://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/38258fe6bbc6a04e9b69e62be6a176a8
不評の喜び〔2012-01-29〕
http://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/bcb51005eefd8f254d47b1e6d8e2ca3f
雪の飯舘村〔2012-01-29〕
http://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/0417c4642d2fa1ec2e55d658440f031c
騒々しい「カナリヤ」たち〔2012-02-03〕
http://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/70e7d2636a55249cb9e8203159aa2340
早川由紀夫氏と「東京大学原発災害支援フォーラム」〔2012-05-01〕
http://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/3848f51a4d28fdf86b3baacb38b0185e
謎の安冨歩ワールド〔2012-05-03〕
http://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/1f978b99d59bcdb833c9383e9f9c6e25
潤と誠〔2013-10-16〕
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/77132f27d804f2985ec41a07e7eb8c50
「原発関連死」の原因をつくった人々〔2014-08-07〕
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/710ae53244fa3d992ecc29879218d8f1
Only Yesterday〔2014-08-10〕
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/28d6eba9197a0067ff1120b505cfd45f
謹告:「中切」のお話は中断させていただきます。〔2016-12-09〕
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/5309aed7c6a3f27875f827ba8a4e1315
與那覇潤・安冨歩・東島誠のトライアングル〔2019-07-09〕
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/6a7a3820d4cc5c44d40c529c94d36cf8
安冨歩・東島誠・桜井英治のトライアングル〔2019-07-10〕
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/26d8495214eeb63a56d47cde4d89a744

東島誠・與那覇潤『日本の起源』(太田出版、2013)
https://www.ohtabooks.com/publish/2013/08/29153651.html

與那覇亭と東島亭の芸風比較〔2013-10-15〕
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/014623ff97c0c451d9174cd601402387


二、「第一章 東島誠「「幕府」論のための基礎概念序説」の概要」

p32以下
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 東島論文は、内容的に前半と後半に分割できる。まず前半部分は「幕府」呼称を検討し、「東国国家論に立つならば、「◯◯幕府」は、鎌倉幕府、鎌倉府のようにあくまで関東に樹立された軍政府のみを指して用いるべきであろう」と提言するものである。この部分については、本稿の趣旨からそれるので詳細な検討はしない。

(15)ただし 「室町幕府」に代わる呼称について、「論者は真剣に呼称を、しかも権力の各段階に相応しい呼称を考えるべきであろう」(注(8)所掲東島論文三五~三六頁)と丸投げするのは賛同できない。旧説を批判するのであれば、その代替案を提示するのが最低限なすべきことであると筆者は考える。なお、二〇二三年の『「幕府」とは何か』(注(7)所掲)では、東島は結局「足利政権」という呼称を使用している。つまり「政権」という、古今東西の政治権力を表現するごく一般的で平凡な名称に帰結している。ともかく足利氏の武家政権を室町幕府と称するべきではないとする東島の見解には同意できないので、本稿においても室町幕府の名称を使用する。ただし、「六波羅幕府」「福原幕府」 「奥州幕府構想」「安土幕府」など新奇な幕府呼称が乱立している近年の状況を東島が問題視している点(注(8)所掲東島論文二九頁)は筆者も同意する。
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