プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★老いの証明(1/5):プロローグ

2011-04-29 11:14:55 | 日記・エッセイ・コラム

 年齢を重ねる毎に思考回路が硬直化するのか、それとも、経験則が邪魔をするのか、或いは、その両方で悪さをするのか、最近、思い込みが激しくなった。同時進行形で、判断ミスが多くなった。老化現象だが、本人はいたって真面目に考え、行動しているつもりでいる。それが結果的にミスにつながるところがミステリーだ。

 4月7日、「ロットネスト島日帰りツアー」のトラブルは、「老いの証明」といえる。ロットネスト島は、パースのバラック・ストリートにあるフェリー乗り場から約1時間半のインド洋上に浮かぶリゾート・アイランドで、マリンスポーツのメッカだ。日本で、某旅行代理店に現地ツアーの手配をして貰い、バウチャーを持って集合場所に向かった。168_2

 スケジュール表には「集合時間(午前8時15分)バラック通り桟橋②ロットネスト・エクスプレス・カウンター」とあった。前日の「ピナクルス・4WDツアー」の時には、現地スタッフが集合場所に来て、点呼をとり世話をしてくれたので、同じだと思っていたが、定刻になっても誰も来ない。

 場所を間違えたかと不安になったが、乗船開始時間になってもスタッフはおろか、日本人観光客の姿は全く見えない。出航10分前になったので、カウンターで手続きをし乗船した。船が動き出して、ようやく、ガイドが添乗しない現地ツアーだと分かった。スケジュール表の「②カウンター」との表記は、「②カウンターで自分で手続きする」との意味だったのだ。この時、すでに、事件の予兆があった。