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時悠人chosan流処世術

★妖怪の迷言(or名言)と予感

2013-10-01 09:31:53 | 日記・エッセイ・コラム

 安倍総理が、消費税を8%に上げることを言明する今日、第58代内閣総理大臣になった池田勇人の名言(or迷言?「貧乏人は麦を食え」)を思い出す。

 正確には、蔵相時代に、「所得の少ない人は麦を多く食う、所得の多い人は米を食うというような経済の原則に沿ったほうに持って行きたい」と国会答弁したもの。通産大臣時代には、「中小企業者の自殺もやむを得ない」と発言し、解任された。

 その後、1960年に第58代内閣総理大臣にまでのぼり詰め、「所得倍増論」で政治史に名を残したのだから、永田町には妖怪が棲むようだ。

 妖怪と言えば、岸信介(「昭和の妖怪」との異名)で、池田の前の総理大臣だが、現安倍総理の母方の祖父にあたる。極東裁判でA級戦犯として拘留された経歴の持ち主で、「傲の代名詞を忘れない。

 現総理には、多くの大物政治家のDNAが脈々と流れており、外面とは違う決してぶれない恐怖を覚える。強運も手伝い、順風満帆の勢いだが、国民の2割に相当する年金生活者は、麦を食うか、飢えるか、自己防衛の知恵を巡らす時代の幕開けだ。