今年の「土用の丑の日」は、きょう7月24日。鰻を買い求める人は多いが、その由来となると、コマーシャリズムの域を出ない。平賀源内説が通説だが、「土用の丑の日」は、毎年、違うことや、鰻の旬が冬場だと言うこと位は、心得ておきたい。
先般、お笑い芸人のピース又吉さんが芥川賞を受賞したが、今年の土用の丑の日は、その芥川龍之介の命日(「河童忌」)にあたる。
今では、芥川賞は、直木賞と並び、文芸賞の中でも高い権威を持つが、芥川の友人菊池寛が、1935年に某雑誌の宣伝用に創設したものに過ぎない。当初、小規模だったが、1956年、大学生だった石原慎太郎が「太陽の季節」で受賞して、一躍、世間の注目を浴びた。
映画化され、弟裕次郎が主演し、スターダムを駈け上がった。同時に、「太陽族」という言葉が誕生したが、これは作品中に登場したものではなく、大宅壮一が、石原慎太郎との対談で使用したことから流行語化したもの。
今年の「土用の丑の日」と「河童忌」が同じ日なので、とり上げてみたが、鰻を食べて、暑い夏を乗り切る食文化をとやかく言う必要も無い。
次回更新は、7月29日の予定。
先般、お笑い芸人のピース又吉さんが芥川賞を受賞したが、今年の土用の丑の日は、その芥川龍之介の命日(「河童忌」)にあたる。
今では、芥川賞は、直木賞と並び、文芸賞の中でも高い権威を持つが、芥川の友人菊池寛が、1935年に某雑誌の宣伝用に創設したものに過ぎない。当初、小規模だったが、1956年、大学生だった石原慎太郎が「太陽の季節」で受賞して、一躍、世間の注目を浴びた。
映画化され、弟裕次郎が主演し、スターダムを駈け上がった。同時に、「太陽族」という言葉が誕生したが、これは作品中に登場したものではなく、大宅壮一が、石原慎太郎との対談で使用したことから流行語化したもの。
今年の「土用の丑の日」と「河童忌」が同じ日なので、とり上げてみたが、鰻を食べて、暑い夏を乗り切る食文化をとやかく言う必要も無い。
次回更新は、7月29日の予定。