五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

自分が選択するもの

2013年08月31日 | 第1章 意識と知覚
好き
嫌い

怖い
怖くない

これは、人の原初感情だそうです。

今の自分が、この人に会えば嫌な気分になると思えば、会わない方が良さそうだし、会うと楽しければ会えば良いのでしょうが、何らかの歯止めが自分に掛かってしまうと、その選択すらできなくなってしまいます。

それでも、

自分が選択するものには、必ず意味がありそうです。

自分が選択するものの意味は、選択してみてからその意味を考えてみるのもよいかもしれません。

選択した結果、自分の感情がどう動くか。。。

それが、嫌なものであれば要注意であろうし、好きなものであれば暫く様子を見てみるの良いでしょうし・・・。
選択したものが好きなものでも、何か違和感を感じるのであれば、その違和感は、何と何のギャップで起こるものなのか自問自答してみることも必要です。

自分がよりよく生きるための条件を整える事は大事なことでしょうが、その条件から湧き出してくる感情が幸福感であれば、こんな幸せなことはありません。

はてさて、、、

自分の幸福感とは何でしょう…?

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言われることへの拒絶

2013年08月30日 | 第2章 五感と体感
他者から意見を言われたり、自分に対する思いを伝えられたりした時に自分自身が瞬時に感じる感情には、何らかのパターンがありそうです。

自分では気付きにくくても、第三者の様子を眺めていると、何故こんなことにいちいち過剰反応するのか?何故こんな解釈になるのか?という思いが湧きあがることがしばしばあります。

そうです。しばしばあるのです。

何故しばしばあるかといえば、それは私以外は皆他者であるからです。

「なぜ、私が語ったことにこのような反応をするのか?」
「なぜ、私は他者から言われたことにこのような反応をするのか?」

上記の問いかけが、生き甲斐の心理学の学びの始まりとも云えそうです。

自分が反射的に感ずる事。解釈することには、自分自身の生育史の経験が深く影響しているはずです。
その生育史の経験は、嫌なことであろうが、好きなことであろうが、そんなことに関わらず自分の傾向として個性化しているのです。

「自然体であれ。」

と、よく言われますが、ある部分は自然体でも、ある部分はコチコチの防衛機制の塊である自分を受容出来てくると、付き合う相手もも自然体になれない自分を知っている人のほうが親しみやすいかもしれません。

言われることへの拒絶があるとすれば、一体、どんな防衛機制ゆえなのでしょう。

自分の何を認めたくないのでしょう。

認めたくないものを見たくないから益々拒絶が深くなっていくのかもしれませんが、それが、自分の無意識の傾向になる前に、意識化できると人生は倍楽しくなるかもしれません。

自分が拒絶していることで、相手を哀しませているとしたら、こんな哀しい事はありませんし。。。


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世間の都合と自分の都合

2013年08月29日 | 第2章 五感と体感
9月に入ると改めて年末までマラソンの様な生活となります。
仕事の流れが真夏を境に変わるので、8月に家の大掃除をするのが私の習慣となっています。

溜まった仕事を片付けながら、同時にキッチン収納の掃除とかカーテンやクッションカバーを洗ったり、気になる場所の窓ふきをしたり、出来る限りのことをやってしまいます。
できることをやっておくと年の瀬が随分楽なのです。

水をふんだんに使う家事を夏の内にこなしておくと手荒れが軽減します。

表装をしていると絹糸や裂を扱うのですが、手荒れしているとささくれが絹裂や絹糸にひっかかり痛めてしまうので、なるべくそれを避ける事から始めた習慣でもあります。

真夏の忙しさから解放され、次の仕事に向かうための頭の整理にもなります。

世間の慣習や都合も大事なことですが、自分の都合も大事にしたいものです。

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あの世とこの世を結ぶのは自分

2013年08月28日 | 第2章 五感と体感
メメントモリ(死を想う)を思索していると、この世の世界をどう生きるかという問いかけにに必ず繋がります。

先日の能楽発表会の後会で「あの世の人を演じていると、今、そのままあの世に行くことに怖れを感じない」という会話が自然になされていることに、私自身嬉しく思いました。

自分の死に対して、あの世の世界を信じている私は怖いとは思いませんが、一方で自分がどのように死んでいくかを考えると得も知れない不安感が訪れます。

そして、家族親族、親しい人の死によって、遺された自分自身の感情の取り扱いに苦労します。

会いたい人に会えない。
触れたい人に触れられない。
言葉を交わしたい人と言葉を交わすことが出来ない。

遺された自分はどうすればよいのか。

大きな悲しみと不安感を抱える中、ときたまあの世から会いたい人がやってくることがあります。

会いたい人に会えた時、「どう生きるか?自分はどう生きていけばよいのか?」の問いに対する答えが自分の内に宿る答えどおりに答えてくれることがあります。

自分が見ているものは、自分にとっては真実のものであり、事実であるわけです。

あの世にいる人が目の前に現れ、自分自身がより良い解釈が出来た時、あの世とこの世が繋がったかのようになります。

それは、もしかしたら生死を超えた魂の交流であるかもしれません。

先日、NHKで放映した「東日本大震災で家族を亡くし、その亡き人があの世から自分の目の前に現れたことで、遺された人が生き抜く力を頂いたことを追ったドキュメンタリー」番組は、大変、感慨深いものでした。

魂を信じた人は、心と身体を骨太にしていくのかもしれません。

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処暑から白露へ

2013年08月27日 | 第2章 五感と体感
急に朝晩が涼しくなりました。昨日は富士吉田の火祭りでした。この祭が過ぎると私の中では夏に一区切りです。

真夏生まれのせいか寒さに弱い私は、ちょっと涼しいと感じただけで足の冷たさが気になります。

そろそろ夏の疲れがどっと押し寄せる頃でもあります。

寝苦しい夜から解放され、心地良く眠る環境が整うようになると、身体がだるくなったり、ひたすら眠かったりと身体が休むことを要求し出します。そんな時期は、身体からの要求を満たしてあげるよう休みを取ることができると良いですね。

二十四節気では、処暑の頃。「陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也。」
ゲリラ豪雨に悩まされ、猛暑が続いた夏といえど、暦の流れには逆らえないようです。暦通りに涼しさはやってきました。

夜の冷たい空気が葉に露を生ませる白露の候が近づいてきた証拠です。北の国では、既に秋に突入でありましょう。

例年ならば、お店に秋刀魚が並ぶ頃です。今のところ近所のお店で売られている秋刀魚は全て北海道産です。海はまだ温かさを保っているようです。

昨日から少しずつ夏の大掃除と溜まっている仕事を開始しました。やるべきことメモに書き出してみるとやること山積みですが、書き出した仕事項目を終えたら一つずつ塗りつぶしていくことを快感に、ちょっと踏ん張ると致します。

昨晩の雨で、萩の葉も元気いっぱい揺らいでいます。

気候の変わり目だからこそ、体調管理に気を遣いつつ暮らしたいものです。


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生きる喜びは倍返し

2013年08月26日 | 第2章 五感と体感
昨日は、能楽の発表会でした。今年は表装の作品展と発表会の期日がリレーのように重なっていたので、リレーマラソンのようなタイトな夏を過ごすこととなりました。
流石に、自分の出番が終わった途端、頭が空っぽになり、心地良い脱力感を得、目覚めた今朝も走りきった爽快感を感じています。

私達の師匠のお人柄のお陰で、子供から人生の大先輩までが、勢揃いしている様子は、能楽人口が極端に減った平成にも光が射しているように思います。
私にとっても平成の時代に入ってから始めた能楽の仕舞いと謡いは、今や生きる喜びとなっています。何は無くとも謡っていると魂の躍動感を静々と得る事ができるのです。

上手く出来ていないことは充分承知で、それが自分の理想に叶う声や所作に向かってひたすら精進することが喜びであり、理想を掴むことが目的ではありません。やっていることが楽しいのです。

私自身、能楽のみならず、表装にしても、生き甲斐の心理学にしても、学び、実践して、更に学んでいくことが喜びなのです。

昨晩、宴会も終わり帰宅すると、「倍返しだ!」のドラマが。。。^^;

自分の五感に正直に生きている半沢直樹同様、五感で存分に生きる喜びを体感することを大切にしていると、人生は倍返しで楽しむことができそうです。

たまには私の出る発表会を観に行こうと張り切っていた母から「北海道の親戚から届いたトウモロコシをひたすら処理していたために、横浜能楽堂に行き損ねた」と、電話が入りました。生きる喜びの最優先を実践している母は、やっぱり母らしいわけです。トウモロコシと格闘し、あちらこちらに配り回った話をにやにやしながら聞きました。

「自分の喜びについて」は、他者に侵入されたくなく、もちろん他者に押し付けることもしたくありません。

自分の喜びの源泉は、生涯を終えるまで自分自身の内にあるものでしょうし、生き甲斐といえるものがあればそれを最優先できる自分を整える事も、より良く生きるコツでもありそうです。

仕事であれ、趣味であれ、自分の傾向にしても、そこから満足する五感を得る事ができるのであれば、それがもしかしたら自分の生き甲斐であり、自分の人生を倍返しで豊かにしていくはずです。この「倍返し」つまり、「エントロピーの法則的な五感」は、「今、ここで死んでも悔いは無い」ことに通じていくのではなかろうか。。。と、思うのです。

さぁて、、、
山積みの仕事をこの一週間で頑張ると致します~♪

私が関わる学校の夏休みもそろそろお終いですね。新学期早々からお会いできるので、今から楽しみです。夏の疲れを癒しつつ、互いに新学期の準備をしていきましょう^^//

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便利なツールは不便な自分を作る

2013年08月24日 | 第2章 五感と体感
そろそろ新学期が始まったところもありますね。
二期制度を取っている学校は、秋休みがあることも聞いています。

そろそろ夏の疲れも出始め、毎日毎度の食事作りにも疲れ、新学期が始まるのを指折り数えるお母さんも多いことでしょう。

子供が健やかに学校に通う事ができれば、こんな幸せなことはない、、、と、母親の理想が低くなるのもこの頃かもしれません^^;

中学生ぐらいになるとスマホを持ち、あらゆるツールでお喋りすることが日常であることも多くなります。

他者との関わりが安易に果たせる昨今、自分が自分と向き合うことを置き去りにしていくこともありそうです。

自分との向き合い方が身についていないと、自分の不安感の取り扱いも安易な方法で他者に向けていくことになりかねません。

暇な時間を与えられる休みの期間こそ、自分自身と向き合う大切な時期です。
暇な時間に、寝っ転がりながら、「湧き出してくる感情」「考え」「行動したい事」を繰り返し自問自答していくと、自分の傾向が自分自身で見えてきます。

親に指摘されるのではなく、友達とのやり取りで気を遣いながらやりとりするのではなく、生身の自分と向き合うことは、自分が将来を生き抜く為の術に繋がっていきます。

他者との安易な共感に一喜一憂する前に、自分自身の一喜一憂を自らの五感と体感でしみじみと感じる時間は、とても大事な時間です。

平素の孤独な思索は、いざという時に役立つはずです。

いざという時に自分が宇宙に放り投げ出されませんよう…

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イチロウに学ぶこと

2013年08月23日 | 第2章 五感と体感
ヒット4,000本、おめでとうございます。

現在活躍している野球選手の事はよく知りませんが、イチロウ選手の事は、活躍の背景にある事柄に興味を持ちながら見てきました。

そして、この旅のヒットで、偉業を成し遂げました。

すごいなぁ~~、と思います。

年齢の変化と共に訪れる肉体の変化に対する維持、環境が変わっても他者には彼のブレが見えません。

昨日のコメント一つ一つに、イチロウ選手の経験と心情が織り込まれていました。

ストレスとの向き合い方がストイックなだけでなく、それに負けない前向きな心構えを維持するモチベーションが人並みではありません。

どんな仕事でも、どんな勉強でも、耐え忍ぶ時期というのは必ずあります。
その耐え忍ぶ時期の自分の取り扱い方法を誤ると、自分の心身を自らが追い込んでいきます。

いくら他者が手を差し伸べても、自分とは違う人間の身体の中までに入って助ける事はできません。

つまり、人はひとりなのです。

そのことを憂いだところで、人はひとりであることには変わりありません。

自分の身体と心と魂をどう取り扱えば、自分をよりよく活かすことができるのか?
そして、他者との関係をどう解釈して関係性を結んでいくのか?

イチロウ選手のお陰で、私自身、改めて自分に問いてみる機会を与えられています。

今日は東急セミナーBEたまプラーザ教室です。2時間という短い時間ですが、中身の濃い学びを今日もしようと思っています。お題は「自分を活かす14の防衛機制」。皆様と共に思索しながら私自身からどんな言霊が飛び出すか、楽しみにしています。

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宮城県山元町報告

2013年08月21日 | 第2章 五感と体感
東日本大震災の被災地、宮城県山元町に、私どもNPO法人CULLカリタスカウンセリング学会がお付き合いさせていただいているデイサービスの「NPO法人ささえ愛山元」さんがあります。

甚大な被害を受け、職員が亡くなり、家族が亡くなり、言葉に尽くせないほどの哀しみを経験している方々との交流により、私達も心の糧を頂きながら、身の丈にあった活動をさせていただいています。

自宅も職場も流され、2011年8月には近くの民家を借りデイサービスを再開。以降、国道六号線を越えた高台に土地を探し、工期が遅れに遅れ、ようやく完成しました。

次へ次へと目標を立て、行動していく理事長さんは、今や宮城の母と呼ぶくらい尊敬し敬愛し、親しみを持ってお付き合いしています。スタッフの皆様や勉強会で知り合った皆様の働きも素晴らしく、交流を深めるごとに気持が通じ合っていくことを私自身嬉しく思っています。繋がりを作ってくれた元スタッフのBさんは私達の勉強仲間です。

そして、今週、開所式が行われます。

色々な繋がりによって新たな出会いも生まれています。

それぞれの人がそれぞれの役割で関わることで、幸福感を持つ人が更に増えていきます。

自分の役割を見つけ、その役割を成すことができると、生き甲斐にも繋がっていきます。

幸福の条件を考える事よりも、身の丈にあった自分の役割を共に遂行していくうちに、何か道が開けていくように思います。

そのためには目標を持つ事は大事でしょうし、目標に囚われ過ぎない事も大事なことかもしれません。
「今日一日を悔いなく過ごすことが重なっていくといつしか成されること」を信じている人を見ていると強さを感じます。

哀しみもあり。憂いもあり。口惜しい事も怒りもあり。
つきなみな言い方かもしれませんが、これらの感情経験が幸福感をより大きく深くします。懐も大きくなります。

出来ないことを憂うよりも、出来ていることを喜ぶことのほうが前向きなエネルギーが溜まっていきます。

山元町の皆様の健やかな心と身体を祈り、目に見える復興を期待しています。

高台移転を成した「ささえ愛」さんの今後の働きを期待しています。昨日、お電話で話した理事長さんやスタッフの皆様のお声は、リズミカルに明るく弾んでいました。ほんとうに嬉しく思います。

おめでとうございます。9月にお目に掛かるのを今から心待ちにしております。


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思索と行動

2013年08月20日 | 第2章 五感と体感
思索できる人が行動できる人とは限りませんし、行動できる人が思索できるとも限りません。

思索の深い人ほど行動とのギャップがあったり、行動的な人ほど思索が浅かったり、そこそこのバランスが取れている人なんてそうそうお目に掛からないように思います。

哲学だけでは食べていけないけれど、哲学する人が食べていける事も必要なのだと私も思います。
昨日のツイッターでそのようなことをふと呟いている方がいらっしゃり、なるほど、そうだな、と私も思ったわけです。

今、世田谷美術館で開催中の榮久庵展を拝見しても同じような事を感じました。

僧侶でもありプロダクト&グラフィックデザイナーでもある榮久庵氏の仕事は、洗練された美学を感じますし、御自身が描いている浄土の世界、及びプロダクトデザイン化した寺院のありようも哲学無くしては表現し得ません。

想い描いていることを形にする行為に理想と現実のギャップはつきものです。
そのギャップをいかに縮めていくかは、思索と行為とのギャップを縮めていかなくては叶うものではありません。

行為=行動をどう自分の思索と繋げていくかは、兎にも角にも行動を伴っていなくては成されないわけです。

その行為が、時には数式であったり、文章であったり、創作であったり、もしくは営業であったり、、、

脳みその中での想いが映像化できたり、文章化できれば、一歩前進の行為であり行動であるわけです。

つまり、言語化すること自体が行為でもあるのです。

1.想い描き、想像する。イメージ化する。
2.言語化する。
3.行動する。
(自己実現の法則)

この「3Vの法則」は、多くの人々の実証から成り立っていることを改めて成程なぁ~と、思いました。

行動できるものだけを言語化していることも多い様な自分は、最近、行動したいものを言語化してみる事を暫くしていなかったような気がしてきました。

デザインに変換した榮久庵さんの浄土の世界を見て、数日後に、色々と想いが湧き上がってきております。。。

こういうのも、ありかな、と。

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集いと繋がり

2013年08月19日 | 第2章 五感と体感
江戸表を愛する会が無事終了しました。

灼熱の暑さの中、お出かけくださり心から感謝申し上げます。

今回の展覧会は、世田谷美術館の企画展「榮久庵展」や区民ギャラリーでの規模の大きな美術展、それに加え、世田谷区美術展の公募搬入日が重なり、毎日大勢の方が表具を見てくださいました。

表装文化の暮らしをしているはずなのに、襖や障子でさえ、身近でなくなった昨今、ましてや掛け軸や屏風などは美術館でしか見た事が無い人も多くなってきたように思います。

それでも日本の気候を考えると、水を含んだ空気に相応しい素材と云えば、木と紙であることは時代が変わっても変わらないものであるように思います。

美術館の温度と湿度は一定に管理されており、高温多湿な時期に展覧会が出来たおかげで、壁に掛ける掛け軸が、夏バテにならずに済んだようにも感じています。

「裏打ち」という言葉を、比喩の言葉に使いながらも「ほんとうの裏打ち」がどんなものであるかを知っているのは、表装に携わる人ぐらいかもしれません。

今回の展覧会は、その裏打ちした布を折り紙にし、薔薇の花を作ったり、創作鶴を作ったりするコーナーを設けたことで、素材に直に触れてる機会を得た方も多くいらっしゃいました。

手間暇かかるだけではなく、長年の修練が必要な日本の職人技の入口を覗いていただいただけでも成果は大きかったように思います。

湿度と天候に左右される出来具合は、森羅万象に含まれている人間の営みそのものを象徴しているようにも思います。

まだまだ暑さが続きそうですが、朝日の傾き加減は秋の風情です。

表具師の皆様の技を勉強させていただきながら、情報を仕入れることで、ちょっぴり技術が向上した気分になっています。

どんな集いでも集うと繋がります。
その繋がりは、また更なる繋がりを生んでいきます。

今回の展覧会も、たくさんの宝物を頂きました。

技術だけでなく、表装文化の伝承だけでなく、ギャラリーに足を運んでくださり、集う中から生まれてくる繋がりもとても貴重なものです。

あっという間に夏の季節は過ぎそうですが、精進は続きます。
本来の仕事モードに頭を戻しつつ、次に仕立てる掛け軸の妄想はもう始まっています。

江戸表具を愛する会のメンバーの皆様の絶妙なよき加減に感謝し、ご来場くださった皆様に心から感謝申し上げます。

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江戸表具を愛する会最終日

2013年08月18日 | 第2章 五感と体感
江戸表具を愛する会・世田谷美術館区民ギャラリー

本日16時までです。

お盆休みの真っ最中にも関わらず、多くの方にお越しいただき感謝申し上げます。

昨日は多摩川や神宮前の花火大会があり、環八は大渋滞でしたが第三京浜に入るとスイスイ。帰宅するとちょうど多摩川川崎の花火大会が始まり、小さくはありますが、今年初めての「たまや♪」を拝見。

御霊を祈る打ちあげ花火は、なんといっても日本の夏の象徴ですね。

世田谷美術館通い最終日。今年に入り、一直線で動いてきた御褒美に「美術館でぼぉ~っ」とする時間も頂き、来館者の方々との気楽なコミュニケーションで存分に夏休み気分を味わっています。

楽しく、和やかに、最終日もこんな感じでお待ちしています。

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健康管理

2013年08月17日 | 第2章 五感と体感
♪江戸表具を愛する会、開催中♪

8月13日(火曜日)~18日(日曜日)16時まで:世田谷美術館区民ギャラリーにて「江戸表具を愛する会」作品展。18日最終日は16時で終了となります。明日までです。

やはり、この猛暑で体調を崩している人は多いようです。

睡眠と水分をきちんと取って暮らすといっても、それだけを守ったところで追い付いていかないのがこの夏の酷暑の特徴かもしれません。

よい季節の時と同じペースで動いていたとしたら、少しペースダウンする必要があるようです。

それでも、そろそろ徐々に秋の気候を感じる頃。夕方から涼風が吹き始める季節になると夏の疲れがどっと押し寄せてきます。
緊張していた身体がお休みを欲している証拠でしょう。そんな時は、体調に委ねてお休みすることができると、きっと夏の季節を健康に乗り切ることができるように思います。

江戸表具を愛する会も、残すところ今日明日の二日間となりました。

あれこれとやらねばならないことはあるのですが、さすがに暑さで頭が回らず、段々と他の仕事が溜まり出しています。
とりあえず、これが終わらないと脳みそが動きませんので、すべて来週以降に持ち越しです。

ま、いいか、、、

と、自分のルールを緩くしてみるのもこの夏の乗り切り方かもしれません。


東京は35度になるようです。世田谷美術館へは、半蔵門線用賀駅から徒歩20分。美術館行きのバスが一時間に3本ほど出ています。小田急線千歳船橋~東急東横線田園調布駅の路線バスも利用できます。

今日は、多摩川花火大会(19時~20時半)なので、ちょっと早目にいらっしゃった方が良いようです。

とにもかくにも今日も一日、健やかに♪^^//♪

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猛暑の世田谷美術館

2013年08月16日 | 第2章 五感と体感
♪江戸表具を愛する会、開催中♪

8月13日(火曜日)~18日(日曜日)16時まで:世田谷美術館区民ギャラリーにて「江戸表具を愛する会」作品展。私は本日金曜日16日はお休みしますが、土、日は終日おります。18日最終日は16時で終了となります。

砧公園には大きな樹木が茂り、木影に添いながら歩くと、猛暑を多少は凌ぐことができます。

お盆休みの真っただ中ではありますが、案外美術館を訪れる人が多く、しかも只今、榮久庵展が開催されているので、デザイナーらしき風貌の人や美大生もいつもよりは多いように思います。

江戸表具を愛する会の広い会場からは、砧公園の樹木や野外設置の作品を眺める事も出来、終日落ち着いた空気の中で過ごすことができています。

虫籠を持った親子連れ、自由研究の子供達、近くのデイサービスのお散歩で来館する方々もおり、出会いも楽しんでいます。

気温と湿度が安定している美術館は、猛暑のさ中の避難所としても最適です。
多くの方が利用することで、美術館の維持にも役立ちます。
ふらりと立ち寄ったギャラリーで何かに出合うかもしれません。

美術館を愉しむことを覚えると豊かな暮らしにも繋がります。

本を持って美術館のカフェに行くのも好し。。。

当分、猛暑、酷暑が続きそうです。涼を工夫しながら、体調管理にも気を配りたいものです。

展覧会にいらしてくださった皆様、心から感謝申し上げます。明日、明後日も、お待ちしています。

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ギャラリーに佇んでいると

2013年08月15日 | 第2章 五感と体感
一日中、ギャラリーに居ると、ほんとうに住んでいるような感覚になります。

会場が広く天井が高く、しかも砧公園がギャラリーが通路を通して見渡せるので、居心地は最高です。

展覧会直前まで制作していたので(いやいや、サザンオールスターズは行きましたが^^;)、口を噤んで作業をしていた分、来場者の皆様とのお喋りも楽しく、工作コーナーで作る複雑な折り紙も作業していくと徐々に楽しくなっていったり…。

絵画や彫刻の存在は知っていても、表装というジャンルが身近でないと思っていらっしゃる方も多く、説明していくと、改めて日本家屋や日本文化になくてはならないことを再発見される方もいらっしゃり、表装文化の啓蒙に随分役だっているなぁ~~と思うわけです。

ギャラリーに建具を組み立て、和室を設えてみるのも良いかもしれないと、妄想も広がります。

今日も暑くなりそうです。

初日、二日目にいらしてくださった皆様に感謝を申し上げます。
初めていらしてくださった方々、毎年訪れてくださる方々、他の展覧会のついでに見てくださる方々との語らいで、あれこれと繋がっていくことも多く、これからの制作に元気を頂き、希望も見えます。

私は今日もギャラリーにおりますので、お声を掛けてくださいませ。

世田谷美術館では榮久庵さんの展覧会開催中です。そのせいか、黒尽くめの服装の方々がふらりと入って来られたり、、、デザイン関係の来場者もいつもよりは多いようです。
そんな方々にもぜひ、ちらりと立ち寄って頂き、掛け軸や屏風を見ていただきたく思います。

↓↓
♪江戸表具を愛する会、開催中♪

8月13日(火曜日)14時から~18日(日曜日)16時まで:世田谷美術館区民ギャラリーにて「江戸表具を愛する会」作品展。私は金曜日16日はお休みしますが、それ以外は会場におります。裏打ちした裂で置物を作るコーナーもあります。

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