生き甲斐の無い日々を送ると、人は何となく憂鬱になってきます。<生き甲斐>は本人が自分の心の中から探し出して<これが生き甲斐だ>と言い切らない限り、生き甲斐とはなりません。朝、目が覚めて、さあ、やるぞ、と言う日々と、さあ、今日は何をやろうかなあ、では大分違います。人は魂、心、身体の3つで成り立っています。魂は宗教心理学では病むこともなく、愛そのもので、永遠普遍なもの、と言われていますから後日話します。今日は身体と心の病が何故起きるかをお話します。<身体>は<遺伝、環境、老化>と<自律神経、内分泌、免疫>、この6個の要素の組み合わせで発病します。<心>は現実の生活に<不適応>になると発病します。つまりその人の<思考><感情><行動>の心理療法上の重要な問題です。<思考>とは、その厳しい現実の生活での問題をどう考えたら上手くいくか、<感情>とは、自然に湧いてきてしまう感情(嫌悪感、憎悪、挫折、失望感)をどう処理したら良いのか、<行動>とは、こんな場合どう行動すれば、この忌まわしい日々から、明るい、爽やかな、自然体で元気に生き抜く事が出来るのか、この3つの対応如何で人生の勝負が決まります。その中でも<感情>の処理が一番難しいのですが明日から考えましょう。ヒントは美しい感情を掘り起こす事です。
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