五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

個性を養う

2016年10月31日 | 第2章 五感と体感
個性を養う2016年10月31日

急激に寒くなりました。今年の夏の暑さと9月以降のお天気の悪さのお陰で、寒さが急にやってきたような気もしますが、考えてみればこの時期はこんなものなのかもしれません。
暑さでぐったりしながらもやはり真夏生まれの私は夏が好きなようで、寒くなり出すとぐんと気が下がります。ともかく「寝るに限る」で、体調管理をしながらこの時期を乗り切るつもりです。
そうはいっても、世間は芸術の秋。自分の事だけでなく友人知人の作品展も目白押し。自分の行動予定と電車路線図をしげしげと眺めながら一番効率の良い動きを画策する毎日です。

銀座プロムナードギャラリーでの「江戸表具を愛する会の展示」は、そんな自分の行動する地点の通り道になっていたりするので、私だけでなく、案外皆様に立ち寄って頂くには丁度良い場所かもしれない、、、と、思ったり。
11月13日までの展示なので、丁度折り返し地点となりました。

表現者の方々の作品のみならず、会話や服装や持ち物も鑑賞の楽しみの一つであり、同時に身を糺す思いを経験したりするのです。
自分自身を養うものの取捨選択を歳を重ねる毎に整理と選択しているうちに、選択するもの自体が自分の個性となっていることに気付きます。
自分自身の生活が自分の個性を養っている事をしみじみ思う今日この頃です。

今週も出来得る限りの出会いと再会を愉しみながら私自身を養いたいものです。

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江戸表具を愛する会作品展示
場所:銀座プロムナードギャラリー 「銀座三越~東銀座地下道のショーウィンドーギャラリー」にて
日程:10月15日土曜日午後~11月13日土曜日午前
私は、子供の晴れ着古裂でしつらえた掛け軸を展示。会のテーマで仕立てた掛け軸も展示中。
銀ブラついでにご覧くださいませ。


表導会 50展
11月14日日曜日午後~11月24日日曜日16時まで
有楽町&銀座 東京交通会館の一階ギャラリー パールルーム

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勉強会予定:
ユースフルライフ研究所 公開講座
11月1日火曜日 腰越勉強会
11月15日つつじヶ丘勉強会


NPOキュールの勉強会
11月18日金曜日 東急セミナーBE雪谷大塚校
11月25日金曜日 東急セミナーBEたまプラーザ校







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死者の日

2016年10月29日 | 第2章 五感と体感
死者の日2016年10月29日

そろそろハロウィン。
キリスト教以前の宗教から始まり今ではキリスト教の祭儀となっている「死者の日」は11月2日です。諸聖人の日が11月1日。
ハロウィンは10月31日。
日本の文化で言うと、お盆のようなものでありましょう。
カトリック教会では、死者の日にミサを行い、そこで全ての死者の為に祈ります。
カトリックの祭儀を暦で大まかに辿ってみると、降誕祭、四旬節と復活祭、聖霊降臨、そして死者の日は万霊祭となります。
カトリック教徒にとって、とても大切なミサです。

日本ではハロウィンが仮装の日として定着してしまいましたが、本来はキリスト教以前からの祭りです。

そのような祭の日程が迫っている事もあり、昨日のたまプラーザの講座では、3vの法則を利用しながら、メメントモリ(死を想う)のイメージの言語化を図りました。

「3vの法則」をざっくり説明すると、「イメージ」して「言語化」して「実行する」ことを言います。

「死を想う」ことは、今をどう生きるかに必ず繋がります。
目を瞑り、手を合わせ、呼吸を整えて死者を祈る時間を静かに穏やかに過ごしたいものです。

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江戸表具を愛する会作品展示
場所:銀座プロムナードギャラリー 「銀座三越~東銀座地下道のショーウィンドーギャラリー」にて
日程:10月15日土曜日午後~11月13日土曜日午前
私は、子供の晴れ着古裂でしつらえた掛け軸を展示。会のテーマで仕立てた掛け軸も展示中。
銀ブラついでにご覧くださいませ。


表導会 50展
11月14日日曜日午後~11月24日日曜日16時まで
有楽町&銀座 東京交通会館の一階ギャラリー パールルーム

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バランス取ってる

2016年10月28日 | 第2章 五感と体感
バランス取ってる2016年10月28日

「家では何にもしないのに~」
「え?ちゃんと挨拶もするのですか?」
・・・「いえいえ、ちゃんと挨拶するし、所作も綺麗だし、私にも気づかいしているように思いますよ~」

上記のような会話は、昨今問わず日常茶飯事です。

家庭で保護者が子供が躾ける度合いは、色々でありましょう。
成長するにつれ、「あなた」と「私」を分離して考えるようになり、分離の分岐点あたりの時期になると、やたらと保護者の存在がうざったくなります。
私もそのような経験が大いにあります。
「私」という私の領域に「あなた」という「他者」が、入り込んでくることで、異和感を感ずる事は、成長する過程で案外とても大事な感情であり、プロセスであるように思います。

保護者の言う事に「ふん・・・」と、言ったり、無視したり、ドアを叩きつける様に強く閉めたり、物に当ったりしながら、内と外のバランスを吟味する時期は、成人以降の本人の生き延びる力を強めていくツールになるのです。
「その最中に、どのように子と関わるか。または、関わってきたか。」
保護者側も自分を問い直す機会を素直に受け容れる時間を持ちたいものです。

「口うるさく言うお母さん」と思いながらも、外では躾けられた通りの思考と行動で案外動いている事も、ちょっぴり解って頂けると有り難いです。

「家庭や自分の部屋の自分が無防備状態で、一番安心して過ごせるところである事が当たり前だと思う事」が、自然な心情でもあるように思います。

バランスを取りながら生きて活かしている自分のバランスのとり方をちょっと見据えてみると、子供のバランスの取り方も見えて来るやもしれません。

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江戸表具を愛する会作品展示
場所:銀座プロムナードギャラリー 「銀座三越~東銀座地下道のショーウィンドーギャラリー」にて
日程:10月15日土曜日午後~11月13日土曜日午前
私は、子供の晴れ着古裂でしつらえた掛け軸を展示。会のテーマで仕立てた掛け軸も展示中。
銀ブラついでにご覧くださいませ。


表導会 50展
11月14日日曜日午後~11月24日日曜日16時まで
有楽町&銀座 東京交通会館の一階ギャラリー パールルーム

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現実的な将来

2016年10月27日 | 第1章 意識と知覚
現実的な将来 2016年10月27日

今朝方、天の高いところから寒気が叩きつけるように落っこちてきた!と思うくらいの強風が垂直に落ちてきました。このような風が吹くと、「いよいよ冬の到来だ」と、心が引き締まります。

昨日の生き甲斐の心理学某講座のテーマは、「自分の将来の不安について」でした。
先生、そして、久しぶりに再会した皆様、和やかに萩の名残を愉しみながら集えました事に感謝します。
ぼんやりとした不安感が、身体から来るものなのか?魂から来るものなのか?成育史上に育まれた考え方(心)から来るものなのか?を意識してみると、具体的な不安の現実が見えてくるように思います。
一体何が不安なのか?
そんなテーマを与えられたのも何かの縁。
私自身、ムカデのように何足も靴を履いているような生活を長きに渡り過ごしているわけですが、やはり体力的な限界も感じるようになりつつあります。
幸いあまりクヨクヨしない性格なので、多重な仕事と役割に耐えうる精神力はあるつもりですが、そろそろ体力を考えないといけない時期に突入してきたようです。
そのようなわけで、私の場合は「身体から来る不安感」を選択しました。

これ以上効率良く、簡略化していこうとすると、益々悩む時間、つまり決めかねる事を思索する時間の短縮が迫られそうです。
ドラマ「24時間」ではありませんが、「即断即決で行動する」ことの要領を良くするということになります。しかし、体力に自信が無くなってくると、この即断即決こそ鈍くなる感があります。
同時に、やらなきゃいけないことを徐々に先延ばしにしつつ、やるべき事を何とはなしに少なくしていく事も一つのやり方かもしれない、と、ふと、怠け心がそんな知恵を下ろしてくれました(笑)
そんな風に雲隠れしつつ、うやむやにする事を自分に許す事も公には言えない一つの方法かもしれません。
隅から隅まで自分で見渡す事よりも、誰かに託すことにもう少し要領良くなりたいものです。
改めて人を育てる事の大切さを感じています。

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江戸表具を愛する会作品展示
場所:銀座プロムナードギャラリー 「銀座三越~東銀座地下道のショーウィンドーギャラリー」にて
日程:10月15日土曜日午後~11月13日土曜日午前
私は、子供の晴れ着古裂でしつらえた掛け軸を展示。会のテーマで仕立てた掛け軸も展示中。
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分配するモノ

2016年10月26日 | 第1章 意識と知覚
分配するモノ2016年10月26日

私の想像以上の富を得ている人がいらっしゃる中、その何十万倍も今日のパンすら買えない人がいる現実は、フランス革命以前であっても以降であっても、変わらないようにも思います。階級関係無く働き次第で富を得ることが出来るようになった時代は、考えようによっては荘園制度の時代よりも格差の壁が厚くなっているのかもしれません。
富の格差を計算して平均を出したところで何の意味も無いですが、私なんぞは平均を出したら平均以下の民草であろうと思います。

そんな民草の私でも、こりゃいかんな。。。と、思い、ピケティを読んだりしましたが、結論を言えば、結局は自分自身の幸福を思索するしかない事が自分の中で明らかになっただけです。

誰かが持っている何兆円の資産を話題にする事はバカバカしく、それよりも、私自身の今日のパンを買う事の出来る生活は、今日のパンを買う事の出来ない生活よりも雲泥の差があるはずです。
自分が分配できるものは、献金する一枚のコインも役立つでしょうが、自分の知恵と手足を使う事は、もしかしたら一枚のコイン以上の相乗効果をもたらす事もあり得るかもしれません。
「神様の手足になる」という言葉をよく聞きますが、最近この言葉が何故か頭を巡ります。
働いて、子育てして、家を買い、あれやこれやと邁進してきた時期が落ち着き、改めて「働く事の内容」を吟味してみると、私のできる事が神様の手足で他ならない事に気付かされます。
人にはそれぞれの時期があり、自分自身がその時期をタイミングよくキャッチ出来たら、きっと何かの分配が成されるのかもしれません。いや、もしかしたら、既に成されているのかもしれません。
やはり、自分が幸福であることが一番大切なことなのだな、とも思います。


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江戸表具を愛する会作品展示
場所:銀座プロムナードギャラリー 「銀座三越~東銀座地下道のショーウィンドーギャラリー」にて
日程:10月15日土曜日午後~11月13日土曜日午前
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自分の祖先を知ると

2016年10月25日 | 第2章 五感と体感
自分の祖先を知ると2016年10月25日

自分の祖先にはどんな人がいたのでしょう。

自分の父と母2人、それぞれの両親4人、そしてまた両親の両親8人、つまり三代遡るだけでも14人になります。兄弟姉妹がいれば、人数はもっと膨らみます。

幸いな事に私の祖先の数人は秀吉の時代まで遡る事が出来ます。
城持ち&落ち武者、農民、武士、僧侶、神主、教員、宮大工、商売人、芸術家、学者、医者等々。
そんなDNAが自分を成り立たせていることを考えると、私の中には色々な記憶が潜在していることになります。

祖先の一人は、新潟の間瀬村という弥彦山と日本海に阻まれた小さな村で寺を守っておりました。石山本願寺が織田信長との戦いに敗れ、寺院を明け渡した際、顕如と共に北陸方面に落ち伸びた僧侶であったのでは、と推測しています。
それから280年後の江戸時代安政3年にその子孫の一人が、幕府の命令で函館に寺を建立し、開拓団の取りまとめを担います。函館の寺の境内には明治天皇行幸の大きな石碑があり、開拓当時の煉瓦の門が残っています。

諸々の祖先を語り出すとややこしくなりますので省きますが、人が生き延びて、命を繋ぐと、その末裔たちの誰か一人がこのように文字に書くことで、歴史の一つが記されることになるのです。
祖先の成してきた事を知ると、不思議やな、自分の芯が感じられ誇りの様な自信の様な安定感を感ずるのです。

自分の祖先が生き延びて命を繋いだからこそ頂いているこの命がとても尊い存在であることを思うと、大波小波を乗り越える力が自分の中にあることを改めて信じる事ができそうです。
自分の祖先を知ることは、自分の器も大きくしていきます。
現世のみの何かに執着して囚われる事ほど勿体ない事は無いと思うようにもなります。
「自己を知る」の「自己」は、もっともっと深い領域を示していることを忘れないよう学びを続けていきたいものです。

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江戸表具を愛する会作品展示
場所:銀座プロムナードギャラリー 「銀座三越~東銀座地下道のショーウィンドーギャラリー」にて
日程:10月15日土曜日午後~11月13日土曜日午前
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不安感の出し方

2016年10月23日 | 第2章 五感と体感
不安感の出し方2016年10月23日

「私自身、不安な事は何もない」と言われると、返ってその人の不安感の出し方に関して、その言葉を一旦受け容れつつも、私自身が警戒する態勢に入ってしまいます。職業病と言えばそれまでですが、プライベートなお付き合いでも、人間の持つ本質である不安感に興味を持たない人の不安感の出し方は、自分の不安感を受容している人に比べると、驚きの対象になるケースが多いようにも思います。

太古の昔から、外敵にやられないよう自分の生命を守るために生き延びてきた生物が進化し、人間となり、今に至っています。
「こっちに行けば、危険だ。
あっちに行けば、安全だ。」
というような振り分けは、原初感情という「怖い・怖くない」たった二つの感情から成るのだと学びました。

人は学習する記憶と力を持ち携えています。
失敗した経験が何度かあれば、同じ事で間違いが無いよう学習して安全な方向に向かっていけるようです。
自己防衛ということも、同じです。
ですから、「私は不安な事は何もない」と言われる方がいらっしゃると、太古からの長い歴史の原初感情を無意識の中に入れてしまうほど不安感が蓄積し、意識に上がらない状態の「抑圧」となってしまっているのだろうか。。。という疑心暗鬼の心が私に芽生えてしまうのです。

こっちの水は苦い。あっちの水は甘い。
はてさて、どちらを選べば、自分は生き延びる事ができるのやら・・・。
そんな岐路に立った時の自分の不安感の出し方はどんな風なのか。
気恥かしい気持ちもありましょうが、一旦自分の傾向に気を止めてみるのもよいかもしれません。

「私は大丈夫~♪」と鼻歌を歌いながらも不安な事があると血圧が一気に上がる母の気を鎮めに行くのも昔からの私の役目、と、思いつつ、長年の役割が変わらないと思うと、原初感情のパターンの自己学習は余りなされていないということになりますね(笑)それも人間らしさ、ということなのでしょうや。

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江戸表具を愛する会作品展示
場所:銀座プロムナードギャラリー 「銀座三越~東銀座地下道のショーウィンドーギャラリー」にて
日程:10月15日土曜日午後~11月13日土曜日午前
私は、子供の晴れ着古裂でしつらえた掛け軸を展示。会のテーマで仕立てた掛け軸も展示中。
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表導会 50展
11月14日日曜日午後~11月24日日曜日16時まで
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11月1日火曜日 腰越勉強会
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萩はお終い

2016年10月22日 | 悔いのない人生とは?
萩はお終い2016年10月22日

今年の萩は、花が少なく残念な事に見ごたえはありませんでした。酷暑を乗り越え、嵐に倒れる事無く、枝を悠々と弛ませ、花の季節を楽しみにしてきたのですが、9月の日照不足という最後の難関にようやく耐え忍び、何とか花を咲かせたのでした。
それでも、ちらほらと咲く赤紫のをそれなりに楽しませてもらい、あとは黄色く色付く葉が落ちゆく姿を風情良く見守るのみです。

毎年萩の会と称して、悠々と枝を弛ませ花を咲かす萩を楽しみにしてくださる勉強仲間が我が家に集うのですが、時期もずれた今週末から来週にかけて数回行います。
花が落ちた時期に、集う日程がずれたのも「萩にとって」何かの意味があるのかもしれません。

いつもならば9月あたりに気温の変化による眠気が襲うのですが、この現象も一か月ズレて、現在進行中のようです。
電車の中も、風邪ひきさんと睡魔に襲われた人が大勢いらっしゃり、私も電車内の爆睡組の一人です(笑)。昨日は、降りるべき駅を通り過ぎてしまい、戻るのも面倒なので違う線に乗り換えて仕事先に到着する始末。

暦と季節の現象が噛み合わないことが少々気にはなりますが、執拗に例年と照らし合わせない方が良い地球環境になりつつあるようです。
そうはいっても、24節気72候は、自然界を体感する人の知と恵みでありましょう。現象が多少ずれてはいても春分、夏至、秋分、冬至は、地球の決まりごとです。普遍的な森羅万象を柱にして、多少の違いには驚くなかれ、と教えられているような気もします。

暫くは、葉萩を愉しむと致します。

杯(さかずき)を萩の枝葉に名残惜し

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江戸表具を愛する会作品展示
場所:銀座プロムナードギャラリー 「銀座三越~東銀座地下道のショーウィンドーギャラリー」にて
日程:10月15日土曜日午後~11月13日土曜日午前
私は、子供の晴れ着古裂でしつらえた掛け軸を展示。会のテーマで仕立てた掛け軸も展示中。
銀ブラついでにご覧くださいませ。


表導会 50展
11月14日日曜日午後~11月24日日曜日16時まで
有楽町&銀座 東京交通会館の一階ギャラリー パールルーム

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勉強会予定:
ユースフルライフ研究所 公開講座
10月14日~16日は町田ワークショップ 終了
10月18日つつじヶ丘勉強会
11月1日火曜日 腰越勉強会


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10月21日金曜日 東急セミナーBE雪谷大塚校
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秋になると読みたくなる本

2016年10月20日 | 第2章 五感と体感
秋になると読みたくなる本2016年10月20日

寒暖の差が激しいですね。
日本でこんな10月を過ごすのは始めてかもしれません。
気候が変化していることを意識に入れておかないと、自分自身の体温調節が上手くいかなくなるかもしれません。徐々に変化する四季の良さが失われてくる怖さも感じますが、長年そのような変化の仕方で自分の身体を保ってきた方法を意識して調節していかざる得ない気候変動になってきたような気もしています。
そうは言っても秋は秋。
秋になると読みたくなる本は、毎年ブログに書いているように思いますが、やはり、変わらず、のようです。
森敦の「月山」
一年半前に出羽三山の羽黒山を詣で、月山とじっくり対峙する旅をしたお陰で、月山の姿の憧れが多少現実的になったものの、周期的に小説月山の文章に埋没したくなるのは、もはや私の癖となっているようにも思います。

ここ数年、夏目漱石にどっぷり浸かっている節もありますが、日本語の美しさと一行一行における文体の完成度の高さが、良くも悪くも私を刺激していて、もはや私にとって感性を育み、気楽に読む文学というよりも学びの一つになってしまっているので、漱石が胃を病みながら緻密に綴る文字に添い、襟を正して読んでいる節があるのです。
そのようなこともあり、夏目漱石を気楽には読む事ができません。

と、なると、やはり、幽玄さを描き、真似る事の出来ない自在さを日本の文化から表した森敦の文体に「森敦が表現する月山」と同じように私が彼の表現に憧れを感じているのだとも云うことができそうです。

私自身、言葉の表現と心の内が相合わさる事の至福感を味わうための修業がいつしか文字を綴る楽しみになっている事の始まりがもしかしたら小説「月山」であったのかもしれません。



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江戸表具を愛する会作品展示
場所:銀座プロムナードギャラリー 「銀座三越~東銀座地下道のショーウィンドーギャラリー」にて
日程:10月15日土曜日午後~11月13日土曜日午前
私は、子供の晴れ着古裂でしつらえた掛け軸を展示。会のテーマで仕立てた掛け軸も展示中。
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11月14日日曜日午後~11月24日日曜日16時まで
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勉強会予定:
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10月14日~16日は町田ワークショップ 終了
10月18日つつじヶ丘勉強会
11月1日火曜日 腰越勉強会


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寝る子は育つ

2016年10月19日 | 第2章 五感と体感
寝る子は育つ2016年10月19日

寒暖の差が激しく、身体がついていかない感じがして、尚更、ジャンルの違う仕事やら趣味の総まとめが一気に二泊三日の勉強会と同時の先週末に押し寄せ、納まる処に納まったので、昨日は早々に眠りに着きました。
やはり、睡眠は大事ですね。
夜中目が覚め1時間ほどグダグダしていましたが、合わせて9時間近く睡眠を取りました。
昨日の気温の高さで疲れが押し寄せ、電車内は風邪ひきさんが大勢おり、自分の疲労から来る免疫力の低さを予感。そのようなわけで、「さっさと寝るに限る。」を実行しました。

大人になると背が伸びるわけではありませんが、身体の内側の蘇生と回復は、睡眠が一番良いようです。

今日を起点に徐々に再稼働し、12月初旬に目標を定めます。

10月は神無月。出雲にいらっしゃる神々のお留守番をしっかりしつつ、冬に向けて自分の身体を整えて、大事にしたいものです。

良く寝て良く食べて、蓄えをしっかりいたしましょうや。

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言葉で伝える

2016年10月18日 | 第2章 五感と体感
言葉で伝える2016年10月18日

自分の気持ちを相手に言葉で伝える事の難しさは、誰しも経験していることだと思います。
ましてや、自分の気持ちを的確にどんな言葉で表現するか、ということになると、体感している事と表現する言葉の一致が無い限り、もやもやは続くものでありましょう。

相手に伝える前に、もっと大事な事もありそうです。
それは、
「自分の本音の感情を自分自身が掴んでいるか?」
「自分の気持ちが自分自身の意識に上っているか?」
そして、
「それを言葉で表現できるか?」

周囲が介助できるものであれば、「何をどこまで介助するか」は、介助する側の役割と立ち場も大事な条件になっていきます。

人が自立して、自分自身の感情を自分自身で湧き出し、考えて、行動するまで、温かく見守り、添う立ち場にある人は、相手の距離感をある程度、意識して、常に測っていないと、互いに筋違いの方向に向かってしまいます。

「言葉で伝える」事が出来ない人には、自分で伝えるべき人に伝えるまでの介助が必要なのであり、介助する人がその人に代わって代弁することが主な役割ではないのです。

自分の言葉で、自分の感情を意識に上げて、その感情をそのまま受け容れることを「受容」と云うようです。
「相手の気持ちに添う」というのは、「その感情を理解する」ことを云うのだと私は解釈しています。

伝えたい人に伝えることが上手にできないのが人の性質であり、人らしさであることも、大切な概念かもしれません。
だからこそ、それを希求し、工夫し、諸々のものが生み出されていくのでしょう。



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江戸表具を愛する会作品展示
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泊まりがけ勉強会報告

2016年10月17日 | 第2章 五感と体感
泊まりがけ勉強会報告2016年10月17日

10月14日~16日まで東京都町田市の修道院にて勉強会が行われました。
遠方からいらした方もいらっしゃり、朗らかで内容の濃い時間を過ごさせていただきました。今回もとても有意義で楽しかったです。私自身もこの日の為に調整してきたスケジュールも上手く納まり、脳味噌も解れました。
植村先生、お疲れ様でした^^//

今年はお天気に恵まれ、2日目は近くの薬師池公園内の万葉植物苑を散策し、町田市が管理している赤と白の花が満開の蕎麦畑を眺め、昔ながらの里山の風景を存分に楽しみました。丘の森と平地に広がる田畑の風景を懐かしく思うのは、私の遺伝子の記憶がふるふると懐かしさを感じるからなのだと思うのです。

二泊三日の時間をかけての勉強会は、心に落ち着きをもたらすので、これからも大事にしていきたいものだと思いました。
勉強仲間の社会生活の忙しさに配慮して、短い時間でタイトに勉強するのでは、意味が薄れる事もしみじみ感じた勉強会でした。
来年も二泊三日の学びの会を例年通り3回予定しています。
年を経るごとに皆の年齢も一歳ずつ増えてゆく現実があるだけに、尚更の事のんびりした学びの時間を持ちたいものです。

今回の思索のテーマは「自分の平素口に出している言葉と言霊の繋がりを生き甲斐の心理学から考察していく」というものでした。
お馴染みMさんが、縄文をモチーフにした小説の完成が間近になり、私達の関心もそこに注がれ、宇宙創生と人類が「暮らし」を育み営んでゆくまでの長い長い歴史に思いを馳せることもできました。

自分の学びの時間を定期的に持つ事は、体内の気の入れ替えを促進する事にも繋がります。自分の「感情や思考、行動」のパターンを改めて意識化することは思わぬ気付きのきっかけともなりますし、自在な想像力を育てる上で、とても大事な時間となります。
自分の内に宿る「思い」の固さは、案外思った以上に固いものかもしれません。
適度に解し、今日からまた「身体の内と外」をフレキシブルにして過ごしたいものです。

お世話になったシスターの皆様に感謝をこめて。
また来年もよろしくお願いします。

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江戸表具を愛する会作品展示
場所:銀座プロムナードギャラリー 「銀座三越~東銀座地下道のショーウィンドーギャラリー」にて
日程:10月15日土曜日午後~11月13日土曜日午前
私は、子供の晴れ着古裂でしつらえた掛け軸を展示。会のテーマで仕立てた掛け軸も展示中。
銀ブラついでにご覧くださいませ。


表導会 50展
11月14日日曜日午後~11月24日日曜日16時まで
有楽町&銀座 東京交通会館の一階ギャラリー パールルーム

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勉強会予定:
ユースフルライフ研究所 公開講座
10月14日~16日は町田ワークショップ 終了
10月18日つつじヶ丘勉強会
11月1日火曜日 腰越勉強会


NPOキュールの勉強会
10月21日金曜日 東急セミナーBE雪谷大塚校
10月28日金曜日 東急セミナーBEたまプラーザ校


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転がってる石

2016年10月14日 | 悔いのない人生とは?
転がってる石2016年10月14日

とても比喩的な表現なのです。Like a rolling stone.
ある時期、自分がLike a rolling stone.のような体感になったことがあります。
道にごろんと転がる石は、歩くには邪魔ですし、車で走っていたらまずは避けて通ります。邪魔な存在という以前にどうでもいい存在、という感じがしっくりくるかもしれません。
ノーベル文学賞にボブ ディランが受賞しました。
なぁるほど。。、ようやくそういう時代が来たのかな、という感想がまず浮かびました。

耽美とかファンタジーとか、表現主義的なものとか、、、それはそれです。
それより、「今」という現実を見て、体感して感じる事を逃れる事の出来ない現実と人の本質的な不安を真っ向から対峙することで表現する人が世界的に有名な賞を取る事に深い意味を感じています。

直接視という比喩は、一見難解ですが、実はものすごく単純なものかもしれません。

地球の行く末を考えるに、そろそろ現実を受容するための人類の知恵と勇気が必要なギリギリな時期がやってきたのかもしれません。

ノーベル賞の価値を改めて感じています。

今日から三日間の勉強会で籠ります。
私自身のRolling stoneを改めて自問自答する良い三日間になりそうです。

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江戸表具を愛する会作品展示
場所:銀座プロムナードギャラリー 「銀座三越~東銀座地下道のショーウィンドーギャラリー」にて
日程:10月15日土曜日午後~11月13日土曜日午前
私は、子供の晴れ着古裂でしつらえた掛け軸を展示します。他、会のテーマで仕立てた掛け軸も展示します。
銀ブラついでにご覧くださいませ。


表導会 50展
11月14日日曜日午後~11月24日日曜日16時まで
有楽町&銀座 東京交通会館の一階ギャラリー パールルーム

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勉強会予定:
ユースフルライフ研究所 公開講座
10月14日~16日は町田ワークショップ
10月18日つつじヶ丘勉強会
11月1日火曜日 腰越勉強会


NPOキュールの勉強会
10月21日金曜日 東急セミナーBE雪谷大塚校
10月28日金曜日 東急セミナーBEたまプラーザ校


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積み重ねて学習する

2016年10月13日 | 第2章 五感と体感
積み重ねて学習する2016年10月13日

私はともかく、物覚えが悪い。物覚えが悪いので、身体が覚えるまでやり続けないと見えてこない。そんなわけだから、やめない。
左利きであったこともあり、それに拍車をかけたのかもしれませんが、上記のような図式にならざるを得なかった成育史を大人になってから受容しました。

物覚えは悪いのですが、不思議な事に人との会話と表情を詳細を時間をおいても俯瞰的に克明に覚えていることは、人前でメモを取る事の出来ないカウンセリングの仕事においてはとても便利な性質かもしれません。

身体で覚えていくと、そこからは感性の世界でもあるのでようやく自分の中で自由が得られる、というのも、私の特徴であるように思います。

好きな絵を描き出すと、ずっと自分の世界に入ってしまう。本を読むとやはりその世界に没入してしまう、というような性質も、今だから良いと思えますが、勉強しなければならない時期にそんな状態だったことは、ただの逃避にしか解釈できないかもしれません。しかし、それが私の性質であること捉え直してみると、人生のプロセスの自分のあり様の説明がつくように思います。

世間では、色々な心理学用語があったり、○○症、○○症候群という言葉が氾濫していますが、その概念に自分を括ってしまう前に、自分の性質を自分の言葉で表してみると、自分の特徴が達観的に見えてくるように思います。

自分の特徴を知るには、親や学校の先生達の協力も必要でありましょう。

積み重ねて学習する事で補える事はたくさんありそうです。

私自身が、「型」(かた)の世界が好きであることの所以は、放っておくと、どこまでも自在な世界に没入してしまうので、自分自身が無意識のうちに「型」を身に付けて世間を生き抜かせようとバランスをとっているのかもしれない、と、解釈しています。
お茶も然り。能も然り。ピアノもそう。。。
太極拳も人の何倍も時間がかかってようやく覚え。。。
自由奔放さの裏側には、それを支える型があるんや。。。と、しみじみ思うのです。


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表装展覧会のお知らせ

江戸表具を愛する会
10月15日午後3時~11月13日土曜日午前まで
銀座プロムナードギャラリー(銀座三越下~東銀座までの地下通路のショーウィンドーギャラリー)
画廊ではないので、歩きながら見る事ができます。用事ついでにご覧ください。

表導会 50展
11月14日日曜日午後~11月24日日曜日16時まで
有楽町&銀座 東京交通会館の一階ギャラリー パールルーム

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勉強会予定:
ユースフルライフ研究所 公開講座
10月14日~16日は町田ワークショップ
10月18日つつじヶ丘勉強会
11月1日火曜日 腰越勉強会


NPOキュールの勉強会
10月21日金曜日 東急セミナーBE雪谷大塚校
10月28日金曜日 東急セミナーBEたまプラーザ校
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本を読もうよ

2016年10月12日 | 第2章 五感と体感
本を読もうよ2016年10月12日

インターネットが当たり前となり、情報入手も音楽聴くのも映画を見るのも、全てスマホ。。。という状況です。

どんなに便利な世の中になっても、人の成育の行程は昔も今も変わりありません。DNAに何らかの情報が蓄積された状態で人が生まれない限り、変わりはないはずです。
始めて目にするものがスマホの画面である子供達も多くなってきたことを考えると、その子供達の6年後、10年後の五感と体感や情報処理の仕方は私の想像を超えたものになっているはずです。
中学校に入りたての10代の方々の情報の取り方がスマホ一つで済んでしまうことも、私自身段々と気になりだしています。

例えば、「○○やり方」をググると、何らかの応答があります。
その通りの事をやれば、人に聞かなくても、何時でも満足を得られます。

でも、成育過程における心の状態をググったとしてもそれが解決に至るとは言い切れません。逆に怖さを感じます。
正解はないからです。
自分が生まれた日から同じ日時から稼働して情報を蓄積していくAI開発の話題を耳にした事がありますが、そのAIは、本人が問題解決しなくてはならない時に、本人と同じ情報をもっているAIが本人の代わりにコナシテくれるというわけです。
人は、何のために存在しているか?という人類永遠の問い掛けにも答を出してしまうとしたら、人の存在価値までも揺るがしてしまうような怖さを感じます。

自分と同じ「疑似自分」が、いつも横に居る事の前触れが、スマホであることとも云う事が出来そうです。

人の本質は不安であり、そのことを回避したり、解決したりすることが人が生き延びていく術に繋がっているはずです。
AIの本物の疑似自分の存在が果たして、自分を助けてくれるだろうか。。。、そう思い巡らせると、どうもそうでもないように思うのです。自分が二人いる事による本物の自分の混乱感は、想像を絶する怖さを予感します。

歴史上の人物、それぞれの時代に生きた人々が記した文章を読み、自己投影することを繰り返すことは、自己の成長にも繋がるでしょうし、自己とすり合わせ腑に落ちる体感を得る事で、次の行程を歩んでいける力をもらいながら生きていく事は、「自己を受容する事のテーマを持つ事が人の性質である」事を仮説とすると、相応しいように思うのです。

本を読もうよ。自分の手でページを捲る本を読もうよ。小説も読もうよ。

心と身体と魂を思索する力は、自分の内から湧いてくるものであり、それが天と繋がると大いなる喜びの感情が湧きでてくることを若いうちに体感してほしいものだ、、、と、祈ります。

どこまで人類の文明が開発されていくか。。。
15,6年前、スピルバーグが撮った映画「AI」は、あまりヒットしなかったけれど、私自身にとっては深く考えさせられ、面白さを感じた映画です。

一歩一歩歩む人のペースはそれぞれです。自分でページを捲りながらの人生の方がもしかしたら豊かさを期待できるかもしれません。


表装展覧会のお知らせ

江戸表具を愛する会
10月15日午後3時~11月13日土曜日午前まで
銀座プロムナードギャラリー(銀座三越下~東銀座までの地下通路のショーウィンドーギャラリー)
画廊ではないので、歩きながら見る事ができます。用事ついでにご覧ください。

表導会 50展
11月14日日曜日午後~11月24日日曜日16時まで
有楽町&銀座 東京交通会館の一階ギャラリー パールルーム

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勉強会予定:
ユースフルライフ研究所 公開講座
10月14日~16日は町田ワークショップ
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11月1日火曜日 腰越勉強会


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10月28日金曜日 東急セミナーBEたまプラーザ校





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