五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

衣食住+真善美

2011年04月30日 | 第2章 五感と体感




(写真:Parisパサッサージュ巡り14・ギャラリーヴィヴィエンヌ)

英国では、ウィリアム王子の盛大な結婚式が行われ、ロシアで開催されていたフィギュアスケートでは安藤美姫さんが優勝しました。光が射すような明るい話題は心の奥にギュッとかたまっていたものがほぐれたような気分になりました。

みなさまは、どんな連休をお過ごしでしょうか?

私は連休初日に東京芸術大学美術館で開催中の「かぐわしき名宝・香り」展を鑑賞してきました。
香道の道具の美しさにため息をつきながら、源氏物語に想いをを馳せ、松栄堂さんの所蔵の香に纏わる掛け軸のしつらえの品の良さを深く堪能させて頂き、雅な美しさを愉しむことができました。

先日訪れた世田谷美術館の「白洲正子展」が「鄙(ヒナビ)」だとしたら、「香り展」は「雅(ミヤビ)」でしょう。

白洲正子さんの目を通し、のびやかで素直な感性から生まれる文章は、今まで食わず嫌いだった私に多少素直な感情を湧かせてくれました。
他者の感受性を押し付けられているような感情が湧き、今まで白洲正子さんの感性を避けていましたが、ようやく私自身、素直に読むことのできる年齢に到達してきたようです。
素直な伸びやかさと感性の焦点付けが、学問に囚われず、それを超え、心の風景を豊か表現されていく白洲正子さんに、やはり嫉妬は抱きますが(^^;)

衣をつけること。
住まうこと。
食すること。

それらに加え、真善美の「美」は、私にとってなくてはならないものだと感じています。

私自身、大震災後、その意識が強まってきたようです。

人の本質は不安感と云われています。

その不安を克服するために自分の住まいを整え、ご飯を頂き、服を着て、さらに真善美の中のでどれかで自分を統合していこうとしていくのかもしれません。

「自分が生きていくために真善美のどれを大切にしていきたいか?」
(宗教心理学の学びで常に意識化を図られるテーマです)

真であるのか。善であるのか。美であるのか。

決断の時、不安のさ中の時、私が「美」を選択していることは、どうも私の真実なようです。

衣食住+美、これが私の基本です。

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いったんオフに

2011年04月29日 | 第2章 五感と体感
「写真:Parisパッサージュ巡り13・ギャラリーヴィヴィエンヌ」






連休が始まりました。
関東は前半はお天気が良いようですが後半は、曇りや雨の日が続くそうです。

天気予報を気にしながら連休を過ごそうと思います。

本日の日中は上野で知人のピアニストのコンサートを聴き、芸大美術館で「香り」の展覧会を観てきます。

やるべきことをとりあえず忘れて一旦オフにすることは、元気に生活するコツでもあります。

たぶん、夜はロイヤルウエディングでダイアナ妃を追想することになりそうですが、荘厳な結婚式に幸せを願い見惚れること間違いなし。フィギュアスケートも女子はどうなるか・・・

今日一日、仕事のあれこれと能楽の発表会のプレッシャーは、今から壺に納め蓋を閉めちゃいます。

できることなら10日間、何もせずに過ごしたいものですが、一日だけでもすべてを放り投げて楽しむことを意識していものです。

そうはいっても謡いを聴きながら電車で唸らないよう気をつけよう・・・っと(笑)

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心が治まる

2011年04月28日 | 第2章 五感と体感


「写真:Parisパッサージュ巡り12・ギャラリーヴィヴィエンヌ」

「あなたと話して心が和みました」、そう言ってくださるのはとてもありがたい事だし、素直にその言葉を受け取らせて頂いています。

しかし、一過性の心の安らぎが、自分の不安の根っこを取ってくれるかというと、それは違います。

一時間話をし、心が安らぐことを、何度か経験していくうちに、自分の不安が意識に表われてくることのほうに意味があるのです。

聴き手の見立てた概念で相手にアドバイスしていくことは、カウンセリングとは違います。

悩みの解決策としてどんな答えを出していくかは、悩んでいるご本人次第なのです。

自分の防衛機制を受容し出すと、自分の見栄も自ずからほどけていきます。

「自分にとっての絵に描いた餅」と「自然体な自分」は、どのくらいギャップがあるのか・・・
ギャップという感覚を腑に落ちた状態で「ほどけるように」自然に意識化できてくると、今までの曇った心が、見違えるように晴々としてきます。

見違えるように晴々とした体感を経験することによって、初めて暗雲の中に居た自分を意識化できるのかもしれません。

いくつも扉を開けて、気付いた!気付いた!と歓喜することも気付きの過程に幾度となく経験することかもしれませんが、ほんとうに統合する瞬間は、深くて静かで安らかなものだと思います。

この体感は、たぶん経験した人でないと解らないかもしれません。

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じわじわくる不安感

2011年04月27日 | 第2章 五感と体感


「写真:Parisパッサージュ巡り11 ギャラリーヴィヴィエンヌ」

最近はテレビのニュースは一日一回と決めています。

なぜなら、同じ情報は一回聞けば充分だからです。

テレビのニュースでは「節電」に囚われたネタを流し過ぎ、視聴者に対して「じわじわ」と「不安感」を煽りたてているように感じます。

「不安だから情報が欲しい」と思う視聴者の心理を上手く利用し、「何を放映すれば視聴率が上がるか」思考錯誤するテレビ制作に踊らされないよう気をつけなくてはならないと思っています。

ネタ作りに奔走しているテレビという情報を取り入れるほんの一部の媒体に頼るあまり、不安感を煽られているとしたら、自分で意識的にテレビを消す努力をしてみると良いかもしれません。

もし、テレビを消すことに不安感を感じるならば、「何故自分はテレビを消すことに不安なのか?」と思う感情を意識し直してみるのも不安感を意識化する一つの方法ではないかと思います。

外部からやってくる情報で「じわじわと迫ってくる不安感」をそろそろ整理することを連休中に行いたいものです。

自分で判断する意思は、自分の内から湧いてくるものです。
情報に翻弄されていたら人間に与えられている原初感情(怖い・怖くない)を削がれていきます。
原初感情は、自分の命の危機を守るもの。
自分の命を守るためにも外からの情報を収集している自己の整理を今一度してみることが大震災二カ月目を過ごすコツかもしれません。

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奈良時代を学ぶ

2011年04月26日 | 第2章 五感と体感


「写真:Parisパッサージュ巡り10・ギャラリーヴィヴィエンヌ」


私が長年学び、関わっている心理学の学びは、ロジャーズ、フロイト、ユング、エリクソン、エリックバーン等を中心に折衷主義を大切にしています。柱としているのはロジャーズの理論です。
そして、宇宙、地球上に起こってきた現象や歴史・哲学・宗教等を知り、比較考察を行いながら、自分自身の成育史を理論武装していくことをとても大事にしています。

心理療法の理論を学び、同時に自分の生まれ育った国の歴史を学ぶことに何の意味があるのでしょうか?
同時に、心理療法の理論を学び、同時に諸々な宗教、そして民族、民俗、歴史、風土、あらゆることを学ぶことに何の意味があるのでしょうか?

歴史は苦手、、、クラシック、演歌は嫌い、、、野球、サッカー観戦なんて、、、宗教なんてバカバカしい、、、等、

自分の周辺における現象や環境に関して、自分の興味の対象外の事柄に否定す心を持ちながら心理療法の(カウンセリング)の学びをしているとしたら、その人の世界をどんどん小さくしていきます。

「自己概念の固い塊の自分」と「不安を聴いてほしい他者」と向き合うとどうなるでしょうか・・・

心理療法、心理学、統計学的見地を学ぶだけではカウンセリングの学びは足りません。

「自己を知る」ことは現在の自分の感情や行動や思考を意識化するだけでは収まりません。
自分の成育史を意識化し、自分の祖先を知り、自分の祖先の祖先が生きていた時代を知ることによって、現在自分自身に湧き出している感情に裏打ちされたものを知ることができるのです。

カウンセリングの学びをしつつ、歴史(宇宙の始まり、生物の誕生、人類の誕生、DNA、有史以降の歴史)や比較文化、宗教を知り、そこから自己を知ることで何らかの気付きや再構築もされていきます。
何より、キャパシティーも広がります。

日本は八百万の国であり、日本人に古事記のアイデンティティが深層心理の素地として宿っていることは否定できません。仏教が中国から入ってきた頃にその調和を取るべく古事記が編纂され、律令制度が出来、鑑真和上が仏教の戒律を定めに奈良にやってきます。そして最澄・空海が密教を持ちこみ、日本の歴史が動き出していきます。そして、大事なのは万葉以前から信仰されてきた古層の神様です。今知られている霊場は、仏教や神道以前からその土地の人々に大切にされてきたところが多いのです。
このように、自分の祖先を掘り下げていきながら、自分の成育史と重ね合わせる作業をしていると、それだけで人生が終わってしまうかもしれませんが、魅力的なテーマなのです。

明日から一年間某勉強会で、いよいよ奈良の歴史を徹底的に学びながら思索を深めていきます。
短期的な勉強会は行われてきましたが、一年間を通して学習するのは初めての試みです。その期間で何が自分に見えてくるか楽しみにしています。

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新学期・連休の心得

2011年04月25日 | 第2章 五感と体感


「写真:Parisパッサージュ巡り9・ギャラリーヴィヴィエンヌ」

新学期が始まり、いろいろな現象が出始めていますが、新しい学校、新しい学年、新しいクラスメート、そして新しい職場、新しい人間関係・・・

環境の変化によって生まれてくるストレスは、無い方が不思議かもしれません。

私は、案外新しい環境に慣れるのに時間がかかります。特に仕事の場合、表面的には直ぐに環境適応しようと努力はできますが、身体と心がぴたりと慣れてくるのに一年はかかります。
子供の場合、ようやく慣れたころにクラス替えが行われる学校のほうが多いようです。そんなわけで、生徒も先生も本当に環境に適応していくために努力をしてるんだなぁ~~と尊敬しながら関わらせていただいています。

4月、5月は様子を見つつ右往左往ですが、6月くらいから、ほんとうに適応できないと解釈し苦しむ生徒も出てきます。

そろそろ五月の連休が始まります。

次へ次へ、、、とせき立ててきた4月一カ月の身体と心を連休中に休ませることが大切な過ごし方かもしれません。

5月から保護者の勉強会も始ります。
また、和やかな空気の中、楽しく学び合えるよう努力していく所存です。

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ハッピーイースター

2011年04月24日 | 第2章 五感と体感


(写真:ルーブル美術館でみつけたお気に入りの彫刻ですが、高さ30センチくらいの小さなものです)

本日は復活祭です。

今年は春分の日以降にやってくる満月の日が遅く、気分的に四旬節がとても長く感じました。
イメージ的には 東大寺二月堂のお水取りが終わると春が訪れ、そうこうしているうちにキリスト教のイースターを迎え、「ああ~しっかりと春だ!!」と心の中で意識化し、明るさに確信を持つのが、私の春の過ごし方です。

そして、お水取りのさ中、しかも四旬節に入ると同時に大震災が起きました。イスラム圏の混乱も含め神様達はいったい私達に何を伝えようとしているのか、私は未だ、意味を模索中です。

春を迎えるに当たり、仏教もキリスト教も、懺悔を行い、祈りを捧げます。
それが修二会(お水取り)であり、四旬節です。

仏教ではお釈迦様のお誕生日が4月8日。その日は花まつりです。花を飾りお釈迦様に甘茶を注ぎ、誕生と同時に春の訪れをお祝いします。

カトリックの場合、復活祭の前日の「復活前夜祭」に洗礼式が行われます。
そこで聖水を与えられ、仏教でいう帰依を行い、新しい人となります。

一夜明け、
時差の関係があるので、地球で一番早くに日付けの変わるニュージーランドあたりを皮切りに、復活祭のお祝いが地球上24時間続きます。

昨晩の嵐とは打って変わり、関東は晴々とした晴天です。

私も心を新たに、今日のハレの日をお祝いします。

☆☆☆ご復活おめでとうございます☆☆☆

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心と心を繋ぐものを大切にしたい

2011年04月23日 | 第2章 五感と体感


(写真:Parisサンシュルピス教会のピエタ)
「聖母マリアが十字架から降ろされたイエスとヨハネ?マグダラのマリア?を抱きかかえている彫刻です。ヨハネかマグダラのマリアか、尋ねても解りません。フランスではヨハネだと理解されているようですが、個人的にはマグダラのマリアであったほうが嬉しいです」

人は「神(グレートサムシング)」を敬い畏れ、そして祭儀を行い、満たされない諸々の現象をより良い方向に向かうよう祈りを捧げてきました。
人類が誕生し、大陸を移動していく過程において、過酷な環境の中から「神(グレートサムシング)」を見い出し生き抜いてきたのです。
環境適応するために必要なものは、食べること、寒さをしのぐことだけではありません。信じる力は、環境適応に必要な物質同様に大切なものなのです。

世界にはいろいろな宗教があり、そして地球には69億人の人が住み、69億通りの「思考と感情と行動」があるわけです。

人がより良く生き抜くための諸々の宗教や、自分がどのように生き抜いていこうかと考える哲学を今まで以上に大切にしていきたいものです。

今日は受難の日の翌日です。キリスト教ではキリストが十字架に掛けられ亡くなり、復活する前日の日です。

明日は復活祭です。

能舞台に立つことも神との対峙。
いやはや、私はそんな域までは達してはいませんが、心だけは向き合えていると思っています(笑)
そんなわけで、本日の予定は昼間は仕舞いの練習をし夜は復活前夜祭で祈ります。

復活祭の週末を大事に過ごしたいと思います。

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腹を括る前と括った後のストレス

2011年04月22日 | 第2章 五感と体感


「写真 Parisパッサージュ巡り・ギャラリーヴィヴィエンヌ」

先の見えない不安感は、時間が経つにつれブラックホールのように黒く巨大で得体の知れないものとなっていきます。
不安感を抱えたまま解決の糸口がないまま茫然としているわけにはいかない・・・そんな気持が怒りや悲しみ、眠れない胃が痛いというような身体症状、そして虚無感、そして現実吟味力の低下による判断力の欠如等、自分の心と体にいろいろなことが起こってきます。

特に原発の20キロ以内に住んでいらっしゃる方々の不安感は、ご自身の限界を既に超えたものでしょう。

我が家は、南相馬のお味噌屋さんから味噌を買っています。もう15.6年のお付き合いです。郵便局に問い合わせ、その味噌屋さんの住所は警戒区域か否か調べていただきました。確かなものかどうかはわかりませんが、とりあえず警戒区域外だということは解りましたが、これからの御商売は、ほんとうに茨の道であることでしょう。
「小さなことからやりたい」という私の行動のスタートラインは、東北に住む友達や親戚を気遣う事とその店の味噌を買う事です。

関東に住まう私達も明日はどうなるかわかりません。震災の影響で仕事もガタリと減りました。
しかし、
確かに見えない不安はあるのですが、昨日の20キロ以内を警戒区域にしフェンスで仕切る行動を起こした政府に、ようやく腹を括った決意を見たように感じました。

地域住民の方々は、さぞかし辛い日々が続くかと思います。

変えようの無い現実を一旦受け容れた後の揺るぎの無い決意は、人の方向性を明確にしていきます。

現実を受け容れることは、可能性の枠が広るということだと思います。

キリスト教では本日が受難の日です。明日が復活前夜祭で、24日は復活祭(イースター)です。
奈良、東大寺二月堂のお水取りは3月1日から14日。お釈迦様の誕生日は4月8日。
一年を思い返し春の訪れを祈る儀式、祀りが経て続く中での大震災には、復活の祈りが私達の身体と心と魂に既に宿っているはずだと信じています。

そして、気仙沼の港は1611年仙台藩士支倉常長がローマに赴き洗礼を授けられてから400年を記念する年だそうです。

復活祭を前にその情報を知ったせいでしょうか。自分の中に腹が括られたような肯定的な感情が湧いてきています。

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楽しい事をやるストレスと向き合う

2011年04月21日 | 第2章 五感と体感


[写真:Paris パッサージュ巡り7 ギャラリーヴィヴィエンヌ]

趣味の能楽?生活の一部?の能楽の発表会が迫ってきました。

いつもならこの時期は仕舞いの型は覚えて、安心度が増しているはずなのですが、今回はお尻に火がつくのが遅れ、今頃になって集中し出しました。

そろそろ集中しよう・・・という矢先の大震災。

生活すべてに影響が出ています。

それでも、謡い、仕舞いをすると、心と体がスンとして体中から気力が湧き出してくることには震災前と変わりありません。
ほんとうに好きなことをすると、ストレスを抱えていても一旦始めると気持が集中していきます。

ひととき、ほんの少しの時間でも自分の好きなことをしてみると、本来の自分のペースが蘇ります。
その時間を少しずつ増やしていく・・・

本来の自分のペースを意識的に少しずつ増やしていくことには努力が必要ですが、やってみる価値はありそうです。

「好きなことをする時間をつくる努力」、この努力するためのストレスは、きっと心地の良いものに繋がっていくはずです。

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幸福の病理学

2011年04月20日 | 第2章 五感と体感


(写真:Parisパッサージュ巡り7・ギャラリーヴィヴィエンヌ)

昨日の四ツ谷勉強会、皆様お疲れ様でした。ご師匠様ありがとうございました。

大震災後、二回目の勉強会。新しいメンバーをお迎えし相変わらず和やかな時間を過ごさせていただきました。

そして、震災後一カ月書き綴っていたブログを読んでくださり参考にしてくださった皆様、ありがとうございます。
「読んでるよ~♪」という声を聴かせていただくと、単純な私は俄然やる気が湧いてきます。

昨日のお題は「幸福の病理学」
ちょっと、戸惑うテーマです。

病理というと大げさな言い方に聞こえてきますが、「悩みとか不安とかモヤモヤ感とか違和感とか」とりあえず、自分なりの不安な感情の現象そのものと置き換えてみると解りやすいと思います。

そんなわけで、理想と現実のギャップについて皆様と語り合いながら勉強会が進んでいきました。

幸福の病理学を思索するにあたり、どうしても避けて通れないのが「自分にとって幸福とは何か?」という自問自答です。

★幸福とは何か?

★私は何のために生きているのか?

★私が幸福だと感じていることは、私自身の幸福であろうか?もしかしたら、家族の幸福、つまり他者の幸福と置き換えられてないだろうか?子供とか夫とか両親とか結婚したい相手と自分が混同していないだろうか?

★私の幸福と私の生き甲斐はどう繋がっているだろうか?

★そして、私の幸福感は私の心と魂と身体を大切にしているからゆえの幸福感なのだろうか?

★理想の自分を追いかけ続けるあまり、現実の自分を置き去りにしていないだろうか?
現実の自分とは、いったいどういうことをいうのだろう・・・

★では、現実の自分をどう取り扱うと良いのだろう?

★幸福の概念における私の解釈にはどんな傾向があるのだろう・・・

私自身勉強会が終わっても上記★の思いが湧き、なんとなく自問自答が続いています。

「不幸の病理学」からアプローチするよりも、「幸福の病理学」から自分を見つめていくほうが抵抗がないように思います。

さて、皆様はどんな自問自答を続けられていらっしゃるでしょうか?

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パリのアーケード

2011年04月19日 | 第2章 五感と体感


[写真:Parisパッサージュ巡り6・ギャラリーヴィヴィエンヌ]

パリの街のアーケード「パッサージュ」は、私の心が躍動する大好きな場所です。

ウキウキ♪

ワクワク♪♪

そんな体感が生まれてくるパッサージュを今回の旅で心行くまで写真に収めてきました。

一週間前から毎日アップしている写真はパレロアイヤルからほど近いギャラリーヴィヴィエンヌという呼び名が付いているパッサージュです。クリスマスの時期でしたので、ちょっと派手やかなディスプレーですがヴィヴィエンヌの入口を入ると、深紅のドレープがお迎えしてくれました。



街のアーケードの通路なのにまるでオートクチュールのサロンのようです。



このドレープをくぐると、左右に店舗があります。以前訪れた時と同じお店もあれば、店が大学のセミナールームに変わっているところもありました。十年ぶりのギャラリーヴィヴィエンヌは、店舗の内容が変化していても建築は変わらずいつものように優雅に私を迎えてくれました。



パリの街の良さは、時代時代のデザイン&建築様式が、それぞれ付加されずそのまま残されていることです。

時代の様式を体感するのに絶好の街。

ギャラリーヴィヴィエンヌは数あるパッサージュの中で維持保存度が高い方だと思います。

天井、壁、床、階段、窓、レリーフの数々をひとつひとつ目に収めながら歩いていると、まるで宝石箱に迷い込んだような気分になります。

普遍的な美しさを維持しようとするアイデンティティをパリで感じることが、私の元気の源になるようです。

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自分が必要な情報

2011年04月18日 | 第2章 五感と体感


(写真:Parisパッサージュ巡り5 ギャラリーヴィヴィエンヌ)

3月11日以来、いろいろなツールで私達は情報を得ています。

私自身なるべく情報に煽られないよう、自分が得る情報範囲をある程度決め自分自身でルールを作っています。

昨日は、午後の時間、仕事場でいままで出会った方々のカルテを読み直し、整理を開始しました。
お医者さんではないので、病名や薬の処方を記載するものではありません。

交わした言葉。つまりクライエントの「発した言葉の一部をそのまま」記録するのです。

聴く側の所見や湧きあがった思いは備考欄に書いていきますが、さほど重要なものではありません。なぜなら、私自身も日時が経つにつれ、どんどんと変化していくからです。

発した言葉をそのまま記載していくにも訓練が必要です。聴く側の言葉に置き換えてしまうと、発した尊い言葉は死んでしまいます。

湧き出す感情に意味があり、発する言葉にも深い深い意味があるのです。

クライエントの発するそのままの言葉をキャッチするには、聴こうとする自分の防衛機制と傾向を意識化しておく必要があります。

思考と感情と行動について、
アイデンティティの統合はどうか?
現実吟味力はどうか?
防衛機制はどうか?

人の悩みを聴きたいために始めた勉強は、私自身のために随分役に立っていますが、他者のためにはまだまだこれからです。

必要な情報は、「何のために今自分は必要なのか」を明確にすることによって整理されていくと思います。

自分に何が必要なのか?

今日も書類の整理をしながら自分自身のアイデンティティの統合を再点検してみます。

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二つの展覧会

2011年04月17日 | 第2章 五感と体感


(写真:Paris パッサージュ巡り・ギャラリーヴィヴィエンヌ)

柳の葉っぱが少しばかり濃くなってきました。さつきの蕾も大きくなり出し、庭の雑草もだんだんと芽が出初めてきました。
日頃当たり前のように目に触れていた風景がある日突然無くなってしまったら、どんな気持がするのだろう。

謡本の台詞を思い出し、行ったことの無い奥州の海岸線が目に浮かんできます。
♪末の松山遥々と~♪
最近は、この謡いの台詞がどうも頭について離れません。

他に覚えなくてはならない謡いがあるにも関わらず、道を歩きながら、パソコンに向かいながら、ついつい口について出てきます。

「いつかは、行こう」と思いを馳せていた風景を見ることが出来ない口惜しい気持が、鼻歌となっているのかもしれません。

不思議な巡り合わせだと思うのですが、東京では日本の民俗を大切にしてこられた文化人の大きな展覧会が二つ開催されています。
一つは、岡本太郎氏(国立近代美術館)、もうひとつは、白洲正子氏(世田谷美術館)です。

岡本太郎氏が撮影された日本の民俗をテーマにした写真の数々は日本人の宝物です。

ゴールデンウィーク前には、鼻歌を歌いながら二つの展覧会を巡りたいと思っています。

東北のアイデンティティを感じ取りながら、どのような感情や思いが自分から湧きあがってくるか、きっと体感できるはず・・・

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傾聴で大切なこと

2011年04月16日 | 第2章 五感と体感


(写真:Parisパッサージュ巡り3・ギャラリーヴィヴィエンヌ)

相手がどんなに親しい人でも、関係性でラポールが取れていても、常にその人が発する言葉のそのままを受け取ることは、傾聴する側は意識していなくてはなりません。

傾聴者の解釈は、傾聴者自身の解釈であって、クライエントの解釈ではありません。

傾聴者は話す人の言葉を聴きながら、心の中でいろいろな思いが湧きあがりますが、口に出すことを控えることは、訓練の一つだと思います。

傾聴者自身が自分のフィルターを通して聴いていることを意識していないと、良かれと思って掛けた言葉が相手を傷つける要因となっていきます。

心を真っ白にして聴くことは、生身の人間である私達には不可能なことだと思います。
傾聴者が感じたこと、湧きあがった思いをいったん心に収め自分の概念を口に出さないということと傾聴者の思いを相手に伝えることの判断はとても難しいところです。

兎にも角にも相手がどんなに傾聴者にとってネガティブだと思う解釈をしていても、吐き出す言葉をそのまま受け容れることがとても大事な一歩なようです。

「あなたは、そのように思っているのですね」
「あなたは、そのように感じているのですね」

相手に何かを言いたくなった時、上記の言葉掛けをすることも、傾聴者が感情移入していかないための方法の一つのようです。

答えは、自分自身の内に宿っているのです。

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