五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

心理療法

2010年01月15日 | 第2章 五感と体感
心理療法家・カウンセラーになるための国家試験はありません。

今朝の朝刊(朝日新聞)に、行動認知療法の記事がでていました。

私たちが長年かけて勉強し続けている内容と同じです。

行動認知療法という名称は使っていません。
私たちは「カリタス・カウンセリング」と名付けています。

いわゆるあらゆる理論を適材適所に使う折衷主義であり、臨床をなにより大切にしています。

カールロジャーズの理論を愛し、自己概念の再構成を図りながら、自分の傾向を意識化していきます。
つまり、自分の成育史を見据えながら、無意識の意識化を図っていくのです。

この作業は、そんなに簡単なものではありません。

クライエントと向き合いながら、どのように心理的接触をしていくか?話しやすい空気をつくれるか?カウンセラー自身が自己肯定・他者肯定できているか?
そして、ほんとうに人が好きか?クライエントの個性の美を見つけ愛することができるか?
傾聴ができているか?・・・カウンセラーは仕事に向かいながら、それらの自問自答と確認をし続けます。

国家試験がないが故に、カウンセリングが「できない、広まらない」、と解釈はしていません。

多宗教を受け入れることのできる反面、宗教アレルギーを持つ人も多いという傾向を持つ風土がある国では、このようなファジーな体制のほうが良いと私は考えています。

なぜなら、心理学の礎は、ほとんどがカトリックやプロテスタントの宗教から生まれているからです。宗教から成り立っているのではなく、「宗教を信じて見えてきたもの、見えなくなるものです。または信じないで見えてくるもの、見えてきたもの。」そして、それらの背景には、チベット仏教やギリシャ神話、キリスト教以前の古代宗教、人類誕生から今日までの移動学と文化が積み重なり入り混じり、私たちのDNAに宿っているからです。

カウンセラーが人を愛すること愛されることに焦点を当てていれば、どんな環境でもできるはずです。

少なくとも、私たちが行動を起こしている勉強会をチェックしていただければ幸いです。

①ユースフルライフ研究所・・・ここでは、通信講座を行っています。勉強会も行っています。暮らしの中のカウンセラーを目指し、カウンセリングの理論を長い時間かけてじっくり学んでいきます。


②NPO法人CULLカリタスカウンセリング学会・・・このNPOは、①のユールフルライフ研究所で3級資格を取得した勉強仲間が、一般市民を対象に、カウンセリングの理論を広めることを目的に勉強会を行うために設立しました。

詳細は、左横のHP案内をクリックしてお読みください。


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