五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

記憶

2010年01月30日 | 第2章 五感と体感
幼いころの記憶は、良くも悪くもたくさんあります。

3歳か4歳のころ、台風が去った海を見にいったことがあります。
台風一過の太平洋は、果てしなく向こうまで続いていて、穏やかになりつつある波を眺め、海岸に落ちているいろいろな物を眺め、父と手を繋いでいる自分の姿を思い出します。

妹が生まれるため、両親の友人宅に預けられ、自分で髪を洗えると見栄を張り、決死の覚悟で頭にお湯をかけた感覚を覚えています。

自分の五感でじかに感じ、自分自身が自ら意識したことは、何十年前のことであろうとしっかり感覚とともに記憶があるものです。

「幼いころの記憶がない」
と、言われることはしばしばあります。

「記憶がない」ことを受け容れながら、それでも、近い過去から少しずつ聞いていくと、思った以上の遠い過去にたどり着いたりします。

でも、本人は「記憶がない」と言います。

意識と無意識・・・

記憶したいもの、記憶したくないもの、

生き延びるために、自分の心の内側がいろいろと働いてくれているようです。
「記憶にない」ことも生き延びる力だと思います。

心と体と魂、、、、自分を健全に保たせるためにどの部分に焦点を当てていけばよいのか。
それも、その人自身の内に答えがあるのです。

「記憶がない」、ということに「不安」を感じだしたら。。。

それは何かの始まりかもしれません・・・

[生き甲斐の心理学参照」
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