再読シリーズ。というか、忘れて買ってしまい、読み終わっても再読ということ気がつかなかった。主人公の佐倉涼太。人も羨む大手広告代理店を辞め、今は中堅の食品会社の販売促進課に。学生時代はバンドをやって、一時期はプロを目指した。その頃のボーカルのリンコと同棲していたが、彼女は消えてしまっている。少々気の短い涼太。新商品のネーミングのプレゼンで、いい加減な課長と立ち回りを演じて、お客様相談室へ。そこはリストラ予備軍の巣。ということで、先輩の篠崎、上司の本間、同僚の神保など登場のサラリーマン小説。これが結構面白く、かつて読んだことも思い出さずにどんどんと読み進んだ。ということは、☆☆☆☆なんだろうな。読後爽快。正しいサラリーマン小説かと。