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時悠人chosan流処世術

★病は気から①他山の石

2009-06-19 14:37:21 | 日記・エッセイ・コラム

 兄から貰ったA4版5枚のノートには、入院中の思いが綴られていた。オーヘンリーの「最後の一葉」を引用し、「病は気から」を強く意識したとあった。

 病気は、「気の病い」と書くように、闘病生活では、心理的要素が大きく作用する。気の持ちようが病状に影響することは容易に推察できる。これは、健康な人の反面教師であり、健康過信は禁物だ。現に、兄は日頃から血糖値管理や食事には、人一倍、気を使っていたし、倒れる前夜には、何の予兆も無かったそうだ。

 さて、今日の午前、定期検診を受けたところ、低血糖の兆候が出ていた。来月、耐糖検査をして、血糖値の時間的な変化を調べたうえで、今後の処方を判断するとの説明だった。合併症の早期発見のため、年2回、定期的に血液検査や動脈硬化、MRI、心電図等の項目別検診を受けているので、客観的データと自覚症状を対比する知恵を習得できた。

 知識は誰でも収集出来るが、知恵は経験が育むもの。若い頃、職場での健康診断を義務的に受診していたが、自分自身の健康管理上の尺度として、注視しなかったことを後悔している。