市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

こちらから海への距離はただ告げぬ出会ひの言葉と同じはるけさ

2015-03-12 20:47:19 | Weblog


 海へ




 ふと。



 昨日、昔お世話になった和泉昇さんのお店に遊びに行った。七年ぶりだろうか、八年になろうか。

 いえ、昨年「絵のない絵本」に来て下さったから、そう久しぶりでもないか。


 不思議なことだ。ある時期、いっきに人生のステージが変わる。


 それはほかならぬ自分で選び取った道に違いなく、振り返っても後悔の余地などまったくない。

 長年のパートナーシップを離れ、社会に出、様々な事件に揉まれた。

 挫けそうになるたび、詩歌で心をなぐさめてきた。歌を詠むことはわたしにとって架空の物語に心を浮かべることだからいつも楽しい。


 わたしの歌はリアルではない、と再々書いたと思う。






 和泉さんは以前にまして洒脱になられ、いろいろ面白いお話をしてくださった。こまやかな気遣いをいただき、また新しい友人ができてうれしい。




 京橋のスクエアガーデン近くで写真を撮っていただき、なかなかきれいに映っているので、こちらにも乗せておこうと思う。

 「昔よりまるくなったし、よくしゃべるね」

 と和泉さんは笑った。

 そうに違いない、介護福祉は弱者をいたわるしごとだから、いつも優しい笑顔と誠実な労働で利用者さんを楽しませるよう心掛けている。

 と言っても、自分が強者だと奢っているわけではない。そんな上目線はない。


 アートオンリーだったころよりも、ほんのりとまるくなったわたしの表情が出ている画像だと思う。化粧はあんまりしてないし(うふ



 もうちょっと、もうちょっと強くなりたいなあ、と日々願って過ごしてきたこの数年だった。





 

 


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風の髪をうらがへすごと荒き日よ海の眺めはいつも素のまま

2015-03-12 16:52:13 | Weblog


 海に。



 実景ではなく、心象風景で。




 



  
 風の音が強い。
 



 

 
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