プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★移住先としての北陸

2015-07-04 12:55:36 | 日記・エッセイ・コラム
 
★温泉統計つまみ食い
 温泉天国ニッポンがあるのは、地震大国ゆえだから、手放しで喜んでばかりおられないが、折角の資源を活かさないのも能が無い。最近では、自然エネルギーとしての活用も研究されているが、目玉...
 警戒レベル3となって、観光に陰りが見え始めている箱根。新婚時代、大船に住んでいたので、江の島や伊豆箱根に対する思い入れが強い。一時期、老後の移住先として検討したが、地震が恐くて断念した。

 さて、東京圏に住む高齢者の地方移住先都市として、金沢・富山・福井市が注目を浴びている。豊かな自然環境に加え、地震が少なく、都市機能を備えた適度な規模であることで、住み易いとの評価を受ける。くわえて、新幹線開業で、首都圏からのアクセスが向上した点も理由に挙げられる。

 温泉も多く、自然環境や食べ物の面でも優れているが、冬場の3ヶ月間の寒さが老齢の身に堪える。また、今にも頭上に落ちそうな大音響が鳴り響く冬の雷に対する恐怖心は、何歳になっても消えない。「鰤起こし」は、魚が美味くなる予兆だと喜ぶのは、物見遊山気分の観光客でしかない。

 金沢に生まれ育ち、東京・大阪・名古屋で、雪が無く、便利な生活を経験したので、北陸がはたから見るほど、住み心地が良いとは思えない。むしろ、高齢者にとって、大都市の方がはるかに暮らし易い。

 移住を検討するなら、伝聞では無く、冬場の北陸に長期滞在し、自分の目で確認することをお勧めする。