リンカーン・ライム シリーズからスピンアウトした尋問の達人、キャサリン・ダンス。CBIカリフォルニア州捜査局のモンテレの支局の捜査官。キネシクス(ボディランゲージ分析)の手法、相手のベースラインを確認し、嘘を見破り、尋問で切り裂いていく。カルト集団の指導者ダニエル・ペルの尋問の際中にペルが脱獄。その行方を追っていく。キネシクスだけでなく、推理力もなかなかのもの、AからBへ、そしてXへという飛躍が持ち味。脱獄にからみ、いくつもの伏線が張られる。強烈な個性のペル、ペルのカルト集団に属していた女たち、その一方でCBIのスタッフ、保安官事務所のマイケルらの脇役陣も。シングルマザーの苦労もあり、盛り沢山。意外な展開には楽しい驚きが。☆☆☆☆。