プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★マラソンと異常気象

2007-10-09 09:04:33 | スポーツ

 10月7日(日本時間8日)に行われた「シカゴマラソン」で、35歳の男性が死亡した。以前、ミシガン湖周辺をジョギングした時から、一度は走りたいと思っていただけに、ショックだった。

 このマラソンは、トップアスリートと市民ランナーが一緒に走る世界有数の大会。日本からも過去、有名選手が何人も参加している。21年前、瀬古利彦が当時の驚異的なタイム(2時間8分27秒)で優勝しているし、最近では千葉真子や佐藤敦之なども出場している。

 コースはフラットで走りやすく、参加者数も4万人を超える超人気大会だ。人気の秘密は、100万人を超すといわれる応援の凄さにあり、沢山のバンド演奏や男子チアリーダー、獅子舞まで登場する。平均気温18度前後の快適な条件だし、制限時間も6時間なので、純粋にマラソンを楽しみたいランナーにはうってつけの大会だ。ホノルルマラソンのように、時間無制限でウオーキング気分で参加するだらしないランナーがいないのが何より有難い。

 ところが、今年は気温31度の猛暑日で、途中棄権者が続出し、300人近くが病院へ運ばれ手当てを受けたとか。高温にも拘らず、給水箇所が少なかったために、脱水症状を起こし、途中棄権が15,000人にものぼったというのは前代未聞だ。大会主催者側に苦情が殺到したというが、当然だろう。市民マラソンは、記録よりも楽しく走るのが優先されるべきで、それだけに給水や食べ物の補給は欠かせない。来年、65歳記念にとの出場願望も一気になえてしまった。