生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自答

2020年10月15日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
スタンダールの小説に<赤と黒>があります。信仰と恋愛が人間らしく織りなされていく小説です。日本人は赤と黒からどんなイメージを受けるのでしょうか?大学病院を訪れる患者さんの中には訪問しておいて何も語らない人がいますので、色についてのイメージを話題にしつつ病理を探ろうとするのですが、鹿児島出身の人と新潟出身の人とでは色のイメージがまた相当違いますので、とても勉強になります。どんな色にどんな感情を持つかを徹底して聞かないと、どんでもない誤診をしてしまいます。香り、感触、味覚などの五感の解釈は非常に神秘的で、それぞれの成育史が違うように五感の解釈も違います。この違いから人間の美しさ、偉大さ、魅力を感じるようになると退院していきます。<違い>に恐怖、嫌悪、哀しさを感じている間は入院しています。
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