生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

八重さんの逞しさは現実を受け入れるから!

2013年03月20日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
明るく元気に逞しく生き抜く人間に共通している考え方は厳しい現実から逃避せず、あるがままの現実を一旦受け入れているからでしょう。この現実を受け入れる勇気は中々そう簡単にいきません。昔、海外で飛行機事故に逢いました。最初のアナウンスが「皆さま、胴体着陸をしますーーーー」でした。え、と思いました。ふざけているのかなあ、とも思いました。また、アルゼンチンで政治暴動に巻き込まれ目の前で戦車が人々に機関銃を撃つ現実をまさか、と思いました。信じられない光景でした。このように事件に巻き込まれていく現実を受け入れる数分は永遠に近い長い時間に感じられます。飛行機事故の時、自分は死んでいくのだ、と感じた時に、子供の頃から今までの色々の風景が脳裏に去来しました。後で考えると、たかだか30分くらいの精神現象ですが、何十時間も、その風景に存在して、そこに生きているような錯覚を覚えるのは大脳が私の恐怖心を浄化してくれているのでしょう。何を正確に浄化しているのかは、分かりませんが、とにかく死を覚悟させる為の何かだったのでしょう。八重さんの逞しさは現実を受け入れ、その対応を自分らしく処理していく天才のようです。現実を一旦受け入れる時、そこに大きな知恵が与えられるようです。

:<比較宗教学の視点からの心の旅:75>

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