カタカナ・ミステリー大全

洋物のミステリーの読書日記。原則は文庫本のみ。

アメリカの警官は、ドーナッツが大好き!

どうぞ、召し上がれ。

『AIソロモン最後の挨拶』ジョン・マクラーレン 創元ノヴェルズ

2022-09-07 11:01:02 | 洋物
 再読シリーズ。それも1999年の出版です。人工知能《ソロモン》の開発を目指すヒルトン。仲間と三人で会社を興し、開発に目途が。資金調達のためにベンチャー支援の企業に持ち掛けたが、親会社の銀行からの横槍が入り、万事休す。会社だけはかろうじて存続させ、ヒルトンは借金のためにベンチャー支援企業のプログラミングの仕事に。そんな時に、ヒルトンに大事件が。ヒルトンの双子の弟コンラッド。ヒルトンが想いを抱いたリザ。ベンチャー支援企業のフレッド。いい奴がいて、ヒルトンの空手の師匠ヒロがまたいい奴で。ヒルトンが一発逆転のために立ち上がる。今ほどAIが現実でなかった頃の話だけれど、もうすぐこんな世界もあるのかなと思い読むと面白かった。☆☆☆☆。