宮沢りえ、観月ありさ、牧瀬里穂がCMアイドルの「3M」と呼ばれたバブルのころ、ヤップ島という南の島に
ダイビングしにきてた広告代理店の人が、たまたまそこにいた学生のぼくに塩野七生をぜひ読むべきだって
熱弁するもんだから、何年かに一度ふと思い出してピザンツの話を読んだり、ヴェネツィアの話を読んだり。
そのうち『ローマ人の物語』を読み始めたら面白くなって、読み終えてローマを見に行ったのが2009年……
「3M」が1991年のことだから、18年後? そのときローマのついでにフィレンツェをめぐったのが6年後の今
ちょっとは仕事に役立ったような、そうでもないような。
3泊5日の弾丸出張へ
前回は「ついで」、今回は「しごと」……なかなかメインの扱いにならない。滞在時間、正味2日。それでも
世界をただいま席巻してる中華のグループ旅行にくらべたら、まだ余裕あるかも。聞くところによると中華の
人民は観光バスで午前中フィレンツェにやってきて、午後はピサの斜塔を取り囲み、その日のうちにどこか
へ去るという。たしかに仕事中、横目で見てると、午前中だけぎょうさんいた。
昼ごはんも街で食べないらしい
だからレストランの客にならない。観光バスで食べるのか? とか不思議に思いながらアーティーチョーク
のパスタを食べる時間くらいある自分は、むしろ観光してるのかも。
ヴァン・サンテとデザートも……
仕事、仕事と思っているから仕事なわけで、よそ見をすればそれなりに見聞が広がるところもなくはない。
いくら塩野七生の小説やエッセイを読んでも、メディチ家の権力のすごさは頭で理解するしかないけれど、
仕事で訪ねたメディチ家の礼拝堂で余計なことを考えるにつれ、その異常さが見えてくる。
お抱えの礼拝堂
一家でお抱えの礼拝堂を持っている、しかもこんなの。奈良の春日大社が藤原氏お抱えの神社だとか、
興福寺が藤原氏お抱えの寺だとか、ひきくらべると一瞬どっちがすごいかわからないけど、メディチ家も
藤原氏もちょっとどうかしてると実感!(仕事中)
礼拝堂のあちこちに土葬されてる
あの人たちは火葬しないから、土葬で埋まってるはず。そう考えるとエグい。大理石で覆った下には古い
死体があるわけだから。囲ってなかったら踏んじゃうし、藤原氏は床下に土葬しないし。(仕事中)
お抱えの薬局まで
だいたい、これが薬局って。いまでこそ、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局はぼくみたいなもんでも土産物を
買うことができるけれども、代々メディチ家のお抱え薬局だったというから、意味がわからない。徳川家も
こんな規模の薬局、お抱えになってござらんかったのでは……?(仕事中)
というわけで薔薇のお茶でも1杯
遊んでるじゃないか、と思うなかれ。ろくに味わう間もなく、移動することに。5ユーロ寄付したようなもの。
ついでに舌を軽くやけど。(仕事中)
ドローンの現物を初めて見た!
日本ではいろいろ規制されそうな気配で、少なくともお叱りを受けているみたいだけど、そのへんあっちは
ゆるいのかな~~音がブーン、ブーン、ビーン、ビーンってうるさい。あの音が「ドローン」って聞こえるなら
言語の壁って厚い……!(仕事中)
お肉はレアで食べるんですね
あんまり焼かないのがフィレンツェの食べ方みたいで、そのへんちょっとびっくり。ぼくはいいけど苦手な人
は気の毒かも。
こんな感じだったり……
またこんな感じだったり……
滞在2日なんてあっというま
往復にかかる時間のほうが長いんじゃないだろうか? 直行便がないから。とか思いながら長いフライトに
耐える会社員でありました。余った写真、ぺったんこ。
ダイビングしにきてた広告代理店の人が、たまたまそこにいた学生のぼくに塩野七生をぜひ読むべきだって
熱弁するもんだから、何年かに一度ふと思い出してピザンツの話を読んだり、ヴェネツィアの話を読んだり。
そのうち『ローマ人の物語』を読み始めたら面白くなって、読み終えてローマを見に行ったのが2009年……
「3M」が1991年のことだから、18年後? そのときローマのついでにフィレンツェをめぐったのが6年後の今
ちょっとは仕事に役立ったような、そうでもないような。
3泊5日の弾丸出張へ
前回は「ついで」、今回は「しごと」……なかなかメインの扱いにならない。滞在時間、正味2日。それでも
世界をただいま席巻してる中華のグループ旅行にくらべたら、まだ余裕あるかも。聞くところによると中華の
人民は観光バスで午前中フィレンツェにやってきて、午後はピサの斜塔を取り囲み、その日のうちにどこか
へ去るという。たしかに仕事中、横目で見てると、午前中だけぎょうさんいた。
昼ごはんも街で食べないらしい
だからレストランの客にならない。観光バスで食べるのか? とか不思議に思いながらアーティーチョーク
のパスタを食べる時間くらいある自分は、むしろ観光してるのかも。
ヴァン・サンテとデザートも……
仕事、仕事と思っているから仕事なわけで、よそ見をすればそれなりに見聞が広がるところもなくはない。
いくら塩野七生の小説やエッセイを読んでも、メディチ家の権力のすごさは頭で理解するしかないけれど、
仕事で訪ねたメディチ家の礼拝堂で余計なことを考えるにつれ、その異常さが見えてくる。
お抱えの礼拝堂
一家でお抱えの礼拝堂を持っている、しかもこんなの。奈良の春日大社が藤原氏お抱えの神社だとか、
興福寺が藤原氏お抱えの寺だとか、ひきくらべると一瞬どっちがすごいかわからないけど、メディチ家も
藤原氏もちょっとどうかしてると実感!(仕事中)
礼拝堂のあちこちに土葬されてる
あの人たちは火葬しないから、土葬で埋まってるはず。そう考えるとエグい。大理石で覆った下には古い
死体があるわけだから。囲ってなかったら踏んじゃうし、藤原氏は床下に土葬しないし。(仕事中)
お抱えの薬局まで
だいたい、これが薬局って。いまでこそ、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局はぼくみたいなもんでも土産物を
買うことができるけれども、代々メディチ家のお抱え薬局だったというから、意味がわからない。徳川家も
こんな規模の薬局、お抱えになってござらんかったのでは……?(仕事中)
というわけで薔薇のお茶でも1杯
遊んでるじゃないか、と思うなかれ。ろくに味わう間もなく、移動することに。5ユーロ寄付したようなもの。
ついでに舌を軽くやけど。(仕事中)
ドローンの現物を初めて見た!
日本ではいろいろ規制されそうな気配で、少なくともお叱りを受けているみたいだけど、そのへんあっちは
ゆるいのかな~~音がブーン、ブーン、ビーン、ビーンってうるさい。あの音が「ドローン」って聞こえるなら
言語の壁って厚い……!(仕事中)
お肉はレアで食べるんですね
あんまり焼かないのがフィレンツェの食べ方みたいで、そのへんちょっとびっくり。ぼくはいいけど苦手な人
は気の毒かも。
こんな感じだったり……
またこんな感じだったり……
滞在2日なんてあっというま
往復にかかる時間のほうが長いんじゃないだろうか? 直行便がないから。とか思いながら長いフライトに
耐える会社員でありました。余った写真、ぺったんこ。
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