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時悠人chosan流処世術

★孫はちょうつがい

2018-05-22 08:13:30 | 日記・エッセイ・コラム
 我が家では、娘二人が東京の学校へ進学した時点で、夫婦だけの生活になり30年近い。「子はかすがい」の役目を果たした期間よりも長くなった。

 娘を嫁がせた時から、早晩、訪れる「老々介護」の試練に備えて、「自律と自立」を心掛けていても、時には、ざわめきが恋しくなる。

 さて、孫は、柱と柱をつなぎとめるだけの「かすがい」よりも貴重な「ちょうつがい」にあたる。扉を柱に固定し、開閉させる自由度があるので、硬直したジジババと未熟な親の間を無邪気な所作で繋ぎとめる。

 そこへ、「イクメン」で知られるNZL人の夫が加わり、妻の負担が軽くなったが、娘のいたらなさを見せつけられ、素直に喜べず、複雑な思いでいる。

 「ちょうつがい」のおかげで、扉の向こうの生活を垣間見ながら、残りの時間を濃密に過ごす事ができることに感謝している。