五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

人材を育て共に学ぶ

2014年06月30日 | 第2章 五感と体感
NPO法人CULLカリタスカウンセリング学会は、生き甲斐の心理学(カウンセリングの理論)を教育普及する活動を行っています。

暮らしの中で、自分自身が活き活きと生きていくための学びの会でもあり、正会員である講師がテキストを使用しながら、歴史や美術、文学等を媒体にするような講座を開催したりして、各方面で楽しい会を催しています。

講師は任意の資格を取得して、さらに自らも勉強会には必ず出席して学び続け活動の輪を広げています。

一緒に活動するには、学びも大事であると同時に平素互いに接し合う事での共通概念も必要です。

生き甲斐の心理学の主宰者である植村先生のサポートをしながら、私自身も育てられていますが、勿論、学びを熱心にしてくださる講座生の皆様も最近目に見えて活発に学ぶ意欲が見えてくるようになってきました。

共に活動するための人材が、徐々に増えてくることで、もっと私も自分の役割を強化していく必要があるようです。

人材を育てながら活動の場を広げていくには、自分の限界も感じるところはありますが、まずは共に働く働き手との共同作業が円滑になることを目標にしていきたいものです。

現在通信講座で学びを進めておられる講座生の方々との交流により、これからの活動に夢を描くことができています。

学びを続けていらっしゃる講座生の皆様と共に働く日を心待ちにしながら、共に学ぶ時間を大切にしたいものです。

来週に開催する関西の勉強会での学び仲間との再会は、私の原動力にもなります。

6月30日は夏越の大祓いです。
神社には茅の輪が設えられ、一年の半分の邪気を祓い禊ぎます。改めて立つことを意識して年の後半に臨みたいと思います。


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東北尽くしの一日

2014年06月29日 | 第2章 五感と体感
昨日は、私どものNPOが会員となっている東京災害ボランティアネットワークの総会に出席しました。
今まで一度も総会に顔を出した事が無く、人任せにしていたのですが、有難い出会いがあり、もっと人との繋がりを大事にしてゆかなければいけないな、と、改めて痛感しました。

通称「東災ぼ(トウサイボ)」は、阪神大震災がきっかけで設立された団体です。

具体的な災害支援をしながら、災害についての勉強会や指導も行う団体であり、東日本大震災での活動も活発に行っています。

私共のNPOは、東北に関しては宮城県山元町のささえ愛さんとの繋がりのみで「傾聴教育」中心に交流を深めてきました。

大震災から3年という月日が経ち、諸々の支援団体の活動にも岐路の時期がやってきていることは、感じていました。
一つの団体で、しかも少人数でできることは限られています。
私自身も、山元町で被災された方々がそれぞれの方法で暮らしの再構築を図り、努力して三年という月日を過ごされ、その変化も訪れる度毎に体験し、体感しています。

そうであるからこそ、支援から交流という形で何ができるかを模索している最中でした。
既に成されている交流をそのまま続ける事も大事なことな事も解ってはいます。

そんな中、トウサイボの〇さんが、総会の中で同じことを話題にされていることで、私だけが感じていることではないのだ、と思わせて頂き、一人で考えていても答えは見つからない、と、モヤモヤが少しばかり晴れてきたような気分になりました。

はぐれ雲を徹していても次には進むことができないことも受容できてきました。

さて、
そのためには、どこの誰に声を掛けるか。。。暫く模索が続きそうですが、ヒントを頂き、私にしては珍しく総会の資料を読み更けました。

昨日の総会後は、二年ぶりに仙台で会社を営んでいる親戚に会い、震災直後の悲惨だった会社経営が持ち直したことで精力的に政府関連のボランティアや同窓会、商工会での活躍をしていることも聞き、被災した当事者としての役割を思う存分発揮していることにとても感銘を受けました。
二年前、被災を免れた松島のホテルで食事会をして家族皆で見守ったことが懐かしく、昨日は妹と私の飲み代をキップ良く支払い、気持良くハシゴして笑って別れました。

「シャチョウ、頑張れよ!」とは、二年前にはとても言えなかったよね、、、と、言うと、「そうだよな~。首括りたいって、言ってたよな~~」と、しみじみ。。。
そんな話題を店の端で聞いていたらしい女将も、「こんなに楽しく飲んでくれて、私もうれしいわ」と仰ってくださり、これも繋がる交流の一つでもあるなぁ。。。と、またまた、しみじみ。。。

久しぶりにゴゼンサマとなった宴で帰宅すると、丁度ブラジル:チリ戦が始まるところ。。。
もちろん観戦しながら、御機嫌な気分で眠りにつきました。


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自分の仕事の役割

2014年06月27日 | 第2章 五感と体感
どんな仕事でも、自分の役割に責任を持つことができなければ仕事をしているとは言えません。
できることなら誇りを持って仕事をしたいものです。

自分の仕事の役割は何か?

自分の仕事の役割の察しが悪いと、仕事を共にする周囲にも影響を及ぼします。

大人になると、「あなたの役割は〇〇だよ」とは、いちいち言ってはもらえません。
自分自身が周囲を見ながら察することで自分の立ち位置及び役割を決めていくことは、特に日本の社会では常識かもしれません。

その人が仕事ができることを前提に日々の仕事は流れています。これは万国共通の概念です。

厳しいようですが、家庭の事情がどうであろうと仕事は仕事です。

自分の役割に心を尽くして行動していれば、それは周囲に伝わりますが、的が合っていなくては、周囲を混乱させていきます。

役割を担い、心を尽くして、周囲がそれを認めてくれれば、心情の交流も成されてきます。
そのように友好的に仕事をしていれば、多少の擁護もしてくれるでしょう。

上記の事は、他者に対してはいくらでも見えてしまう事です。

「そういう人、会社に、いるいる!」と言う前に、果たして自分はどうであるか?

「自分の仕事の役割に自分自身が的を外していないか」吟味してみる時間を作りたいものです。

役割分担と役割遂行のバランスは職場の仕事と精神衛生に繋がるようです。

自分の所属しているチームが上手く機能していないとしたら、そのようなことにも目を向けてみるのも良いかもしれません。


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現場の経験

2014年06月26日 | 第2章 五感と体感
仕事にしても子育てにしても、親の介護にしても、受験にしても、実際にその現実に立っている自分の考え方や行動が、自分の経験として記憶されていきます。

紙の上の学びも大事ですが、経験することによって、紙の上の学びが独り歩きし、自分のモノになるための本物の勉強になっていきます。

現場に立たなくては、見えてこないでしょうし、何を学び、何のために学んでいるかも、明確化しにくいかもしれません。

現場に立ち、経験することで、自分の中にある理想と現実のギャップが更に広がるかもしれませんが、理想に描いている事と体験による戸惑い、失敗など、思うようにならない苛立ちや不安があってこそ、次に進むことができるのかもしれません。

経験は、何のためにこの学びをしているか、これから何をしたいのかを具体的に考えることができるきっかけにもなります。

同じ目標で学びを始めても、目的をもって次へ進んでいくうちに、段々と淘汰されていくことも事実です。

現場の経験をどう解釈するかも、人それぞれです。

目標ばかり高々とあげても、現実の吟味がずれていては、理想が高まるばかりです。

自分の身の丈を測りながら学びを続けて、何らかの方向が見えてくると、軌道修正することに対しての防衛機制も緩くなるはずです。

何事も経験でありますね。。。

諸々の事を経験し、解決していくことで得る達成感や反省は、宝物です。


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まずは落ち着くこと

2014年06月24日 | 第2章 五感と体感
人によって、不安の溜め方は違います。

辺り構わず自分の不満をまき散らしていると、まき散らされた周りは大迷惑です。でも、不満をまき散らすからといって、その人が自分の不安感を解決できるとは言えません。不満をまき散らせばまき散らすほど、自分の孤独感に不安を増長させていくようです。そのようなタイプの人には取り付く間もありません。関われば関わるほど巻き込まれていきます。
さりげなく逃げる戦術を考える事も健全に過ごす工夫の一つでありましょう。

溜めて溜めて、
心に溜まったものが、いっぱいいっぱいになって爆発する。
身体に溜まったものが、いっぱいいっぱいになって身体症状に出る。
これもまた、身体症状に出たり、怒り爆発したり、錯乱状態が加熱すると、治まりようがありません。

自分がどこまで我慢できるかは、何かの症状に出なければわからないことも多いかもしれません。

このくらいなら自分の心の中で納めておけば良い。。。と、思っていても、それが長く続けば、いつしか自分の身体に影響を与えているかもしれません。

溜めて溜めて、表出する身体に何らかの症状が出た時、お医者さんに行けば、先ずは痛みを押さえたり、炎症を治めてから病気の要因を調べたりします。
心の場合もまずは、爆発した心の状態を落ち着かせないと、自分の感情と向き合う事はできません。

心の状態をある程度がある程度落ち着けば、自分を吟味する力が蘇ってくるはずです。

落ち着くことができる時間や場所を周囲が与えることも大事な事でしょう。

人は「起き上がりこぶし」だな~、と思います。
七転び八起きの力が人には備わっているようです。

でも、転んだ時に少しばかり自分に落ち着く時間を与えないと直ぐに起きたとしても、また直ぐに転んでしまいます。

落ち着く時間に損はありません。

勿体無いなどと思わずに、落ち着いて休息して、現実吟味力を養うと、この先へのよき方向へのシュミレーションも湧いてくるはずです。

4月から頑張り続け、そろそろ諸々の出やすい症状が出る季節でもあるようです。

自分なりの心身の落ち着かせ方を思い出し、工夫できる余裕を持ちたいものです。


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薬膳と生き甲斐の心理学

2014年06月23日 | 第2章 五感と体感
昨日は、薬膳と生き甲斐の心理学の講座でした。
今回の参加者は、私の各方面の同窓生とママ友がほとんど。。。こんなにバラエティに富んだ繋がりある友人達が揃うのは普通あり得ないことで、ありがたい勉強会となりました。

薬膳料理の先生が拵えてくださった料理に感動しながら、初めて顔を合わせた友人達もすっかり意気投合。

何かを学ぶ時期のタイミングは、人によってそれぞれです。

生まれてから今日までの自分は、それなりに色々な経験と学びを得ながら生き延びてきており、その生育史をモチーフにしながらこれからの人生をどう生きるか、ということを諸々の心理学の理論の知識を得ながら自分自身で自問自答していくことは、なかなか一人でできる作業ではありません。

季節に合った料理を頂き、身体に浸透させながら、楽しく学ぶ機会を持つことをモットーに、今回もリラックスしながら学び合う事ができました。

こんな感じで、楽しく繋がりながら学び合うことを続けていくには、私自身の健康を維持することが大事であることも、段々と意識化出来てきました。人生半世紀過ぎないと、自らの身体を労わることは、なかなか見えてこないことかもしれません。

気付きの時期も人それぞれでしょうが、ある程度人生を過ごしてくると必ずぶつかる何らかのモヤモヤを自分がどう向き合い、取り扱っていくかで、老いてゆくことが否定できない人生の過ごし方に違いが出てくるように思います。

自分の役割と生き甲斐を考えてみる時間を持つことは、とても大事なことです。

来月の薬膳料理と生き甲斐の心理学も、こんな感じて楽しく軽やかに講座を繰り広げたいと思っています。

講座参加者の皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。

さて、今日は一学期最後の保護者勉強会です。今週もあちらこちらで出会う皆様と楽しく朗らかに学びの会を展開していこうと思います。

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上野公園を歩く

2014年06月22日 | 第2章 五感と体感
上野公園といえば、幼い頃から美術館通いで慣れ親しんでいますが、今一つ全容を把握しきれていません。
たいてい、展覧会を観た後は精根尽き果て、帰路に着くことが多かったので、どこかにふらりと寄ろうという気持ちが起きませんでした。

でも、これだけ慣れ親しんでいる場所なのに寄り道しないなんて勿体無いわけで、4,5年前から少しずつ上野公園を中心に根津や谷中、不忍池の向こう側にある岩崎邸や神社を巡ってきました。

それでもまだまだ歩き足りません。

昨日は展覧会を見終え、久しぶりに上野動物園のゲートの真ん前を突き抜け、徳川家康と徳川慶喜を祀った上野東照宮を参拝。美しく修復されており、そこで若く美しい巫女さんが書いてくださった豪快なご朱印を頂きました。そして、参道から戻らず東照宮の脇から階段を下りてみました。すると、道路を挟んだ向こう側には上野動物園の敷地が広がっており、その道を左側御徒町方面に歩くと、上野公園に貼りつくように花園神社がありました。

江戸時代になり、そこに大きな寺院「寛永寺」が建立された際、山を崩し多くの動物がそこに棲めなくなりました。当然、そこに棲む「おきつねさん」も棲む場所を失います。それを畏れ、おきつねさんが棲むことのできる穴を掘り、その場所を祀ったのが花園神社の由来だそうです。

上野のお山は面白いです。

寛永寺の塔頭の名残はありますがまだまだ勉強不足でイメージが湧きません。
これから江戸の古地図と照らし合わせながら、きちっと巡りたい気持が湧いてきました。

明治維新後、不忍池の周囲が競馬場になったり、遊園地になったり、徳川家の寺院の風格を一掃してきた節があるようですが、土地の持つ力は、どうもそんなことでは一掃されないようです。第二次世界大戦での史実の学びも必要なようですが、時を経て重ねられてきた人々の念は、どうも未だにありそうです。

土地の持つ力「地霊」を感じつつ、上野を丹念に巡る楽しみが一つ増えました。次回は古地図持参で歩いてみます。

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夏至を祀る

2014年06月21日 | 第2章 五感と体感
日本では夏至祭りよりもお盆の祭に目が行きがちですが、神道では夏至が過ぎ一年の半分の終わりの日である6月30日は「大祓い」が行われます。一年の半分の穢れを禊ぐ儀式です。
真言宗の空海も、丁度夏至直前の6月15日が誕生日という事で高野山では「宗祖降誕会(しゅうそごうたんえ)」が行われます。
お誕生日を祝うという意味では冬至に重ねたキリスト降誕とは相対することで、比較文化的にじわじわと興味を感じます。

空海が、四国室戸岬で明けの明星が口の中に入り、悟りを得たと云われる日は確か8月5日です。(実は私の誕生日でもあるので、このことが結構私の正中線に影響を及ぼしています。)8月7日が立秋なので、夏の最後の印であることも何か関連があるのかな、と、独りよがりの解釈をしています。

今日は夏至です。

古来の人々は地球から見る太陽の軌道を測ることで、規則性のある「時」が作ってきました。

私達が当たり前のように認識している時間の概念は、規則的に時を刻む時間があることによって得られているもので、今日や明日の概念にしてもそれが無ければ、表現することが難しいかもしれません。

お日様が一日の内で一番長く天に上っている日が過ぎると、冬至に向けて日に日に太陽が天に上っている時間が少なくなっていきます。

秋分と春分がお彼岸である風習ばかりが日本では目立ちますが、夏至を祝い、太陽に感謝することは人の営みにとってとても大事なことであるように思います。
北欧では夏至のお祭りは盛大に行われます。温帯、熱帯地方の国々では太陽の恩恵は当たり前と感じているかもしれません。
当たり前は、実はある場所にとっては当たり前ではないことを意識する良い機会であると毎年心に留めて、独り夏至祭を遂行している私ですが、今日もその祭を自分の中で盛り上げたいと思っています。

大日如来もアマテラスオオミカミもお日様キラキラ^^/です。

そのような事もあり、明日の「代官山の薬膳と生き甲斐の心理学」は、夏至がテーマです^^。

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夏至のホタルブクロ

2014年06月20日 | 第2章 五感と体感
職場の山道には、、、と、書くと、どんな山に勤めているのか?と、思われそうですが、確かに職場に着くまでは山の坂道を上らなくては辿りつきません。

そこには四季折々の花が咲き、樹木が生い茂っているので、朝の爽やかな空気を吸いながら道を歩きます、と、書きたいところですが、この山道を上るにはかなりの覚悟が必要です。上りきって建物に入ると、冬でも汗だくとなります。

でも、春には梅が咲き、桜の季節が過ぎると鶯の鳴き声が上手になり、今でも上手な鶯のメロディに耳を澄ましながら大きく咲いた色とりどりの紫陽花を一つ一つ愛でながら上ります。というか、休み休み、と云う方が正しいかもしれません。

そして、ここ数日の間に、ホタルブクロの花が開きました。
祖母の好きだったお花だったそうで、実家でも庭のホタルブクロが必ず活けられます。

数年前までは我が家の庭にも咲いていたのですが、いつの間にか消えてしまいました。

薄い紫色の蛍のお家の様な花は、緑が濃くなった土手を少しばかり賑やかにしてくれます。

お山の緑は、梅雨の水を吸い取って益々元気よく繁ってきました。

21日は夏至です。

意識的に陽の気を身体に頂くことで、体調にも気をつける意識が生まれてきます。

22日は、夏至の薬膳を頂きながら、身体と心を整える和やかな勉強会にしたいと今から楽しみにしています。


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不安感と罪悪感の関係

2014年06月19日 | 第2章 五感と体感
先日の勉強会では、最後の晩餐の絵画を眺め、12使徒の情報をおさらいし、そこから贖罪の思想を思索しました。
理想と現実のギャップが不安感を生むという不安の法則に寄り添うように、贖罪に繋がる罪悪感が深く関わっています。

一人の人間の生育過程に育まれ身体に馴染んできた慣習や親の言葉によるもの、育てられ方の傾向、そして自分を育んできた場所の環境、社会的な環境、つまり時代性が自分の考え方を構築していくのです。それらが沁み込んだ自分の身体と心から感情が湧き出してきます。
でも、人には必ず「よき方向に向かう」という習性が備わっており、それは宇宙の始まりから今日までの法則に似ているのではないか、というようなブレーントーミングで、とても頭の整理ができた勉強会となりました。

心理学という学問は、キリスト教という文化の中から生まれてきました。
産業が発展しだすと、人の持つ自由意思が教義で縛られていることに不安感を表出するようになり、それが学問を進めていく原動力にもなった心理学者の存在は、とても大きなものだと思いますし、自分のアイデンティティから比較考察し、「人そのもの」に焦点をあて、人の傾向を理論化してきたことが、今の私を安心立命に至らせていることは確かのようです。

キリスト教では贖罪。
仏教では悔過(ケカ)。

仏教にしてもキリスト教にしても「悔い改める」ことにより、人から自ずから湧き出す罪悪感を毎年決まった期間に清浄することで、新しく生まれ変わることで自分の身体と心を整えてます。

自分自身の不安感に潜む罪悪感との関係は、どんなものか。

この関係性に腑に落ちると、ちょっと勉強が進んできた気分になり、ますます学びの大切さを感じるわけです。

一つの事を学び続けていると、更に見えてくるものが必ずありそうです。

学問は面白いです。

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アースフィーリング

2014年06月18日 | 第2章 五感と体感
神聖ローマ帝国とオスマントルコの戦い北限の場はスロベニアとオーストリア国境付近にあります。
スロベニアの旅を案内してくださったスロベニア人のH氏は、どうしてもこの場所を旅人である私達に見せたかったようです。
小高い丘の上から下を眺めると、川が流れ、その向かい側には同じくらいの高さの山が連なっています。
その頃、この川の周辺は湿地で、オスマントルコ軍が人と馬共々、次々とぬかるみに足を取られ、神聖ローマ帝国軍は勝利を得たのです。

古戦場に立つ神聖ローマ帝国側の私達の旅の仲間は、モニュメントである大きな十字架を背に誇り高い立ち姿を見せてくれました。
勝った側は、胸を張る心境になるのでしょう。その立ち姿は私の眼に焼き付いています。

第二次世界大戦の終戦からおそよ70年。記憶に新しい戦地に立つことは、戦争を知らない私にとっても心痛む思いがあります。沖縄本当の海に立つと、陽が燦々と降り注ぐ海のどこかに日食の様な陰の海を感ずることは何度訪れてもぬぐえないものがあります。

今年の夏は、いつも指を咥えて新幹線で通り過ぎている関ヶ原に立ってみたいと計画を練り始めました。

私自身の家系には名将の先祖はおりませんが、落城の経験、落ち武者の経験は、私自身のDNAの記憶にはしっかりと入っています。その負の記憶は、成功した記憶よりも無意識の領域でありながら根強い様にも思います。

それでも、天下分け目の関ヶ原に立つと、私自身がどんな体感を得るのか、今から楽しみです。

私の地元にも小さな城跡(篠原城)があります。そこから下を眺めると目の前に新幹線の線路と新横浜の駅が目に飛び込んできます。
新横浜から第三京浜港北(小机城)あたりまでは湿地が多く平坦な土地が続いていた為、昔は、相模の国の出城として重要な役割を果たしていたのだと思います。

拠点と拠点を繋ぐ街道や農村地帯には、歴史に纏わるストーリーが隠されていますが、その土地の上に建造物が立つと、アースフィーリング的な感が鈍くなります。

現代に生きている私達は、少なくとも祖先が生き延びてきてくれたお陰でこの時代に生を受けた事を忘れてはなりません。
たまには近所の城跡に立ち、古墳に立ち、自分に埋もれた古層の精神を呼び起こしてみるのも元気印を貰う一つの方法であるかもしれません。

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いつも通りの父の日

2014年06月16日 | 第2章 五感と体感
昨日のワールドカップ日本戦は残念な結果でしたが、美しいシュートを決めた本田選手に対して母親の様な安堵感の想いを寄せつつ、次のギリシャ戦でチームの課題をクリアできることを祈りました。
そして、父の日でもあった日曜日、出かけることがままならない父を思うと両親と食卓を囲むくらいの孝行ぐらいしか思いつかず、いつもの夕食をいつも通り頂き、いつも通りの会話をして、長居をするわけでもなく帰宅しました。

いつの日か、いつも通りのいつもの食卓が懐かしく思える日がやってくるわけで、そう思うと、「いつも通り」の両親のいつもの話題は、懐かしい思い出として心に刻まれていくということになるのです。

共に過ごす、ということが当たり前で無くなった時の為に、共に過ごすことを悔いなく過ごすことを大事にすることは、悔いの無い自分の人生にも繋がることになります。

週の始まり。今週も多くの出会いがありそうです。
いつも通りのことを積み重ねながら、幸せを感じる感覚がちょっとでも多いことを望みつつ、水無月の夏至と一年の半分の区切りを祝いたいものです。


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横浜三渓園

2014年06月15日 | 第2章 五感と体感
開港以来、横浜は商いの街として発展してきました。生糸の貿易で一旗上げた商人の原三渓富太郎氏は横浜では有名人です。
原家三代目の三渓は養子です。初代の富を益々大きくし、慈善事業にも取り組みました。
芸術家を擁護したり、海外に流れた日本の美術品を買い戻したり、と、三井の大番頭益田鈍翁や岡倉天心との交流で日本の美術界にも大きな影響を及ぼしました。

三渓園は私の通っていた高校のお隣にあり、昔は南門の木戸が裏口のようになっていて適当に出入り出来ていたお陰で随分散策を愉しんだものです。
横浜にはお殿様が増設した庭園はありません。明治時代には既に自分の邸宅を一般公開した原家が横浜の文化を引っ張ってきたということでしょう。

ここ6,7年、友人と横浜老舗巡りをしています。今まで横浜の歴史書に登場するような料理屋も巡ってきました。
そして、今回は原三渓の御子孫が室町時代から年数をかけて建て増ししてきた邸宅でお料理屋さんを営んでおり、皆に聞くと、まだどなたも行っていません。そんなわけで、建物見物と原三渓の直筆の軸を堪能しながら、季節のお料理に舌鼓を打ってきました。お店の名前は「隣花苑」。

6月の御膳は、蕗や若鮎、鰹などの初夏の食材が活かされており、器を惚れ惚れと眺め、久しぶりに会う友人との会話が弾みました。

東大寺オタクの私としては、原家が東大寺に寄進した際、お礼に頂いたと云う東大寺のお盆が一席のテーブルに設えてあることに親近感を持ちました。予約した客の為の流石のおもてなしです。そこには老齢の御夫婦が据わられました。

お口もぱくぱく。
おめめもぱちくり。

室町の土間にはタイサンボクの枝が大きな花をつけ、それを活け、琵琶の生った枝も豪快に別の壺に活けられ、仏間の仏様にご挨拶して邸宅を後にしました。

10年ぶりぐらいに訪れた三渓園で閉館時間まで口を動かし、横浜老舗巡りを満喫しました。

9月の蓮の実ご飯を楽しみに、その時は是非とも東大寺のお盆をリクエストさせて頂こうと思います。


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ワールドカップで比較文化

2014年06月14日 | 第2章 五感と体感
遠い国のサッカーに思いを馳せ、キャプテン翼ばかりが世界で活躍していた昔が今や懐かしいです。

ドーハの悲劇あたりからテレビでの中継環境が整い始め、南アフリカW杯あたりからは、リアルタイムに試合を楽に観戦できるようになりました。4年前のブブゼラの音で耳をふさぎながらの観戦で文化的個性を目の当たりにし、敵対する国のチームに呪詛をかけたという噂も文化を考察するには面白い現象でありました。

日本のみならず、遠い国のサッカーでは無くなってきた昨今、W杯では、国の個性を見い出す絶好の機会でもあり、試合の進め方、身体、性格的な傾向、サポーターの様子を画面で寝っ転がりながら眺められる至福を感じています。
遠い国では無くなり、各国の選手が海外のチームで活躍するようになると、その分、各国の個性が見えにくくなり、洗練されたものになればなるほど、面白さに欠けてきたようにも思いますが、それでも、試合から見い出す個性の美は、私の大きな楽しみです。

ブラジルでの社会的な問題が媒体となり諸々な現象が起きていますが、開催を迎えても計画的に環境が整わなかったことも個性の一つと見て取ることができるわけです。日を追うごとにヒートアップしないよう祈るばかりです。

ブラジルが持つ陰陽をサッカーという媒体によって窺い知ることができることは、私達にとっても他を知るよい機会なのです。

2002年のW杯を国際総合競技場(日産スタジアム)でクロアチア:ウルグアイを観た時、今まで味わう事が無かった高揚感を体験しました。
場に立つというフィールドワークは、遺跡に立つ事ばかりに役立つわけではありません。

言語だけではない多国籍コミュニケーションは、聖霊降臨的な解釈もできそうです。

一つのボールに命をかける選手に拍手を送りながら、一カ月を楽しみたいものです。ウィンブルドンもありますが^^。

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沙羅双樹の花が咲いた

2014年06月13日 | 第2章 五感と体感
一昨日、例年よりも10日以上早く我が家の沙羅双樹の花が咲いていることに気付きました。

沙羅双樹=夏椿
椿よりも柔らかい花びらです。

梅雨空に映える白は、鬱陶しさに僅かな清涼を感じます。
段々と花開く時期が前倒しになってきたように思いますが、梅雨の合間の晴天は、益々花を開かせることでしょう。

二十四節気の芒種が過ぎ、お次は夏至です。

太陽が昇っている時間が一番長い夏至に向かってひたすら太陽の鋭気を頂いている夏椿は、冬至へと徐々に短くなる陽の時間を知っている故こそなのかもしれません。

だからこその平家物語の始まりであるのかと、ふと思った朝です。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。
沙羅双樹の花の色盛者必衰の理をあらわす。

盛者必衰の理とな。。。

盛りあれば、必ず衰え至る理。

夏椿の木の下に落ちている花を手に取り愛でる事もまた嬉し。
暫くの間、一番好きな花との暮らしを満喫でき、気分はルン(風)です。

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