五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

24時間前の記憶

2010年01月31日 | 第2章 五感と体感
朝食の準備をしようと、トースターの扉を開けたら、中に昨日のホットドックが入っていました。しかも食べかけ。。。

「ウィンナーが完全に温まっていなかったので、食べかけのパンをトースターに入れたのです」

では昨日、私は何を食べたんだろう???ヨーグルトやイチゴは確かに食べた記憶があります。。。でも、パンは、そうです。食べきっていなかったんです。そのことは記憶にありません。

意地悪なことに、昨日の夕方、息子がトースターに何か入っていることに気付き、「あーーー、また忘れたな。。。、面白いから、そのままにしておこう。。。」と閃き、にやにやしながら私の反応を楽しみにしていたようです。

仕事の日の朝は、何かと忙しい。。。
それ以上に、意識が仕事に向いちゃっているのでしょうか。。。いや、そんなかっこいいことではないようです・・・

ともかく朝食をちゃんと食べることに集中しよう・・・

[生き甲斐の心理学参照」
クリック応援お願いします★
人気blogランキング ☆ありがとうございます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

記憶

2010年01月30日 | 第2章 五感と体感
幼いころの記憶は、良くも悪くもたくさんあります。

3歳か4歳のころ、台風が去った海を見にいったことがあります。
台風一過の太平洋は、果てしなく向こうまで続いていて、穏やかになりつつある波を眺め、海岸に落ちているいろいろな物を眺め、父と手を繋いでいる自分の姿を思い出します。

妹が生まれるため、両親の友人宅に預けられ、自分で髪を洗えると見栄を張り、決死の覚悟で頭にお湯をかけた感覚を覚えています。

自分の五感でじかに感じ、自分自身が自ら意識したことは、何十年前のことであろうとしっかり感覚とともに記憶があるものです。

「幼いころの記憶がない」
と、言われることはしばしばあります。

「記憶がない」ことを受け容れながら、それでも、近い過去から少しずつ聞いていくと、思った以上の遠い過去にたどり着いたりします。

でも、本人は「記憶がない」と言います。

意識と無意識・・・

記憶したいもの、記憶したくないもの、

生き延びるために、自分の心の内側がいろいろと働いてくれているようです。
「記憶にない」ことも生き延びる力だと思います。

心と体と魂、、、、自分を健全に保たせるためにどの部分に焦点を当てていけばよいのか。
それも、その人自身の内に答えがあるのです。

「記憶がない」、ということに「不安」を感じだしたら。。。

それは何かの始まりかもしれません・・・

[生き甲斐の心理学参照」
クリック応援お願いします★
人気blogランキング ☆ありがとうございます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真実からが始まり

2010年01月29日 | 第2章 五感と体感
嘘をつき続け、我慢し続け、抑制し続け、それがあたかも真実であるかのようにふるまっていると、次第に本人だけでなく、周りもヘンになっていきます。

真実を受け容れることよりも、影響されてヘンになった現象を解決していく作業のほうが難しくなってしまうかもしれません。
自分自身の問題が、知らないうちに家族や職場、友達に影響を及ぼしていくのです。

勇気をもって真実を真正面から見てく覚悟を持つと、自分の心の中で大きく溶けていくものがあるはずです。
そうなれば、周りもおのずから変化していくのでは・・・

答えは自分の内にあるのです。

[生き甲斐の心理学参照」
クリック応援お願いします★
人気blogランキング ☆ありがとうございます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

理由

2010年01月28日 | 第2章 五感と体感
子供に「なんでこんなことしたの?」と理由を聞く必要は確かにあります。

しかし、何か事が起こるたびに、理由を聞いていくと、人はそこで学習します。

「理由があれば、許される」ということを学習します。

親も理由に正当性を見出すことで、現実を受け入れやすくなっていきます。
でも、その関わり方が何度も続いたらどうなるでしょうか?

性格としての傾向、個性はそうやって育まれていきます。

そのうち言い訳ばかりが先行し、周りを「イラッ」とさせる現象が起きてきます。
イラッとさせたほうは、自分の習慣化された傾向に気付いていないから、なんで周りがイラッとするのかがわかりません。。。

そうなると、だんだんと悩みが深くなっていきます。

これが続くと負のスパイラルです。

理由を聞くよりも、こんなことをしちゃった時の感情に焦点を当てて聞いてみると、本人は、何かに気付くかもしれません。。。

現象には理由があります。しかし、理由ばかりに囚われていては、何も進まないことが多いようです。グルグル同じところを迷走してしまいます。

理由は一度聞けば、充分です。感情を聞いていくことを大事にしたいものです。

[生き甲斐の心理学参照」
クリック応援お願いします★
人気blogランキング ☆ありがとうございます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほめること信頼すること

2010年01月27日 | 第3章 無意識の世界
相手ときちんと向き合い、正面向いて話を聞いていく姿勢と、相手を信頼している状態が、相手にきちんと伝わっているかどうか?

悩みの深い人に眉間に皺を寄せて、深刻な表情をして対応しても、緊張感は緩みません。

「話を聞く」立場である時は、いつも、そんな自分自身の姿を幽体離脱しているように自らを観察する必要があります。それだけ気を遣います。でも、「相手を信頼する」気持ちがあれば、聞く立場の人は自然と表情が柔らかくなり、おのずから自然体になっていきます。

世の中、ほめられたい人が多いらしい。。。

では、「ほめられたい」人は誰かを「ほめている」かな?

「する」「される」は、あなたと私という関係性の中で成り立つものです。

ほめる人が増えれば、ほめられる人も同じように増えていきます。

一方通行では、相互関係は生まれません。

ほめることは、相手を信頼することと同じです。

「非難したりネガティブな考え」は、「ほめたりポジティヴな考え」よりも安易に湧いてくるようです。
人の本質は、不安感だといわれています。

信頼しほめることを意識する訓練を積んでいきたいものです。

[生き甲斐の心理学参照」
クリック応援お願いします★
人気blogランキング ☆ありがとうございます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕顔から玉鬘へ

2010年01月26日 | 第2章 五感と体感
久しぶりに源氏物語を語る機会がありました。

二時間の勉強会では、全部を語ることはできません。
ですので、今回は「将来の不安を健全に解消するための方法」を自問自答しながら、夕顔から玉鬘までを私なりのダイジェズト版で一気に語らせていただき、聞いた方々がそれぞれ響いた箇所を語っていただく形で勉強会を進めていきました。

某学校の第11回目の勉強会なので、すっかり打ち解けた皆様との時間だったせいか、とても有意義に楽しく「響いた箇所」を聞かせていただきました。

「夕顔が不幸なのか幸福なのか多様な思い」を語ってくださったり、
「玉蔓の生い立ちにも関わらず、健全な考え方ができたのはなぜか・・・?」、とか、
「都に上り、そこでの運命的な再会」に感動したり、

深く納得し、強く心を動かされるような「想い、思い」を皆様が語ってくださいました。

ひとつの物語の解釈の仕方は、解釈する人の成育史に深く関係しています。
そして、自分の遺伝・環境・老化、そして、自律神経・免疫・分泌も深く関与しています。

自分がこれからどう生きていくか、
そして、将来への不安感をどう解消していくか、

不安の中にとどまる時間を強く意識することも必要なことでしょうが、自分の中のなにかを打開したいとき、物語の主人公に自分を重ね合わせてみることで、何かが見えてくるかもしれません・・・

[生き甲斐の心理学参照」
クリック応援お願いします★
人気blogランキング ☆ありがとうございます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私は正しい

2010年01月25日 | 第9章 愛
世の中にはおせっかいな人がたくさんいます。

ダメだしされたり、アドバイスをくれたり、教育されたり、いろいろです。

ありがたいと思うこともあります・・・
でも、
よほど、何かの間違いに気づいたなら別ですが、自分がこれだと思ってやってきたことに自信を持ってほしいなぁ、と思います。

自分の柱は自分自身でぴんと立たせていたいものです。

[生き甲斐の心理学参照」
クリック応援お願いします★
人気blogランキング ☆ありがとうございます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つぶやき

2010年01月24日 | 第2章 五感と体感
テレビのニュースを見ていても、新聞を読んでいても何かがずれているように思うのは私だけなのでしょうか。

世論に中心を据えるのか?
論ずるべき論点に焦点を据えるのか?
最近のニュース番組は何を目的としているのか、見えてきません。
とくに政権交代以降、それを感じます。

道端の刹那的なつぶやきをを取材するよりも、ツイッターでつぶやきを拾ったほうが論点が見えてくるかもしれません。

孤独から生まれるつぶやきは真実を語る。。。。たしかにそうかな。。。。

[生き甲斐の心理学参照」
クリック応援お願いします★
人気blogランキング ☆ありがとうございます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本屋で立ち読み

2010年01月23日 | 第2章 五感と体感
立ち読み。昔は頻繁にしていました。
最近は、そんな時間の余裕もなく、久しぶりの立ち読みに没頭してきました。。。
本のページをペラペラめくるのではなく、ひたすら背表紙を見つめます。

本の題名だけを眺めるだけで、感情の曼荼羅が整理整頓されていきます。

一冊の本を読むことで閃きを得ることも必要ですが、何を買うという目的を持たずに本屋さんでぼんやりと背表紙を眺めることにより、あれやこれやの感情が落ち着いていくのです。

小休止。自分にとって心地よい休息は、たとえ数分でも必要です。

[生き甲斐の心理学参照」
クリック応援お願いします★
人気blogランキング ☆ありがとうございます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~~されたい

2010年01月22日 | 第2章 五感と体感
人に何かを期待するとき、何かを要求するとき、それと同時に、自分はどのくらい能動的に行動しているだろうか?

信頼されたい、、、
愛されたい、、、
信じられたい、、、

~~されたいと思うだけでは、それは単なる要求にしかすぎません。
ただ、要求しているだけでは、なにも変化はありません。
そのまえに、
自分は、相手を信頼しているか、
自分は、相手を愛しているか、
自分は、相手を信じているか、
心の中で自分に問いかけてみる必要がありそうです。

[生き甲斐の心理学参照」
クリック応援お願いします★
人気blogランキング ☆ありがとうございます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分のスケール

2010年01月21日 | 第2章 五感と体感
私とあなたの関係において、

「私はこれだけの経験をしているのよ、だから、あなたは甘い!とか、
「私もあなたと同じ経験しているから、あなたの気持ち、とってもよくわかるわ~」

もしもこんなことを言われて、不快感を感じたとしたら、にの不快感に自信を持っていただければ幸いです。

あなたと私は違います。

人には独自の成育史があります。その過程で自分の「思考と感情と行動」を成り立たせるためのスケールが出来上がっていきます。

他人にそんなことを言われたら、「言った本人のほうが自分の問題を未だ解決できていないのかな?」と思える余裕を持ちたいものです。

[生き甲斐の心理学参照」
クリック応援お願いします★
人気blogランキング ☆ありがとうございます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どこまで生きたいか

2010年01月20日 | 第9章 愛
いつも何かの目標に向かって生活する日々。

夜眠るときに、起床時間を目標にし、
朝食をとるべく、台所に立ち、
出かけるために着替え、
電車に乗るために駅まで歩く。。。
等々、

人生は目標だらけです。

そんな小さな目標とともに、自分の人生設計も、意識のどこかにあります。
でも、それは、その時の状況によって、違います。

子供が生まれた時、どこまで生きれば自分は悔いはないか?と自問自答しました。
「この子が高校卒業するまでは、、、」
少し経つと、「大学卒業するまで、、、」
そしてまた、「結婚して、孫の顔を見るまで、、、」
節目節目を通過するごとに、「自分がどこまで生きれば悔いがないか」が変化していきます。

人によって、その目標設定は様々です。

その日その日の小さな目標をこなしていくことから始めていきたいものです。
そうすれば、おのずから「どこまで生きれば悔いがないか」が見えてくると信じています。

ともかく、今を生きよう~~

[生き甲斐の心理学参照」
クリック応援お願いします★
人気blogランキング ☆ありがとうございます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

口に出せない

2010年01月19日 | 第9章 愛
ほんとうに辛くて苦しい現状の核心部分を口に出して、他者に伝えることができる人は、そう多くないはずです。

「これを言ってしまったら、自分自身を奮い立たせているものが一気に崩れてしまう。。。」

たぶん、これが本音だと思います。

「核心部分を口に出せないとしたら、何で伝えますか・・・?」もしくは「どうなっちゃいますか?」

怒りの感情で第三者に当たり散らす。。。?
物を破壊する。。。?

不安感が増長し、鬱状態になる。。。?

胃が痛くなったり、頭が痛くなったり、食欲がなくなったり、眠れなくなったり。。。?

きっと何かの防衛機制を使い、何らかのかたちで自己処理しようとするはずです。

自分がどんな防衛機制を使って、この危機を乗り越えようとしているか?口に出して云えなければ、その術を意識化することで、ずいぶん楽になるように思います。

14の防衛機制・・・去年のブログ9月17日~30日に掲載してます。
テキストをお持ちの方は、ぜひ、チェックを。。。

[生き甲斐の心理学参照」
クリック応援お願いします★
人気blogランキング ☆ありがとうございます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

修業と修行

2010年01月18日 | 第2章 五感と体感
心理学と表装、「二足のわらじ」と言いたいところですが、ここ半年、心理学のほうに時間を費やす生活を送っています。でも、いつも私の思考の中では、双方が響き合いながら私というバランスがとれています。

昨日は、表装をカルチャーセンターで指導している指導員の勉強会でした。

指導員は全員私より年上です。
これは、大問題です。若い人が育っていない証拠なのですから。。。

習い事の好きな日本人。。。書道や水墨画、日本画を趣味にする人がたくさんいるにも関わらず、表装は、「安い早い」産業へと追いやられてしまっているようです。

これは、危機的な状況です。

表装文化は、日本の文化の集合的価値を秘めています。
今もそうですが、基本的には徒弟制です。

師匠の成りを見ながら職人として育てられていきます。

表層だけではありません。どの世界もそうです。

作品をいかに魅力的に掛け軸にするか。昔の職人さんの多くは、そこまで感性を磨く余裕はなかったようですが、現代では、「安かろう早かろう」との差別化を真剣に考えなくてはならず、結局は、そこに必要なのは、作り手の感性がとても大事になってきたようです。

「しつらえ」の文化は、私の感性にぴたりときます。

「真善美」と「しつらえ」は、いつも隣り合わせです。比喩的なことを含めて、です。

自分にとって本当によいものを見据える「審美眼」をひたすら養いたいものです。
技術習得は、果てしない努力が必要です。でも、審美眼も果てしない修行が必要です。

修業と修行、息耐えるまで…

先週、天国に逝ってしまった友人のご冥福を祈りつつ、
生きている私が「今、何をしたいのか」、改めて考えてみました。

[生き甲斐の心理学参照」
クリック応援お願いします★
人気blogランキング ☆ありがとうございます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幸福感

2010年01月17日 | 第2章 五感と体感
久しぶりに久しぶりのメンバーで食事をしました。

国家試験が受かったり、お子さんが結婚したり大学が決まったり、お誕生日の前日だったり、過酷な職場に慣れてイキイキと働いていたり、それぞれがそれぞれの具体的な幸福感を心に持ちながら集うのは、そうそうあることではありません。

辛く、歯を食いしばって生きていかなくてはならない状況のときには、頑張る意識よりも、必死に生きている自分を奮い立たせることのほうで精いっぱいです。
でも、だからこそ、その状況を乗り越えることができるのだと思います。

最初から理想と現実を繋げようと思っても叶う率の方が少ないはずです。
理想が叶わず嘆いている人がいたとしたら、
自分の抱く「理想」が、どのくらい「現実」とかけ離れているのか、冷静に検証してみる必要がありそうです。

そして、いま、ここでのの感情に「幸福感」が溢れていたとしたら、たっぷりと、その幸福感に浸ろうではありませんか

一日にほんの少しでも幸福感を感じる時間を大切に・・・

[生き甲斐の心理学参照」
クリック応援お願いします★
人気blogランキング ☆ありがとうございます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする