生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自答

2020年10月20日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
日本社会に住んでいるときは気にならないのですが、海外、特に欧米に住むと時々、親しい研究室仲間からあなたは気味が悪いと言われたことがあります。どうしてですか、と質問すると<何を考えているか分からない、何を嫌だと感じているかはっきりしない>からだと言われました。私は父親から日本男児は感情を顔に出してはいけない、と教育されていましたし、日本社会ではアカラサマニ感情を出すな、と折にふれて言われていました。日本社会では、私は自己主張をするほうだと思っていましたが、欧米ではそのように言われ混乱した青春を思い出します。現代の日本の青年男女でも、まだ、そう言われているようです。イギリスで日本の留学生を世話してくれているイギリスの友達も、今でも日本の留学生は<自分の好き嫌い、考え方を主張しない>から気味が悪いと嘆いています。文化の違いはどちらが良いとはいいきれませんが、現代社会での日本人が感情を抑圧しすぎて心を病む姿を垣間見るとき、心の病、自殺防止の観点からもそろそろ感情抑圧と自己の伝達の分野で反省する必要があるようです。日常生活での<驚きの感情>は若さを現わす健全なバロメーターですので驚きの感情を抑圧せず何故、その感情が湧き出したのか、その意味の解釈を楽しみながら生きていきたいものです。
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