五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

サッカーと能で英気養う

2013年07月29日 | 第2章 五感と体感
昨晩は、東日本アジアカップで日本が優勝し、新たに組み立てられたJリーグで活躍中の選手達にエールを送り、試合を楽しみました。韓国の地で韓国に勝てた事は、とても誇らしいことです。尋常ではないアウェー感を試合前から視聴者にも伝わり、ちょっとドキドキしましたが、色々な意味でよく堪えました。
そして、両国の選手の真摯なプレーに好感持ちました。
試合が終わり、ほっと一息するのもつかの間、直ぐにチャンネルを変え、Eテレで2時間番組の能楽鑑賞。

演目は正尊(しょうぞん)、平家物語の義経暗殺未遂のお話です。
頼朝は、活躍する義経に嫉妬と疑惑を重ね、土佐坊正尊に暗殺を命じ、義経の居る京都に赴きます。
その義経一門が、武蔵坊弁慶を中心に宴で持て成した後、正尊の企てに確信を持ち、見事に捉えます。

静御前も登場し、立ちまわりの若武者も登場し、豪華絢爛なキャストで能には珍しく登場者で一杯になります。

義経を演じた家元永謹師(武蔵坊弁慶役)のご子息龍謹師が、見目麗しく、声も美しく、たまには面を付けない能楽もいいもんだ。。。と、うっとり。

金剛流の始まりは法隆寺。大陸の香りが所作の大きさに所以しているのか否かはわかりませんが、確かに他の流派よりも槍が大きいな、派手だな、、、と、ひっそり思いました。

正尊が捉えられ、義経扮する龍謹師が刀を鞘に納める「カチン」という音に若さと将来を感じ、気持が高ぶりました。

昨晩の金剛流オールスターズの舞台に登場された若手能楽師の皆様の未来永劫をお祈り申し上げます。

能楽の面白さを知って頂くには相応しい演目であったのでは、と、素人弟子は思いつつ、真夏の世の夢を満喫した次第です。

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二時間講座「24節気」

2013年07月28日 | 第2章 五感と体感
昨日は、一日完結編の「生き甲斐の心理学講座」でした。
参加してくださった皆様に感謝申し上げます。

一年の太陽の黄経を元に作られた24節気は、立春から始まり大寒で一巡りです。

好きな節気、嫌いな節気を選んでいただきながら、そこから湧きあがる感情や思いを語り合っていきました。

普段、意識しても言語化までには至らないことを敢えて言語化してみることで、自分自身が生まれてから今日までに育んできた考え方に改めて気付いたりします。

何かを激しく求めていても、同じ思いで日々を憂鬱に暮らしていても、結局は自分の内から答えが見出されてくるのです。

生まれ育った気候風土、家族の環境、地域の慣習や風習によって、色々な事を学習しなが育っていきます。
その育ち方をもう一度、辿ってみる時期は、案外子育てを終えたり、親を見取ったり、会社を退職したり、、、というような人生の岐路に立った時に、そのような機会に恵まれるものかもしれません。

「初めて会った様なお仲間とは思えず、何だか去りがたいわ~♪」と感想を頂き、ほんとうに嬉しく思っています。

次回の土曜日一日講座は秋に予定しています。広告が出来上がりましたら具体的に告知させていただきます。

新たな出会い、再会を楽しみにしつつ、次回の講座のプランを立てますので、ぜひご利用ください。

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真夏の雷

2013年07月27日 | 第2章 五感と体感
今朝3時過ぎあたりから雷が鳴り始め、ざぁーっと雨が降り出しました。
それから眠れなくなり、結局起きてしまいました。

24節気の大暑は、雷と雨が多いと書いてあります。温暖化による現象とも言われますが、暦の通りでもあるようです。

高い気温が続けば、大気も不安定になりますね。

そういえば、この夏、すっきりとした青空にモクモクとできる入道雲を見ていません。

暑さというよりも蒸し蒸しした気候が、何となく真夏のすっきり感をうやむやにしているようにも思います。

今日は東急セミナー雪谷にて「24節気」から自分を語る「生き甲斐の心理学」ワークショップを行います。
大暑から立秋にかけての夏の頂の日に、参加者の皆さまからどんな言霊がでてくるか楽しみにしています。

夏祭りの知らせもぼちぼちと伝わってきます。
海の日以降は、方々で花火大会もありますね。

町内会の盆踊りに参加したことはそれほどありませんが、近くから聴こえてくる「炭坑節」は、耳にタコができるくらいだったと記憶しています。決して御当地ソングではありませんが、そのころはあまりレパートリーが無かったのかもしれません。

扇風機の風を頼りに夏の午後を過ごした日々を懐かしく思い、今日は夏の1日講座(10時~12時)を楽しんでまいります。

東急セミナー雪谷は雪谷大塚の駅の真上です。小さな駅なので多分迷う事はないと思います。
お天気が不安定なので、気を付けてお出かけください。

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長寿の国の幸福感

2013年07月26日 | 第2章 五感と体感
日本の女性が長寿世界一に返り咲きました。

順位を見て気になったのがスペイン。男女とも三位を維持しています。

経済が不安定で、失業率も一段と高くなり、去年まで就業出来ていた人も今年から職に就けない状態であることを身近な人からも聞きます。

日本人の性質は、和を尊び、勤勉の傾向が強いと私は思っているのですが、自分の都合を最優先にするスペイン(日本にしてもスペインにしても皆さんがそうだとは言いません。)と比べると、対象的なような気がします。

そうはいっても、和を尊び、勤勉であることで喜びを感じるのと自分の都合最優先で喜びを感じることと自分の都合最優先であることで喜びを感じる事は、湧き出す感情だけに焦点を当ててみると「感情の度合い」が一緒であるというわけです。

どうしたら喜びの暮らしができるのか。

気まじめ。
勤勉。
和を尊ぶ。
口に出さず。
よきに計らう。

私の場合もこういった傾向が崩されると、とたんにストレスが急増します。
でも、これらの傾向が崩されることなく満たされていると幸福感が倍増していきます。

いくら他国のアイデンティティを習い、スペイン的な考え方で生活していたら、多分徐々にストレスが増してくるように思います。

つまり、長寿国のランキングは、自分の感情生活がどのくらい満たされているかに比例する結果でもあるように思います。

「考えるな。感じろ。」
ブルースリーの台詞の通り、感じる事に従うことは、幸福度数に繋がっているようです。

自分の傾向を自分が愛してこそ、命永らえるのならこんな幸せなことはありませぬ。

7月27日土曜日10時~12時 東急セミナーBE雪谷にて「生き甲斐の心理学講座:24節気から自分を知る」を行います。
一日講座です。問い合わせは直接東急セミナーBE(03-3728-7231)にお願いいたします。尚ブログのメールは使用しておりませんので御了承ください。

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面白し

2013年07月25日 | 第2章 五感と体感
テレビ番組で、アンチエイジングの特集をしていました。

アジアの人はもともと肌がきめ細かく美しいので、美しさを維持強化したいという情動が自然と湧き上がってくるのかもしれませんし、天照が岩戸から現れた時、あまりにも長く暗闇に居たので、その顔を見た周囲が「面白し」と感嘆したことが、面の白いことが美しさの象徴に繋がっているのかもしれない。。。と、私自身勝手に仮説を立てています。

私も昔は手にシミなどなく、シミができる将来なんて考えた事もありませんでした。
でも、最近、電車のつり革につかまっている自分の手を隣の女子と比べるや否や、ふと吊革から手を離してしまう自分を経験しました。

番組内のアンチエイジングチェックの項目に、「若い人を見るとモヤモヤする」という箇所がありました。
6つか7つあった項目のうちの一つだけに〇がついたのは、これです。

確かに、自分を卑下する気分に自然となっている自分がいるようです。普段は「そんなこと、ないない!」と思いながら大きな声で中高生に「いいなぁ~肌がきれいで~♪」等と声を掛けているのですが。。。ほんとうは若さを羨んでいるのかもしれません。

チェック項目の中で印象に残ったことは、生き甲斐の設問がいくつかあったことです。

何もやる気がでないとか、生き甲斐がない等。。。

肉体は衰えてはいきますが、歳を重ねるほど経験が積み重なり、自分の生き甲斐の糧は段々と積み重なってきていることは、若い頃と比べて比べ物にならないくらいの満足度はあります。

身体のことにしても、鍛え方しだいでしょう。

猫背で一日家で暮らすよりも、お日様にあたり姿勢を糺しあるくだけでも心身は満たされます。
仕事場や友人、家族と話をすることで、口角が上がり、ほうれい線だってカバーできるはずです。

口を噤んで、じいっとしていたら、万有引力の法則にただただ従うだけになります。重力の法則に従うだけだと、どんどんと身体がたるんでいきます。

永遠の命と永遠の美を求めることは、古来から様々な伝説を生み出しています。

白雪姫も、楊貴妃も然り。菊慈童も然り。。。

「鏡よ、鏡よ、鏡さん、世界で一番美しいのはだぁれ?」
童話の一節で、印象に残っているせりふにしても、ぱっと浮かぶのはこのフレーズ(笑)です。

「テクマクマヤコン!」とコンパクトを開けて、なりたい自分になれるならば。。。
いや、、、
今のままで、よいかな。。。(^^;)

人と共にいることを大事にしたほうが私には効果がありそうです。。。

7月27日土曜日10時~12時 東急セミナーBE雪谷にて「生き甲斐の心理学講座:24節気から自分を知る」を行います。
一日講座です。問い合わせは直接東急セミナーBE(03-3728-7231)にお願いいたします。尚ブログのメールは使用しておりませんので御了承ください。

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24節気の大暑

2013年07月24日 | 第2章 五感と体感
昨日は大暑でした。

この頃は、一年の内で最も気温の高い季節です。「蒸し暑さと大雨が降る」とも私がいつも参考にしている「暦の風景・青菁社」には書かれてあります。

昨日はまさに大暑らしく、蒸し暑く、大雨が降り、というか雨が降りすぎて電車が止まる事態にもなり大変でした。電車が使えないので車で移動したのですが、これまた大渋滞。昨日の夜はクタクタで帰宅された方も多かったようです。
一昔前までは、夕立という言葉が日常使われていましたが、いつの間にやら「ゲリラ豪雨」のほうが先行して使われ、情緒の無く季節感も感じません。

お隣の百日紅は今が満開で、枝が長く伸びた先にはピンクの花がたわわと咲いています。
和風の植物の多い我が家の庭は、今年はヒマワリの種をまき忘れてしまったためにとても地味です。ミズヒキが謙虚に咲き、昔ながらの日本の色の朝顔が咲いているくらいです。南側に覆いかぶさるように繁っている萩がこのところの気候の変化で勘違いして咲きやしないかとひやひやしています。時々風になびいて揺れる姿を愛でることは、秋までの私の愉しみの一つなので、出来る事なら然るべき季節に咲いてほしいと願っています。

さて、本日の関東は天気が不安定なようですが、今日は表装作業の手を止めて、金曜日と土曜日にそれぞれ行う講座の準備です。気温は低いものの朝からムシムシしています。大暑の次はなんと立秋。秋とは名ばかりの暦から多少の涼をもらいながら夏の季節を過ごしたいものです。じわりとした暑さはこれからです。

7月27日土曜日10時~12時 東急セミナーBE雪谷にて「生き甲斐の心理学講座:24節気から自分を知る」を行います。
一日講座です。問い合わせは直接東急セミナーBE(03-3728-7231)にお願いいたします。尚ブログのメールは使用しておりませんので御了承ください。

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ラブリーな国の祝福

2013年07月23日 | 第2章 五感と体感
ちょうど20年前、一週間かけてイギリスを車で旅しました。
ロンドンからストーンヘンジ~バース~コッツウォルズ~ボートンオンザウォーター~ストラットフォードアポンエイボン~湖水地方~ヘブン~ヨーク~オックスフォード~ロンドン

たしか、こんな行程だったと記憶しています。

行きたかった場所は、それぞれ思いのある場所で、それを巡った旅でした。

当時3歳の息子との子供目線の楽しい旅も経験できたことが強く印象に残っています。

イギリスの田舎を巡る旅で、もっと印象が残ったことが一つあります。それは、道を歩いていても、お店に入っても、もちろん予約なしで毎日行き当たりばったりでみつけたB&Bの御主人にしても、子供に対する眼差しと言葉がとても暖かいことでした。
決まり文句のように「ラブリー♪♪」と声を掛けられ、何故ラブリーなのか理由まで述べてくださいます(笑)。村の小路を歩いていても、湖畔のフットパスを歩いていても、出会う人々は皆声を掛け合い、一言子供に声を掛け、褒めてくれます。

子供に対する眼差しの暖かさは、ほんとうにありがたいものでした。

子供にしても親にしても、他者からの言葉掛け一つで自信にも繋がります。

そんな国に王子様が誕生しました。
満月の日に生まれた王子様に心から祝福を申し上げます。

王子様誕生のおかげで、20年前の千マイルの旅で頂いた数々の暖かい言葉を思い出しています。

子供は宝物です。「ラブリーな国」の赤ちゃんと共に、地球の子供達が健やかに育っていきますように…。


7月27日土曜日10時~12時 東急セミナーBE雪谷にて「生き甲斐の心理学講座:24節気から自分を知る」を行います。
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選挙とサッカーに源氏物語を重ねる

2013年07月22日 | 第2章 五感と体感
どんな場所でも議論する場に居る自分がアウェーであったり、少数派の立場であったりすると議論になりません。
公平性を常に持ち備え、議論が目指すものが何であるかを明確に意識し、柱の領域からぶれていない有能なファシリテーターが必要になりますが、そのような方に出会うのは日本の場合難しいなと感じる事が多々あります。

昨日はサッカーの東アジア選手権(東アジアカップと名称が変わったようです、)を観戦しながら、ザッケローニ監督が何を見据えたいのかが窺い知ることができ、ある意味では面白さを感じました。

チーム力が出来上がっていないチームの中で、どのように個人技を活かして試合を展開していくか。。。
技術と共に想像力や意志がJリーグで活躍している選手にいきなり突きつけられたような初戦でした。
海外で活躍するメンバーに対して言いたい事が、感情転移的に見せつけられたような気もしました。

昨日の試合と選挙速報双方、互いに自己実現が雲に隠れている様なイメージを持ち、もやもやしながら眠りにつきました。

何を相手に経済成長と唱えているのか。この国のゆくえをどうイメージしているのか。
何のために戦っているのか。

選挙が終われば、全てが我がものに成るような考え方では、それは政治ではありません。
国会の席に着く政治家が、圧倒的多数派の思惑に流される様な図式は、やはり気持が悪いです。
それぞれが、それぞれの既得権を守ろうとする歴史が日本の借金をどんどん増やしていきます。
明治からこのような形で政治を司ってきた日本に議論の公平性を求めるのは無理なのだろうか。。。と。

「ならば、私は私で目の前の事を一所懸命やるべし。。。」という毎度の思いが湧いてくるわけです。

朝から、固い話題ですが、源氏物語の光源氏の最期の章が「雲隠れ」です。雲隠れの章は白紙であり、何も書かれてありません。紫式部が捉えた日本人のアイデンティティがこの章に凝縮されているとも感じ取ることができます。

日本という国が雲隠れとなりませんよう。。。

投票に行くことが、民主政治のベースであることを将来を担う子供達に教育していくことも私達大人の役割です。


7月27日土曜日10時~12時 東急セミナーBE雪谷にて「生き甲斐の心理学講座:24節気から自分を知る」を行います。
一日講座です。問い合わせは直接東急セミナーBE(03-3728-7231)にお願いいたします。尚ブログのメールは使用しておりませんので御了承ください。

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夏休みの課題

2013年07月20日 | 第2章 五感と体感
いよいよ夏休みですね。

夏休みをどう過ごすかにあたり、それぞれの目標や希望があるはずです。

一学期、どう過ごしたかで夏をどう過ごすかを考えてみるのも良いかもしれません。

体調を崩してしまったり、あれこれやり過ぎて力尽きてしまったり、LINEやツイッターにハマり、自分の時間をほとんどそれに費やした日々を送っていたり、、、。親に言われなくても自分で感じている子供の「これじゃぁヤバイ」は、本人自身が充分認識しているはずです。

昨日の雪谷勉強会では、ストレス曲線上の「怒り」から「錯乱」に移行する自分の感情体験をそれぞれ語り合ってみました。

最初は対象に対する「怒り」であっても、怒って訴えているうちに、怒りの対象がいつもの何かの問題に入れ変わり、歯止めが利かなくなっていく経験があったり、その怒りを抑えるあまり、感情を出さなくなってしまったり、訴えたい相手に言語化できないために言いやすい人に感情をぶつけていたり、、、。

その怒りの感情をプロセススケールに図ることで、自分自身がどのくらい現実に対する吟味が成されているかに昨日の勉強会は展開していきました。

「自分自身の問題をどう解決するか」は、中学生ぐらいになると確固たる自分のスタイルができているはずです。

子供の確固たるスタイルは、保護者の考え方とも繋がっているはずです。保護者から学んだ通りであることもあろうし、学んだことを反面教師として捉えている場合もあろうし、色々です。

保護者の「いつも怒っていること」に関して、
たぶん、何度も言われて子供が返したい言葉は「何度も言わないで。わかってる。」です。

長い夏休み。。。保護者の口先や手先を見せるばかりではなく、後ろ姿を見せていることも夏休みの大事な経験かもしれません。

「自分が今日までどんなふうに生き延びてきたか」を中学生に問いかけると、皆さん滔々と語ります。

保護者の姿を見ながら生き延び方を学んでいるんだなぁ~~、といつも感心します。

「育てている子供の何を信じるか」

夏休みの課題は、子供だけのものではなさそうです。

子育てしながら学ぶことで、自分も育っていきます。

他者に要求することを押さえることを意識しながら、自分自身を大切に育むことができる夏休みを過ごしたいものです。


月27日土曜日10時~12時 東急セミナーBE雪谷にて「生き甲斐の心理学講座:24節気から自分を知る」を行います。
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怒りの感情

2013年07月19日 | 第2章 五感と体感
普段の暮らしの中で、怒りの感情だけが突出して表われることがあります。

「怒る」ことは、感情表現の一つです。

何となく、うつうつとして感情が見えない状態が続き、それでも「怒り」の感情だけが表出してくると、「ああ、何かの不安感が背景にあるな。。。」と、自分自身が気付くと、怒りの感情の取り扱いが他者に被害を及ぼすことを留める事ができるかもしれません。

感情が転移して、本来であれば直接怒りの対象人物に怒りたいところが、それができないために第三者に向けたり、SNSでぶつけたり、、、。

感情転移で、怒りをぶつけられた人はたまったものではありません。

理由もわからず、反撃もできず、混沌と感情を抑えていくどころか、自分自身の存在を自分自身が否定するようになったら、ほんとうに可哀想なことです。

自分の不安感の取り扱い方法が「怒りの感情を第三者にぶるけること」であることに心当たりがあるとしたら、自分が一体何が不安なのか焦点付けする必要がありそうです。

そろそろ夏休みが始まります。

子供達はそれぞれ多様なテーマを抱えながら夏休みを過ごすはずです。

お母さんの「怒りの感情を子供にぶつける前にちょっと立ち止まってみること」を試みてみると子供の成長が目に見える夏休みになるかもしれません。

悩みの種類によっては、行政機関に相談するのもよいでしょうし、信頼できる人に話を聴いてもらうのもよいでしょう。

自分を諌めていくと、益々怒りの感情が増してくるように思います。
自分自身の心と身体と魂を大切に慈しんでいたいものです。


7月27日土曜日10時~12時 東急セミナーBE雪谷にて「生き甲斐の心理学講座:24節気から自分を知る」を行います。
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奈良と重ねる

2013年07月18日 | 第2章 五感と体感
10月に奈良の四季折々を巡りながら生き甲斐の心理学を学ぶ講座を行います。

生き甲斐の心理学の教育普及を目的にNPOを設立し8年が経とうとしています。11月になると9年目に突入です。
それぞれの講師が地道に活動してくださっているお陰で、出会いによる繋がりが星座のようになってきました。
有難いです。

今年の6月には生き甲斐の心理学の旅・奈良編を実現しました。

奈良の地に立つことで身体で感じたことを意識化したり、湧き出す感情を口に出したり、参加者それぞれの皆様が思い思いの旅を満喫されたようです。
現場に立ち、そこでの体感や経験を学問に繋げていくことをフィールドワークと云いますが、何年も前から実現したいと考えていたツアーを実行することができたことは、私達の活動に賛同し、行動を共にしてくださっている正会員、賛助会員の皆様のお陰だと思っています。

奈良の旅と自分の人生を重ね合わせる事は、何も大げさなことではありません。場に立った時に自分のありようとと重ね合わせるのは、自分が自分である証拠でもありましょうし、比較対象の対象と自分が向き合った証でもあるわけです。
それが、比較文化の学びでもありますし、自己と他者の違いを肌で感じることで「私」の傾向を知るきっかけにもなるのです。
そのようなことを秋の勉強会で行いたいと思索しています。

場所は東急セミナーBEたまプラーザです。日時につきましては、東急セミナーBE様の案内が出来上がり次第お知らせいたします。

その前に↓↓の講座があります。新たな出会いを楽しみにしています。

7月27日土曜日10時~12時 東急セミナーBE雪谷にて「生き甲斐の心理学講座:24節気から自分を知る」を行います。
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思い込みの現実吟味力

2013年07月17日 | 第2章 五感と体感
他者が「あの人は、ずいぶん思い込みが強いなぁ~」と、思っても、本人の解釈が本人にとって当たり前である場合が多いので、自分の現実吟味力を測ろうとしても、自分の現在の身の丈の現実吟味力に留まることは自然なことです。

他者が思い込みが強い人だと思っても、本人が自分が思い込みが強いと思わなければ、本人の解釈と自己分析を大切にした方が良さそうです。

他者から「あなたは思い込みが強い」と、指摘されて気持が良いとは思えません。

しかも、「あなたには言われたくない」という気持ちが湧いてしまうと、関係性まで悪化してしまいます。

他者の現実吟味力が、周りに影響を及ぼしているとしたら、どうしたらよいのでしょう…。

振り回されないために、自分が他者とどのくらい関わりたいのか?自分自身の他者に対する役割は何か?まず整理する必要がありそうです。

自分自身のアイデンティティの統合を吟味することで、自分の現実吟味力を点検することのほうが先決です。

そうすると、

「何故、他者の思い込みの強さに自分がイラツクのか。何故、他者の事をヘンだと思うのか。」というような自分自身の他者に対する防衛機制が見えてきます。その防衛機制の出し方が、返って相手を混乱させているかもしれないし、何も他者のせいだけにはできない自分の思考と感情と行動も見えてくるかもしれません。

「自分の現実吟味力は正しい」と、言い切る人ほど思い込みが強いのも現実かもしれませんし。。。

「私は私である」ことを大切にしていきたいものです。

7月27日土曜日10時~12時 東急セミナーBE雪谷にて「生き甲斐の心理学講座:24節気から自分を知る」を行います。
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シャガールの生涯

2013年07月16日 | 第2章 五感と体感
7月号の芸術新潮「シャガール特集」が面白いです。このような編集を待っておりました。ありがたいです。

欧米では絵画鑑賞による心理療法の媒体としてシャガールの絵画が使われることが多いと教えられ、「何故シャガールなのか?」ということを考えながら、10年くらい前に資料をまとめたことがあります。

「好きな画家は?」と、問われ、戸惑いも無く「シャガール」とは言いたくない気持は、美術の世界に生きてきた人には共感できるものだと推察しています。
安易な形容のように聞こえる「愛と幻想の画家」というイメージが強いお陰で、シャガールの人生を知ろうとする人は少ないかもしれません。

シャガールが生きてきた時代と彼の人生については、自叙伝である「我が回想」に記されているのみですが、第二次世界大戦にニューヨーク近代美術館が選定した数十人のユダヤ人artistの一人として亡命し、そこで共に生き延びてきた最愛の妻ベラが死に、数年後に出会ったヴァージニアにより、生きる喜びを取り戻していきます。
ニューヨークでの暮らしについてはヴァージニアの目線で書いた本もあり、信じて読むならばかなりのリアリティを感じ取ることができます。

三人目の妻、ヴァヴァと暮らすニースでは、魂そのものであろうと思える位のスケールの大きな旧約をテーマにした絵画を数多く描きます。
シャガールニース国立美術館所蔵の絵画は、見る人を天国そのものの場所に立たされているかの如くの体感を味わう事ができると形容してよいくらい素晴らしい美術館です。

私が生きている時代と重なるシャガールの人生は、ピカソと共に人類の愛を真正面から捉えた画家であることは間違いないと思っています。

シャガールのスケール感、つまり、理論的に云えばプロセススケールの幅が広く深いことを想像してもらうにはどうすればよいか。。。

北海道立美術館を皮切りに始まったシャガール展、9月3日からは宮城県立美術館です。以降、広島、静岡、愛知、と続きます。

直に観て、体感したうえで、ワークショップを行うのが理想ですが、残念ながら東京巡回は無いようです。
どのような内容で展覧会を行うのかは調べないと解りませんが、ニースから旧約シリーズがいくつか来ているのでしたら、新幹線代を出しても惜しくはない内容だと思います。
私が行くとしたら宮城かな。。。
10月からの某講座は絵画鑑賞療法です。今回もシャガールを使います。色々思索しましたが、やはりシャガールをモチーフにすることが一番相応しいと私自身納得しています。
できることなら、直に観ていただいた上で講座に臨んで頂きたいなぁ~ということが私の理想です。

7月27日土曜日10時~12時 東急セミナーBE雪谷にて「生き甲斐の心理学講座:24節気から自分を知る」を行います。
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ひとりでいることの不安

2013年07月15日 | 第2章 五感と体感
理想と現実のギャップをどのように詰めてゆけばいいのでしょう。

毎日毎日不安感に苛まれ、一歩も進めないと解釈している自分をどうすればよいのでしょう。

大人と云われるようになって随分経ってから、自分は世界中の中で一人で自分自身のの身体と心を自分自身が管理していることにハタと気付いたことがあります。

「こんなこと、当たり前のことじゃないか。」
こう思う事が出来ていても、誰かのために何かをして、そして誰かに対し期待し、自分の理想に叶わないと怒りや不安の感情が湧き出してきたり…。つまり、誰かとの関係において「あなたと私」が混同していることに気付かないでいるかもしれません。

宇宙の中にぽつんと一人で居て、自分の身体と心をひとりの自分が管理していることをイメージすると、私はなんだかとても寂しい気分になります。
家族がいて、友達がいても、個人と個人は別々の身体と心を持ち備えています。

自分の孤独感を意識し、自らの孤独を受容している人ほど、他者との関係性にバランスを保とうとする力が働いているかもしれません。

孤独感が受容できず、相手に何かを期待するあまり、相手に依存する力が強く働けば働くほど、ひとりでいることの不安感は増してくるかもしれません。

ひとりであることを知ることにより、「自分の身体と心と魂」を慈しみつつ、「他者の身体と心と魂」を受容し、配慮することに意識を向ける事ができ、そのことを実行しようと心がけることができるような気がします。

人は孤独だからこそ、「隣人を大切に」と、いうことなのだと思います。


7月27日土曜日10時~12時 東急セミナーBE雪谷にて「生き甲斐の心理学講座:24節気から自分を知る」を行います。
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どうやって食っていくか

2013年07月14日 | 第2章 五感と体感
働いた分の報酬を得て生活することは、人間社会の中心的な考え方であるように思います。

若い時は、その場凌ぎで何とかなったとしても、歳を経るとそういうわけにはいかなくなります。

どんな職業に就きたいか?ということを学校に通う間に考える事も大事な学習のひとつであるように思います。

もっと具体的に書くとすれば、「どうやって食っていくか、つまり生業(なりわい)をどうするか?」ということです。

就きたい職業が叶う人は、どのくらいの割合かわかりませんが、私自身、学生の頃に描いていた生業(なりわい)とは違った世界で生きています。

美術では食べていけないという思い込みが自分を小さくしていたかもしれませんが、何となく防御的な意味で教職を取り、それでも学校は自分には最も似合わない場所だと思っていました。
つまり、本音と建前が混然とした状況の中で学生時代を過ごしていたように思います。それでも、真善美の中の美を大切にしながら生きてきたことで、自分のアイデンティティは根本的に崩れることなく生活を営んできたようにも思います。
そして、今、自分が最も相応しくないと思っていた場所で、生業の一つとして報酬を得、自分を活かすことができていることも、学びや出会いと経験が重なりつつ、そして、何かの計らいに違いない、、、と、思ったりしています。

報酬を得る事を当たり前だと思う人もいらっしゃるかもしれませんが、「報酬を得る」ことは、自分の証に繋がることも忘れてはならないと思うのです。

「どうやって食っていくか。。。」
将来の夢は?なんてことを問いかけるよりも、多分リアルな問いかけかもしれません。

夢を叶えることよりも夢に向かっていることのほうが真善美に限りなく近いような気もします。

「人は思った通りの人に成る」という言葉は、まことであるな、と。


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