五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

補償・防衛機制14

2009年09月30日 | 第2章 五感と体感
14の防衛機制

14補償

私の「補償」は子育てです。

好きなことを徹底的にやれば、何かが見えてくる。でも、それには努力も必要だし、情報も必要です。やみくもにやっていていては先は霧の中です。
「頑張りなさい!やればできる!」とただ言われただけではノウハウがわからないのに前には進めません。そんな子供時代を過ごしたと私は解釈しています。
そんなわけで、
反面教師での子育てが私の「補償」です。
子供に張り付いて一心同体、自他混合の子育というものではなく、「子供を信じていることを示す子育て」をしたつもりです。
立派な学歴に固執するとか、そういうことではありません。

「補償」という防衛機制を生かして、私自身の感情が満足できる子育てができたことは幸せなことです。
あとは、子供自身が自分の人生を豊かに組み立てていくと信じています。

※17日から続いた防衛機制の自己事例にお付き合いくださりありがとうございました。防衛機制は、生き抜くための手段だと私は解釈しています。過去の防衛機制に囚われる時期も人の成長になくてはならないものかもしれませんが、大いに防衛機制を利用して悔いのない人生を送りたいものです。

解釈を変えると人生も変わっていきます。ほんとうにそうだと思います。

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反動形成・防衛機制13

2009年09月29日 | 第2章 五感と体感
14の防衛機制

13反動形成

自分の劣等感。これらをすべて受容しているわけではありません。
反動形成の激しかった思春期の頃は、このバランスがほんとうにひどかったと思います。

身の丈を認められず、人とは違うということをアピールしたい気持ちがふつふつと湧いていたのは、無謀な青春!といえばそうですが、青春らしい青春だったようです。女の子らしからぬ行動は、今から思うとヒヤヒヤします。

今なら恐ろしくて出来ないような旅を幾度か経験しました。

反動形成で、身近な人や社会にに八当たりする人もいるかもしれませんが、私は、リュックを背負って旅に出るという行動で飛び出していました。

負のエネルギーが強くなければ、正のエネルギーへも強く跳ね返らないかな?

明日は14の防衛機制の最後、「補償」です。

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投影・防衛機制12

2009年09月28日 | 第2章 五感と体感
14の防衛機制

12投影

自分のコンプレックスや嫌いなところを正視できず、他のものに責任を擦り付けたりすることを投影と云うようですが、私の場合、細かい投影は日々頻繁に自分の中で起こっているようです。

家の物が片付けられないのは、家族の誰かのせいになったり、イライラしているときにかかってくる電話セールスに冷たい言葉で断ったり。。。

「自分のせい。自分の責任。。」と正直に自分を反省することは必要ですが、常にそのようでは精神衛生は必ずしも良いとは云えません。

時には、都合のよい投影を使いながら健やかに過ごしたいものです。

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摂取・防衛機制11

2009年09月27日 | 第2章 五感と体感
14の防衛機制

11摂取

自分の身にしのばせておきたいものという解釈で考えるなら、いろいろあります。でも自分が安心し、統合できるもののナンバー1は、ロザリオです。これはどこに行くにも外せません。

これがまた一つならカッコ良く言いきれるのかもしれませんが、実は三つのロザリオが小袋の中にからまって入っています。
ひとつひとつのロザリオには意味があります。その意味が私にとってのほんとうの摂取となります。

他の防衛機制でいうならば、同一化も当てはまるかもしれません。

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同一化・防衛機制10

2009年09月26日 | 第2章 五感と体感
14の防衛機制

10同一化

独身の頃までは、同一化を求めて安住していました。同じような考え方、嗜好の友人にも恵まれていました。
でも、子育てを始めると、いつも気の合う仲間と語りあっているわけにはいきません。いつしか、子供中心の生活へと環境が変化していきました。
そうなると、子供を介して知り合った方々との同一化が始まりました。

かといってそれが本当に満たされた生活とは思えず、もう一度学びたくたくなりました。
日本料理を習い、表装を習い始めたのはその頃です。
創るという作業は、私のアイデンティティとの同一化です。

自分の生き甲斐を考えたとき、「自」「他」との一体を図る防衛機制が働くようです。

今は、「生き甲斐の心理学」勉強仲間との同一化は、私の生き甲斐であり、幸福への防衛機制であるようです。

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逃避・防衛機制9

2009年09月25日 | 第2章 五感と体感
14の防衛機制

9逃避

最近になって、ようやく「逃避」と向き合えるようになってきたように思います。
私にとって「逃避」と「退行」は、お友達のようなものです。

向き合えない現実。いつも無意識に逃避に向いていたように思います。
向き合っているつもりでも的外れな行動をする傾向は、ここ数年でようやく軌道修正されてきたようです。

自分の不安感にとどまると、傾向と対策が見えてきます。

「逃避」に陥っていると、不安感にとどまることが恐怖です。だから不安感を体感する前に何かに置き換えていきます。

だから、ぐるぐると核心を巡っているだけで、何も解決に至りません。

私の中で大きなテーマであったようです。

大地に足を踏みとどめることで、自分の身の丈も見えてきます。
その身の丈を見つめながら上手に「逃避」していきたいものだとしみじみ思います。

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退行・防衛機制8

2009年09月24日 | 第2章 五感と体感
14の防衛機制

8退行

「甘え」という言葉をどこまで使えばよいのかわかりませんが、以前、燃え尽き症候群という言葉が流行りました。あの言葉が流行ったとき、「私のことだな」と思いました。小学生の頃までは、何でも頑張ることのできる子供でしたし、競争心も持っていました。でも、自我と向き合いだした頃から、自然体で甘える術を持てなかった子供時代の欠落から、正面切って戦うことを拒み始めました。

どっぷりと甘え切る。羨ましい体感です。
でも、甘え切れない自分の甘えがあります。

どこまで退行する必要が自分にあるのか気付くと、相手に期待しすぎる自分の甘えにも気付く時がくるかもしれません。

たとえば、爪を切らなくてもよいほど、爪を噛んだり、パチンコやお酒に浸たる「退行現象」を考えるときに、自分の「愛の原型」(自分がどのように愛されたか)をもう一度見直してみる必要がありそうです。

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知性化・防衛機制7

2009年09月23日 | 第2章 五感と体感
14の防衛機制

7知性化

私が普段の生活で知性化を意識するときは、かなりのストレスを強いられている時です。
そうはいっても、自分の感情を何か抽象的に表現しようとしたときに、文学や絵画、音楽から語っていくことは日常における、私の知性化であり、脳味噌の解放だと認識しています。

いつも生身の感情を抑えて知性化した言葉だけで生活していたら、関わる人は、どんどん自信喪失に陥っていくでしょう。。。

知性化は、私にとって心のバランスのツールです。

先日、ある本を読んでいて大笑いしました。
昔の歴史学者方の京都の料亭でのお話です。お酒が入るにつれて、知性化した会話・話題から喧々諤々となり、意見が食い違ってくると「このくそじじい!」と言い合い、取っ組み合いの喧嘩をしたそうです。「知性」は「恥」の始まりということも忘れないように気をつけなくては・・・
何事も、バランスが大事。

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置き換え・防衛機制6

2009年09月22日 | 第2章 五感と体感
14の防衛機制

6置き換え

今、まさに「置き換え」の時期かもしれません。
生き甲斐の心理学の師匠に出会い、宗教心理学という学問に出合ったことで、自分の成育史における体験を全投入している自分がいます。

ネガティブなことを言えば、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。。。

思春期の頃、成り振りかわまわず自己投入することができず、どちらかといえば逃避に近いものがありましたが、この置き換えが素直にできる人は、学ぶべき時期にとことん学べるのだろうな、、、と思います。
(生き甲斐の心理学)

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感情転移・防衛機制5

2009年09月21日 | 第2章 五感と体感
14の防衛機制

5感情転移

家族が毎日揃っていれば、言うことなし!とは、言いきれません。
父親不在の生活は、パラダイスでした。反面、サザエさんのような家庭は憧れでした。
私は毎日帰宅する父親という環境を知らないで育ちました。しかもほとんど海外赴任で年に一度父帰る、、、という生活でした。
高度成長期、海外赴任する父親は、会社から黒塗りの車が用意され羽田空港に向かいます。おめかしした家族に見送られ、出かけて行きました。
たまに帰ってくる父との会話は「無し」に等しいものでした。他人以上に他人という感じです。

そんな娘を不憫だと思った母は(ほんとうは母が不憫だったのだ)、小学校にお願いし、小学生活の担任を男性にしてもらいました。その話は、ずいぶん後になってから聞きました。
今から思うと、余計なお世話です。感情転移を強いられたという解釈もできます。どちらかといえば、母以外の女性に担任をしてもらった方が、もう少し素直に育ったかもしれません。
熱心に関わってくれた若い熱血の男性教師の愛情は、今だに感謝するものでありますが、小学校の男性教師の男っぽさが刷り込まれたおかげで、横浜の中学校に入学した私は教師の幻想を持ちすぎていたせいか、それが崩され一層思春期が深くなりました。

本来ならば父親と育ち合いながら父の愛情を素直に感じる時期にそれが成されなかった私は、どういった男性を信じたらいいのかわからなかったように思います。雲をつかむような男性の理想像は、今だにあります。

感情転移、これが私の事例です。
(生き甲斐の心理学)

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合理化・防衛機制4

2009年09月20日 | 第2章 五感と体感
14の防衛機制

4合理化

合理化、この防衛機制は、私がとても苦手とするものです。自分を正当化するために言いわけしたりすることです。「愛情表現」だと言いながら深層心理の中で「憎悪」をあたり散らして子供を虐待する親などは、この合理化に該当します。

言いわけばかりが先行し、自分の心を繕うことばかりに気を取られているとそのうち心の真実を見失い、周りを不幸にしていきます。

かといって、憎悪に満ちた自分の心を出しっぱなしにしていては、これまたタマッタものではありません。本音の感情を意識することができたら、そこからが新たな始まりなのでしょう。

「純粋無垢な子供に憎悪を感じる自分」「夢や希望を持つ天真爛漫な人に憎悪の感情を持つ自分」の成育史を今一度検証することが、学びの一歩です。

きっと、他の防衛機制が見えてくるのでは?
もしくは、合理化している自分が、合理化することによって救われるということもあるかもしれません。
(生き甲斐の心理学参照)

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昇華・防衛機制3

2009年09月19日 | 第2章 五感と体感
14の防衛機制

3昇華

私は「昇華」しやすい傾向にあります。何か事が起こると、必ず意味のある解釈をしようと自問自答します。これからの自分にとって何か深い意味があるのだ、という考え方は、幼い頃から、多様な環境と個性豊かな大人の姿を見てきたからかもしれません。

悪く言えば、諦めが早すぎる、ということも云えそうですが、起こってしまったことをくよくよ思い悩むよりも「今、自分は最低のところにいるわけだから、あとは上るのみ!」。変わらない現状の捉え方、解釈を変えてるだけで、精神衛生がまったく違ってきます。

いかに「昇華」しながら豊かな心を育んでいくか?

それには、本を読んだり、音楽を聴いたり、絵を観たり、美味しいものを食べたり、好きな匂いに触れたり。。。
五感を磨き、いろいろな考え方を持つ人たちと交流することだと思っています。

小さな囚われから解放されたいとき思いだす言葉は、寺山修司の本のタイトル「書を捨てて街に出よう」です。中原中也の「フランスに行きたしと思えどもフランスはあまりにも遠し。せめては、新しき背広を着て気ままなる旅に出でてみん。」
この詩も私にとっての昇華の原点と云えそうです。
(生き甲斐の心理学参照)
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抑制・防衛機制2

2009年09月18日 | 第2章 五感と体感
14の防衛機制

2抑制

抑制は抑圧よりも軽いものであると教えられました。
抑圧は、成育史上、親や社会から刷り込まれた概念が脅威となり自分を表現できなくなっていたり、劣等感や罪悪感が感情を湧き立たせることにさえブレーキをかけいていたりすることであると私は解釈しています。

理論を知ったら、今度は自分自身の体感で感じていくことが最も必要です。

最近、私自身「抑制」の風通しがよくなってきたように思います。
何を我慢し、何にに対して感情が湧き立つのか、それらの根源が今までよりも意識化できるようになってきたからです。
つまり、「抑圧」という大きなテーマが自己の中で消化できてきたからだと考えています。
自己表現をあるところで止める作業、つまり「抑制」を意識的に操作することに違和感を感じなくなってきたことは、自分にとっての一歩だと思っています。

防衛機制を意識する生活は、まず自己の「抑圧」から向き合う必要がありそうです。そのためには、14の防衛機制を知ってみることから始めてみてはいかがでしょうか。
(生き甲斐の心理学参照)
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抑圧(防衛機制その1)

2009年09月17日 | 第2章 五感と体感
フロイトの14の防衛機制

1抑圧

幼い頃の親は放つ日常の言葉は、子供にとっては絶対的な言葉です。
大人になって社会に出て、子供を育てて初めて、自分が解釈してきたものとは違う見方ができてきたように思います。

「できて当たり前」、

なかなか自分の頭の中に巡らした言葉を自由自在に操れず、言うことを抑えているうちに、そのストレスは違う方向に向けられていました。
若い頃は、自分のしていることに成功のイメージが持てず、何か中途半端な行動が自分の進む道を阻害していたように解釈しています。

最近になり、ようやく感情と言語が繋がってきたと言ってもよいかもしれません。
自分が抑圧していることを意識できるようになるまで、長い長い時間を費やしたように思います。
(生き甲斐の心理学参照)
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まずは自分のことを

2009年09月16日 | 第2章 五感と体感
人のため、家族のため…

「あなたのためだから」。この言葉を聞くと、心がチクリと痛みます。

厳密にいえば「あなたのを思う私の思考と感情をあなたに伝えている」ということです。

悩みの深い家族のために何ができるか?

何ができるか?という思いが湧き上がった者が、自分自身を見つめていけばよいのだと思います。

「何をしてほしいか?」ではありません。

「私は何ができるか」です。

家族の中の一人の風向きが少しでも、ほんの少しでも変わると、何かが変わっていくのです。

いくら自分の産んだ子供長年連れ添った夫婦でも、心の奥までは覗くことはできません。

「あなたの思いは?」という問いに、「私は、」という出だしで言葉を発する方は案外少ないです。。。
いつの間にか、主語が「他人」になっているのです。

「主語」が「子供」になったり「夫」になったり「神様」になったり「社会」になったり・・・

「自分の不安に踏みとどまることに意味があること」の思いが自分の内から湧き上がるまで、相当の時間がかかる場合もあります。何年もかかるかもしれません。

でも、まずは自分のことから

そんなことを考えつつ、明日17日から30日まで、フロイトの防衛機制の自己事例を書いていきます。
読んでくださる方々の思いを重ね合わせたら、どんな思いが湧くでしょうか?

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