プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★パース旅行事情(1/3):概況

2011-04-22 08:36:29 | 旅行記

174  私と同年輩の方なら、旅行番組の先駆けとも言える「兼高かおる世界の旅」をご記憶だろう。1960年代、ジャーナリストの兼高かおるが世界160カ国、721万㎞(地球180周)をまわり、一人でディレクター、プロジューサーからレポーター、ナレーターまでこなし高い視聴率を誇った。

 その彼女が、「世界一美しく暮らし易い街」と評したことで、西オーストラリア州の州都パースは、一躍、日本人のあこがれの都市になった。言葉が独り歩きしている気もするが、たしかに、スワン川沿いに拓けたパースは、垢ぬけていてホノルルをセンスアップしたような印象を受ける。170

152 どのガイドブックを見ても、「高層ビルが建ち並ぶ近代都市でありながら、イギリス統治時代の面影を残し、重厚で清潔な町並みとスワン川周辺に拓けた緑豊かな広大な公園を持っている」と、似通った記述でその特徴を記している。

 さて、パース市とは、City of Perthと呼ばれる東西4.5㎞、南北1.5㎞の狭い領域なのだが、普通、パースと言えば周辺の30程の市を加えたメトロポリタンを指す(以下パースと呼ぶ)。面積は、東京都の約2倍で、人口は約150万人。また、西オーストラリア州の面積は、日本の約6倍を誇り、人口が約200万人なので、その広大さが窺われる。