五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

1270回目のお水取り

2021年02月24日 | 第2章 五感と体感


1270回目のお水取り   2021年2月24日





東大寺二月堂で行われている
修二会、お水取りは、
今年で1270回目となるそうです。
前年の年末に練行衆の発表があり、
お水取りファンとしては、
その頃から、そわそわワクワクする
感情が湧き立ちます。
コロナ禍における対策を
万全にしながら、例年にも増して、
練行衆の皆様は、修業が深まっている事と
推察しています。

東大寺本殿の裏に繋がる二月堂の小路を
巻子を持った草履をはいた小僧が
パタパタと駆ける体感を私自ら感じたのが
かれこれ20年ほど前の事で、
それ以来、自分の魂の故郷と信じて、
奈良を頻繁に訪れるようになりました。
私の妄想なのか、
遺伝子の記憶なのか、
それはわかりませんが、
そんな体感を覚えた経験が、
自分を幸せに導いている事は
ほんとうのことです。

宇治、京都に向かう奈良坂を
歩いていても、
自分の身体の記憶にそれがあるような
懐かしさが溢れてきます。

第二次世界大戦中も
途切れることなく続いている
お水取りです。
地球と生けとし生けるもの安寧を願って
一層祈りの深い修二会となることでしょう。

我が家にも咲いた馬酔木の花を
花器に添えて、
我が家のお水取りのしつらえに
手を合わせて過ごします。

二月堂では、油の準備を整えた頃でしょう。
花ごしらえを控えたころに
我が家の「お水取り」をしつらえます。

ワクワク感を
お裾分けしつつ、
東の国から手向ける生活を致します。




講座予定


目黒カルチャースクール
第1金曜日
2021年3月5日
13:00~15:00


目黒カルチャースクール
第3金曜日
2021 3月19日
13:00~15:00
11月はNPOキュール15周年記念展のためお休みです。
ご注意ください。
  

綾子塾「生き甲斐の心理学」 
場所:横浜桜木町 婦人会館
時間:13時~15時半
日程:2021年3月9日第4回(第2火曜日)  
(綾子塾は、限定メンバー制)

③越乃生き甲斐の心理学 
場所:横浜桜木町 婦人会館
(公開講座)
時間:13時~15時半
日程:2021 2月25日(第4木曜日) 
 

紅葉坂植村勉強会
場所:横浜桜木町婦人会館
日程:2021年3月2日火曜日




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一番に優先するもの

2021年02月21日 | 第2章 五感と体感

Montmartre

一番に優先するもの   2021年2月21日

立春を迎え、二週間が過ぎました。
信望愛を心の柱にしつつ、
ここ数年、丁寧に暮らすことを意識してきましたが、
今年も同じ心持ちで、
さらには一番に優先するべき
自分の選択を素直にすべし、
と心に留めることを
とても大切にするようにしています。

COVID19による
活動自粛ではありますが、
私自身は、
今年6月を着地点と定めて、
優先すべきものを吟味しながら
日々暮らしています。

全てを事務的に行っていると、
心が寒くなります。
忖度と利益と仕組みの車輪が
優先となっていたら、
段々と生きている甲斐が薄らいでいきます。

「丁寧に暮らす」ということは
自分が選択して行っている事に、
慈しみや愛が籠っていなければ、
行う甲斐というものがないように
思います。

「遣り甲斐」とか「生き甲斐」は、
そんなにたいそうなものでは無く、
自分が行っている事に
愛が籠められていて、
それが相手に伝わっている事を
ほのぼのと感じた時に、
「甲斐」が感じられるものなのです。

一方的な愛を示すだけでは、
一時は愛を示すだけで満足かもしれませんが、
時間がたつほど、
相関関係による「満足感」が得られなくては、
「甲斐」は感じられないでしょう。

一番優先すべき、自分やるべきことの
背景に、「じぶんは、こうあるべき」というような
哲学も
もちろん大事な事ですが、
体感的な満足感と、
実存主義的「あるべき思考と行動」が
互いに共存していないと、
段々と
不満足な「甲斐の無い」自分へと
流れていきます。

だからこそ、
一番優先すべきことに
愛することや
信じる事、
希望を
自分の柱に据えて
いたいと思うのです。

一番優先すべきことに
「信望愛」を据えていると、
社会生活における判断に、
稚拙な過ちを回避できるようにも
感じます。

形を整える事ばかりに
意識が向く日本の政は、
奈良時代からの名残りでもあり、
日本人のアイデンティティでも
あるのでしょうが、
形を整えることの土台に
信望愛の太い柱を
立てておかないと、
帆の無い船と同じでありましょう。

スピーディーな
決断と行動が試されている時こそ、
最優先すべきことの背景にある土台を
常に哲学しておきたいものです。



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雨水の頃に田中一村

2021年02月19日 | 第2章 五感と体感


雨水から霞たなびく頃まで  24節気72候  2021年2月19日







2月16日は、雨水
「陽気地上に発し、雪氷解けて雨水となればなり」
(歴便覧より)
そして、「土の脉潤い起こる」土脉潤起
土が湿り気を含みだす時期。

雨水の日に雛人形をしつらえると
縁起が良いそうです。
水に流す流し雛が始まりとか。

日本の四季の移ろいを
心に留めて暮らしていると、
余計な物を持たずして、
心が豊かになります。

昨日は
千葉市美術館にて、
チェコとスロバキアの絵本展を観賞し、
同時開催の
田中一村展を観賞しました。
奄美大島に行くまで、
20年間千葉に住んでいたのは知っていましたが、
千葉寺の近くだったことを
初めて知りました。
千葉氏の千葉城、通称猪鼻城のお膝元には
千葉寺や千葉神社もあり、
奈良時代以前からの歴史の深さが
見えてきます。

田中一村展ということもあり、
地元の人々が観覧し、
盛況でした。

一心に絵を描く一村の
生き様は、
展覧会を訪れるたびに
切ない痛みを感じますが、
画筆の神様に選ばれし、
稀有な人なのだと改めて思うのでした。

描く情動と
人には衣食住だけでは
済まない渇望が備わっており、
工が加わり、
衣食住工であるように思うのです。

ただ食べて、
ただ住んで、
ただ衣服を着て暮らすのでは、
人間は満たされません。
工が加わって
初めて人間らしい生活が営めるのです。

田中一村の画と向き合うと、
いつも、そんなことを思います。

千葉市美術館は旧川崎銀行の建物を
利用した歴史的建造物を囲む形で建てられています。
一見の価値ありです。

文化的な発信が出遅れている千葉の
宣伝をさせていただきます(笑)




千葉神社


ハンバーグのお店 パテ トツカ 千葉市中央区


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防災の意識

2021年02月15日 | 第2章 五感と体感

馬酔木


宮城県山元町の普門寺

防災の意識  2021年2月15日

13日の深夜の宮城沖を震源とする地震では、
東日本大震災の時が蘇り、
津波の事が気になり、
眠りの浅い朝を迎えました。

幸い身近な人々は無事でしたが、
家の片付けに追われている人もいます。
東日本大震災から10年。
翌月3月11日に向けて、
心に留めてこの期間を過ごしていました。
今回の地震は、10年前の余震だそうです。
動き続けている宇宙の中の地球も
動き続けながら、存続維持しています。
そのことを理解してはいるものの、
地球に生きている私達生物は、
翻弄されつつ、
現在を生きる生命体として
活動し続けているのです。

人間は知恵を持ち備えているので、
修復回復を繰り返しながら、
知識を集積し、知恵を育み
一つの場所に留まる事が出来ています。
留まる知恵を持たなければ
安全な場所へと移動するしか術はありません。
太古の昔の人々は、住環境が脅かされると
次の安住の地を求めて移動してきました。

見えない物の恐怖は
見えなくて解らないから
予測が立たず、
恐怖が増します。
放射能も然り、
COVID19も然り。

東日本大震災以来、
この10年間で学んだことは
私自身にもある程度の体得はあり、
危機管理の意識は高くなりました。
今一度、
この10年間の学びを
先を見据える知恵として
意識化して実行していきたいものです。

防災訓練や危機管理を
繰り返し訓練して
意識化することは緊急時の
咄嗟の判断に役立つはずです。

今年は2月16日が雨水。
灰の水曜日は17日。
リオのカーニバルも中止ですし、
ベネチアのカーニバルも中止です。
灰の水曜日を静かに迎え、
復活祭まで静かに過ぎ越すことも、
きっと何かの意味があるのでしょう。
自然の現象に抗うことなく、
自然の成りゆきを見守ることも
人生の中で必要な時間なのだと解釈しています。




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「言い訳」という防衛機制

2021年02月10日 | 第2章 五感と体感


「言い訳」という防衛機制   2021年2月10日

某氏のセクハラ発言は、
日本よりも海外で大きく問題視し、
報道されています。

私の周囲では、雑談の中で、
怒りを表していることのほうが
多いですし、
仕事場は女性ばかりなので、
話題にも上っていません。

日本では、表面的には男性は立てていても、
実際では女性の方が仕事が早く、決断が早いことを
認識している人のほうが多数だと思っています。

奈良時代の持統天皇は、
多くの有能な男性を
動かして、
実権を握り、律令国家を
つくり上げました。
自分の父親である中大兄の皇子(天智天皇)、
自分の夫である大海の皇子(天武天皇)の
背後で力を備え、
自分の息子の草壁の皇子を
跳ね除けて、実権を握り、
更にその息子の軽皇子を天皇に立てつつ、
自分は上皇となり、
生涯トップの座を他者に譲ることはしませんでした。

持統天皇の実権を握るまでの行程は、
或る意味、現代日本の女性の仕事の仕方とも
繋がるように思います。

明治、大正、昭和あたりまでは、
男性主権の日本ではありましたが、
女性の底力で、男性に勝る持久力を持ち、
男性よりも長命を勝ち取っています。

海外では、女性の首相が活躍し、
尊敬すべき言動と行動で、
信頼を得ています。

「男性社会だからしょうがない」と、
言い訳しながら、自己防衛し、
女性の立場が、優位を得るのは、
日本の場合、
もしかしたら、時間の問題かもしれない、
と、ちらりと思ったりしています。

日本の女性は、一枚上手なのかな、
と、ニヤニヤしながら世間を眺めております。
ジャンヌダルクのような人を
生み出しにくい日本でありましょうし、
そこまでのアイデンティティは備えて
いないようにも思います。

でも、
20代、30代の人材を
健全に育てられるのは、女性のほうが優位でしょうし、
嘘のない愛ある野望を育てられる力を
持っているのも女性かもしれません。

遅まきながらバイデン首相の
所信表明演説の全文を読み、
ツラツラ思うのでありました。

セクハラ発言自体、
言う側の弱気な防衛機制の表れでありましょう。
つまり、自分の身の丈を吟味できていない証でも
ありましょう。
まさに野武士の憐れかな。
ただし、この場合、美しいとは
思いませぬが。
、、、ね、!、漱石先生!


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河鍋暁斎展で足るを知る

2021年02月06日 | 第2章 五感と体感





東京ステーションギャラリーから東京駅前の風景を撮る☆

河鍋暁斎展で足るを知る   2021年2月6日

2月に入り、
ようやく新たな事に取り掛かることの
ペースが掴めてきました。
絡まった糸のような気分では
新たな空気が身体に取り込めません。
暦とは不思議なもので、
立春を迎えると
身体の空気と外の空気が上手く入れ替わるような
体感を覚えます。

俄然読書の速度が早まり、
読解力も深まるような感じとなり、
表装作業の段取りやイメージも
同じところをぐるぐる巡るというのではなく、
展開が想像できる状態になります。
結局、凡人である私は、
どんな環境でも変わらずに制作したり
思索したりすることが、出来ているわけではないのです。

先日河鍋暁斎の下絵を中心とした展覧会を観ました。
(東京ステーションギャラリー2月7日まで)
押し寄せる波のように描く情動の湧く
暁斎の仕事ぶりに強く心を動かされました。
理想と現実のギャップを理想に到達させるための
執拗さががあるかないかで、凡人か達人に
分けられるのかもしれませんが、
理想という世界に
普遍的な真善美が備わってなくては、
多分、人々の心を感動へと導くことはできないでしょう。
ひょっとしたら
理想の領域の想像力は、
彼に天が与えた賜物なのかもしれません。



仕上りの形に近づけるための
渾身の努力がどんなものかは、
イチローのような
スポーツ選手を見ていると
よくわかる事です。

私自身の理想の形とは何か。
と自問自答するや、
どう考えても凡人どまりの
生涯を送ること間違いなしなので、
身の丈を知りながら、
見据える先に、微かな美が
見えればそれでいいと、
心に留めつつ、日々精進したいものだ、、、
と、観念するのでありました。

渾身の一作をいくつも生み出し続けた
暁斎に天晴。
日本の宝です。

今回の河鍋暁斎展は、
本来は海外で開催する予定だったそうです。
それが叶わず、東京ステーションギャラリーでの
展覧会となりました。
日本で、日本人がこの展覧会を
堪能できたことは、とても幸運な事だったと思います。
有難い展覧会に感謝。







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立春2021

2021年02月03日 | 第2章 五感と体感

鎌倉 明月院


立春2021    2021年2月3日

本日2月3日は立春です。
2021年は124年ぶりに一日早い節分と立春です。

一年の終わりを除夜の鐘ですごすには、
余りにも忙しなく、
私の体感としては、暦の2月3日が
ほんとうの正月であるように思うようになってから
数年が経ちます。
その方が、精神的にも体感的にも
開放感を実感できるのです。

理想の形を整えるのが、12月31日と1月1日であり、
そこから一か月間で、身体と心を整えつつ
過ごしながら、春が立つ準備を
無理なくしていくと、
自ずから体と心が整い、
立春を迎える事ができるとういうわけです。


節分と云えば、
私の父方の実家の生垣は、
柊でした。
幼い頃は、あのとげとげの葉っぱが
あまり好きではありませんでした。
祖母は、人嫌いの人で、
他者を寄せる人ではありませんでしたが、
祖父は、人懐こい人という印象があり、
柊の生垣の敷地に建っている
母屋とアトリエは、
社会から隔絶閉しているものの、中に入ると
独特な空気感があったのを思い出します。

絵描きの祖父は、
易経をあてにし、
私の父の名前も
たいそう高い値段を出して
易で占ってもらいつけた名前だそうです。
大森の有名な易経師だそうで、
そのうち調べてみようと思っています。

そんな祖父が、土地の方角や
生垣に無頓着なわけがありません。
陰陽五行と易経で
色々な事を決めたに違いありません。

今更ですが、
「だから、生垣は柊だったのか。。。。」
と、気付いたのは数年前の事です。
柊で、邪気「陰」を払い、「陽」を取り込んで
いたのでしょう。
その上、祖父の家の家紋は「柊」でした。
関西の庶民にありがちな家紋のようですが、
ちょっぴり珍しい家紋です。

数年前に、「柊」の姓を持つ神父様と出会いました。
なんとなく、祖父や亡くなった叔父の顔に似ている印象を
持ったので、思い切って家紋をお聞きすると、
なんと、全く同じ「抱き柊」という「家紋」
だったのです。

不思議なご縁の繋がりだと、勝手に解釈して、
今もそのご縁を大切にしています。

イワシと柊は用意していませんが、
新たな暦の始まりを
香を焚いてお迎えし、
太極拳で身体に陽の気を取り入れて
新たに始めたいものです。

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展覧会巡り2

2021年02月01日 | 第2章 五感と体感


展覧会巡り2    2021年2月1日

二月に入りましたね。
明日2日はは節分。
二月二日が節分なのは124年ぶりだとか。
厳密には、365.224日が一年の日数だそうです。
閏年で調整しながら、暦を作る
古人の知識と知恵に驚くばかりです。

さて、
今日のブログは前日の展覧会巡りの続きです。

東京都現代美術館で開催されている
石岡瑛子展を観覧し、
非常にエネルギーを消耗しましたが、
美術館併設のレストランで食事をし、
外苑前の師匠の表具店に寄り、
材料を購入しながらお喋りしたら
元気注入となり、
渋谷の坂を一気に上り、松涛美術館へ。

東京都現代美術館も松涛美術館も
改装後、足を踏み入れていなかったので、
美術館の変化も確認でき、一石二鳥。

松涛美術館は、趣のある円形の建物。
私が学生の頃に竣工し、築40年となります。
もう少し前からあったような気がしていましたが、
自分の精神的成長と共にある美術館だと認識したら、
リニューアルした美術館に愛着が湧くのでした。

船越桂氏の展覧会を
時間をかけてみるのは2003年の
奇しくも東京都現代美術館の大規模展覧会以来です。
出版物や広告などに作品が使われているし、
何かにつけて目に触れている作家の作品なので
私にとってはとても身近な存在です。

お父様は長崎の26聖人を手掛けた
船越保武先生です。
函館の五島軒の関係で私の画家の祖父とも繋がりがあり、
(ここで書くとややこしくなるので人間関係を書く事は
カットします(笑))
有難い事に五島軒の美術室には祖父の絵と
船越保武、桂氏の作品が一緒に並んでいます。
あまり自慢できるものの無い私ですが、
唯一これが私の小さな自慢です^^;

船越桂氏は、函館のトラピスト修道院の
聖堂の聖母子像を若い頃に手掛けており、
船越家のアイデンティティがカトリック
であることがとても感ぜられる作品展示もあり、
愛溢れる家族の様子が見えてくるのでした。

函館のトラピスト修道院の聖堂の聖母子は
ほんとうに初々しいものです。
トラピスト修道院の聖堂は許可なく入れませんが、
或るお祝い事で聖堂に入ることが出来、対峙が叶いました。
たしか15年ぐらい前の事です。

カトリック逗子教会にも船越桂氏の作品があります。

さて、
今回の展覧会で、何が見たかったかというと、
新作です。
最近の作品は、喜怒哀楽が如実に
表れており、
作品から醸し出される「中性的」なものが、
「あきらかなる両性有具」として表現されており、
作品と向き合う者の感情も揺り動かされるのです。
「戸惑い」「驚き」「母性」「父性」「怒り」「抱擁」
「否定」「受容」というような感情が
私にも湧き上がっている事を意識しました。

ユングのアニマ・アニムス
女性性の中に在る男性性
男性性の中に在る女性性

それらが並列的に表に現れたとしたら、
それは中性という言葉ではなく、
両性有具としか表現しようがないのです。

如実に表れる性と喜怒哀楽は、
嘘のない表現かもしれない、とも感じ、
作品鑑賞によって、即、自分の感情が湧き立つのも珍しい事でした。

以上、私の勝手な解釈をお許しくださいませ。

どのような作品が生み出されるのか、
ドキドキしながら、作品を
追っていきたいものです。



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次回、2月25日(第4木曜日)  

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