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時悠人chosan流処世術

★もてなし外交の極み

2017-11-13 09:29:27 | 日記・エッセイ・コラム
 11月5日から始まったトランプ大統領のアジア5か国歴訪の旅は、フィリピンを最後に終わりを告げる。

 その言動に注目を集めるトランプ氏だが、受入国側の「もてなし」方の違いは、興味深い。とりわけ、日韓中3か国を対比すると、ホスト国の意図が垣間見えて面白かった。

 3か国で、お粗末だったのは韓国で、「独島エビ」や「慰安婦」登場は、見苦しく、最悪のもてなしだったが、日本と中国は、両トップの政治手法を反映していて、好印象を受けた。

 日本では、北朝鮮の脅威を煽っておいてのゴルフ三昧と、批判する向きもあろうが、名門クラブのタブーを打ち破って、「シンゾー・ドナルド」関係を密にした。まさに、安倍一強!

 一方、中国では、国賓以上の厚遇で、トランプ氏の泣き所”の孫”が、漢詩を暗唱する動画をタブレットで見せた意図とそれを演出した背景を調べると、習金平氏のすごみが伝わってきた。

 首脳外交の成果がすぐに出ることはなくても、トップ同士が個人的な信頼関係を深めることが出来れば、実務者も折衝し易い土壌が出来る。

 もてなしの極みとは、「貧乏人には小金を、金持ちには大金をもって遇する」ことに尽きる。
★アメリカ・ファーストに学べ
 国内外のメディアは、アメリカ大統領選の結果を「想定外」と報じているが、番狂わせではあっても「想定内」だった。 トランプ候補の言葉は、直截的で、既存の政治に不満を持つ多くの国民......