伝統ある男子校の寮「松籟館」。そこに冬休みにも帰省しない3人の少年。そこに加わるもう一人の少年。4人が織りなす物語。青春というのは、何ともであるが、エリート高校生たちのそれぞれの物語が語られていく。という不思議な青春小説で☆☆☆☆。
保険会社では今月の締切前に1億円の契約書を待つ。オーディションを受ける子役は下剤でピンチ。推理勝負の大学生と、別れ話の助っ人を従兄から頼まれた美女。老人の句会は警察OBがいっぱい、東京駅を舞台にそれらの話が複層して、あれやこれや。怒涛の展開。☆☆☆☆。
法医学教授光崎藤次郎のシリーズ。研修生の栂野真琴、埼玉県警の古手川、登場しない古手川の上司はあの渡瀬。中山一座ですね。司法解剖なんで、食事中の読書はオススメしません。いくつもの話が積み上げられていき、真琴も成長。古手川、渡瀬知っていると面白さは倍増か。謎もなかなかで、そう来るかということで☆☆☆☆。
イヤミスになるのかね。普通の家庭にいた圭輔、遠縁の親子が出入りし始めて、暗雲が。ここまでかという位の嫌な気分が積み重ねられていく。ううむ。この手の話は好きでない。☆☆。