大会前日の6日午後、受付会場に着くとゴール地点には、歓迎の花壇が設けられ、すぐ横のテントには、季節外れの雪だるまが鎮座していた。 雨の予報だったが、幸いなことに曇天で「明日はひょっとして大丈夫かも」との期待を抱かせた。
ところが、夕方から降り出した雨は、夜半から勢いを増し、レース当日を迎えた。気温は、午前9時現在で14度(昨年は8度)あり、待機中に体が冷える心配はなかった。が、コースの3分の2が原生林の土道を走るので、雨は最大の敵。狭い道を水溜りを避け、他のランナーとぶつからないように蛇行するので、最後まで自分のペースを作れなかった。
雨は、14㎞過ぎであがったが、時すでに遅く、スタミナを消耗し切り、17㎞地点では左ふくらはぎが痙攣し出し、喘ぎながらのゴールとなった。ゴール横には、泥落としのスポンジと水道ホースまで用意され、長い行列が出来た。
タイムは、二人とも昨年よりも悪く(手元計時で2時間21分と2時間26分台)、不完全燃焼に終わった。9月開催を含めると、私は5回中4回、妻は4回中3回も雨に祟られている。妻は、よほど悔しかったのか、「晴れるまで連続出る」と、意地になっている。