五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

不安感に留まる

2010年01月10日 | 第2章 五感と体感
たとえば、
人間関係がきついから仕事、やめたい。
友達から避けられてるから学校、行きたくない。
介護に専念したいから今の仕事を辞める!

悩みを打ち明ける人の最初に出てくる言葉。

○○という理由だから、私は現状に耐えられない。

訴えている本人が、そう感じているのだから、それがその人の真実であることは確かです。

…でも、ほんとうにそうなのだろうか?

吐き出す言葉にに潜む防衛機制は、その人が今日まで生きてきた成育史を聞いていかないと見えてきません。こうだから自分は苦しい、と思っている人も、自分の成育史を語ることによって、思ってもみなかった真実が見えてくることがあります。

現在の自分の「思考と感情と行動」を私自身、正しく自己分析できる能力があるかというと、それには自信はありません。
ただ、「今ここで」の自分の感情を正しく意識化しようと努力はしています。

違う環境に身を置いても、なにも変わらないとしたら、「自分が思い込んでいる理由」のその奥にある「不安」に留まる勇気が必要です。
滝壺に落ちる滝に飛び込むくらいの勇気が必要な場合は、無理は禁物。。。
でも、もしかしたら、何の恐れもなく不安に留まる自分を体感できるかもしれません。

自分の現実吟味力と想像力に、閉塞感を感じたら、不安感にしばし留まることが自分に出来るか否かをちょっぴり意識化してみるのも、不安解消の方法の一つかな、と思います。

不安感に留まることが難しいことを意識化できただけでも、何かが変わるかもしれません。

「人の本質は不安」だそうです。

不安から生まれる自分の新たな感情を大切にしていただきたいと願います。

[生き甲斐の心理学参照」
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