雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

風音や海恋しされど離れゆくガラス砕けよ桜散るらむ

2021-03-21 13:15:00 | Weblog

 雨風に。


 

 
 
 水彩 聖母子。

 コレッジオ模写。



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彼の手に剥がされたもの凄まじく風の鳴るたび虚空叩くよ

2021-03-20 15:31:00 | Weblog

 風音に。


 

 
 4月24日、25日のリサイタル予約は、両日満席となりました。ありがとうございます。

 知人から13世紀の聖歌の譜面をいただきましたので、これをレパートリーに。

 素朴な美しい旋律です。

 フェイスブックに練習画像をアップしました。

 感謝。



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ゆめ凄まじく君恋ふるかな鋭角の波頭あまた涙のごとく誰の

2021-03-19 19:48:00 | Weblog

 海へ。

 日がなチェロを弾いた。ヨレヨレ普段着のやつれ顔な上に、あまりうまくないが、記録のためにフェイスブックにアップ。

 時は流れてゆく。自分の容赦ない加齢を受け入れ、その上で、老いてゆく我が身よりも、永遠に美しい世界を表現したい。

 そのわざで日々を支えて明日につなぐ。

 疫病、不穏、さまざまな困難を乗り越えて。


 

 
 鉛筆デッサン、花野。

 人生の出来事すべてに感謝。

 すこやかに生きることはすばらしい。


 パンデミック、疫病によって、今までは空気のような「日常の健康と無事」の価値を、世界は認識したに違いない。私自身も。

 神に感謝。

 



 
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身罷りの日までその後も連れ添ふて桜抱くごと生まれ変はらな

2021-03-18 20:41:00 | Weblog

 桜に。

 


モナリザ、ペンドローイング。

 古典の勉強のために、モナリザは何度もドローイングした。レオナルドの人物画の特徴である、つかみどころのない冷ややかな微笑と、まるで浮かんでいるように優雅な手の魅力を再現するのに、熱中していた時期がある。

 何人もの大家がモナリザを模写しているが、どれもレオナルドの表情とは違う。

 彼の作品の人物は、聖画でさえ、しばしば、この独特の微笑を浮かべている。私の感受性から見つめると、やや怖いものを含んでいる微笑。

 何が怖いか?

 それは内緒。


 良い日だった。
 さまざま感謝。



 



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新緑の光弾ませ寄り添へるおとめのちから世界に満ちよ

2021-03-17 20:51:00 | Weblog

 安房美術会100周年記念春季展のお知らせ。

 


 油彩2点を出展します。




 エルサレム  F8号


 


 新緑  F12号


  100周年記念特別企画として、4月3日には、館山市博物館の学芸員さんによる、館山ゆかりの画家、岩崎巴人についての講演も。

 
 さまざま感謝。



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海風は呼吸そのまま輝きぬこの町出づる情熱の画譜

2021-03-16 20:58:00 | Weblog

 丸一日風が凄かった。
 移住民の私には、房総の風は、すごい、としか形容できない。あちこちで、真っ直ぐに歩けないほどだ。パッソに乗れば、小さな車体はしばしば海からの風で揺れる。

 南総ホールで、溝口七生遺作展を見てきた。房総の風物を緻密で大胆に描いた巨匠。ストイックで誠実な画風。

 


 ホールにはクラシックのBGMが流れていたが、それにも増して、壁とガラス越しの風音が唸り、音楽よりも切実な臨場感で響いた。だが、その風の吹きすさぶ気配はむしろ、溝口先生の世界に叶っていた。


 帰りに八幡のロジェルージュに寄り、インドモンスーンという珈琲をいただいた。

 4月のリサイタル会場を撮影し、このブログで紹介しようと思う。

 












 マスターの鈴木さんは、もと安房高校の国語教師だったそうだ。今は趣味で、詩文小説、評論など、時々、お書きになる。

 驚いたことに、ティタイムリサイタルの予約、24日はそろそろいっぱい。25日はまだ空きがある、という嬉しい状況。

 と、いうのも、コロナ対策で少人数限定とさせていただいているから。

 日常身近に市民が音楽や絵画を愛でる房総は、豊かな土地だと思う。

 感謝。





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ひさかたの光を編みて声とせりうつむく君の背を暖めて

2021-03-15 20:48:00 | Weblog

 春の光に。

 


 昨春、花が終わった後の市販の室内シクラメン鉢から庭に移植したものが、一年かけて根付き、また花を咲かせた。温暖な館山だからこんなことができる。
 室内花は、普通は外気に弱いから、庭に出すと枯れてしまう。
 この鉢植えも、室内に置いていた時より、葉も茎も逞しくなり、花はやや小ぶりだが、しっかりと濃い色で、たくさんの蕾をつけた。

 挿木にした紫陽花も新芽を出してくれた。春の芽吹きの萌黄は眩しい。

 




 


 モナリザ、完成作。

 さまざま、全て感謝。


 

 



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窓越しに触れせぬ海はいきいきと贄(にへ)を願ひし時代に似たり

2021-03-14 20:19:00 | Weblog

 春の海に。

 

 
 モナリザ、ペンドローイング模写。
 
 過去の途中作だが、この余白のままでも自立している。


 静かな日曜日だった。チェロをよく弾いた。

 神に感謝。


 

 

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風うねり身にあまる繚乱ひた寄する海離れては肌も喋らぬ

2021-03-13 21:13:00 | Weblog

 風の音に。

 午前午後の嵐も夕方には陽射し。

 穏やかな一日だった。

 感謝。




 月と柘榴の聖母。ボッティチェルリから。ペンドローイング。



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透きとほる桜の宵に人待たせてそこまで歩む夢見心地よ

2021-03-12 18:16:00 | Weblog

 4月に館山市八幡のカフェ、ロジェルージュでリサイタルをいたします。

 詩の朗読にチェロを合わせて。

 朗読と演奏、私のソロで。

 染井吉野の桜は過ぎて八重桜、季節は初夏でしょう。

 さやかな抒情をお楽しみくださいませ。

 






 この館山市でのさまざまな出会いに感謝しての無料リサイタルです。

 お時間ございましたら。

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