五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

能楽

2010年01月11日 | 第2章 五感と体感
我とはいさや白雪の~

これから一ヶ月間、仕舞の稽古が仕事の合間にぎゅうぎゅうに詰められます。

たった5分ほどの仕舞なのに、私にとっては、限りなく果てしなく続く時間に挑戦、というような心境です。

能楽は、精神性の深い所作の芸術です。仕舞と謡い、能管に鼓、太鼓が時と空間を宇宙の世界感にまで直接繋がっていきます。

過去の日本の政治、経済、文化、宗教を縦軸に凝縮し、歴史という過去と現在が混じり合い、「今このときに舞う能」に表現されてきたと言っても過言ではありません。そして、自分のDNAに、舞った祖先の記憶が内在してる人も多いはずです。
だからこそ、能に魅せられた人が演じることに惹かれていくのだと思います。

演じる者の中に広がる宇宙感は、舞う人でないと分からないそうです。
頭は天に、足は地に、広げる腕は無限を差し、気を溜め、気を放ち、身体が自然へと宇宙へと同化していくようです。(修業を積めば、、、の話ですが)
そして、扇の先端には神様が居ます。その先には無限に広がる宇宙があります。

「私は何のために生きているのか?
生き甲斐とは何か?
魂と身体と心を大切にしているか?」

人の喜怒哀楽、そして恨みと鎮魂を戯曲に修めた世阿弥は無限に面白い。

[生き甲斐の心理学参照」
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