プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★ジョギングの効用

2007-10-04 10:48:52 | 日記・エッセイ・コラム

 波止場に係留された漁船のマストにかもめが羽を休めている。ウルトラマリンライトの海にカモメの白が映え、心地よい潮風が頬をうつ。摩周丸を横に見ながら、シーサイド・カフェのオープンデッキで時間を過ごす。

 函館山の山麓ロープウェイ駅へと続く八幡坂が正面に見え、ハリストス正教会や聖ヨハネ教会、旧函館区公会堂等々、山麓界隈の建物が遠くに見える。遠望すると変哲のない景色だが、自分の足で走ってみると、坂の勾配はかなり急だった。

 ジョギングシューズとウェアが旅行の必携品となって10年近くたつ。海外・国内を問わず、2泊以上する時は、滞在中、付近をジョギングする。知らない町を方向音痴が走り回るのを妻は心配するが、不思議なもので、自分の足で走ると地理を体が憶えてくれる。集団でガイドについて歩いたり、車で移動したのでは絶対、体験出来ない感動でもある。

 まだ昼間だというのに、コーヒーを飲み終えたらむしょうにビールが飲みたくなり、ホテルのラウンジに移動し、再び、海を見ながら早めの昼食をとった。ホテルから往復数キロの距離だったが、四日ぶりのジョギングは快適で、主治医の禁を破る二泊三日の函館旅行だった。